注文住宅のおすすめオプション一覧!つけた方がいいのはどれ?
家を建てるときにオプションを付けておけば暮らしが快適になることから、注文住宅のオプション追加を検討する人が増えています。
しかし、数多くのオプションを追加してしまうと「工事費用の予算を超えてしまった」や「実際に住んでみたら必要ない機能だった」と、後悔する可能性があります。
注文住宅でオプションを付けるときは、費用相場や失敗例、選び方を理解したうえで家づくりを進めましょう。
本記事では具体的な注文住宅のオプションや費用相場を紹介します。理想の家づくりに必要なオプションは何なのかを把握しておきましょう。
注文住宅でオプションをつけなくても標準装備されている項目
住宅の構造・工法
各ハウスメーカーには、特別に扱っている技術や、ハウスメーカーが得意とする建築方法があります。一部のハウスメーカーでは、特定の構造や工法を標準装備として提供しているところもありますが、取り扱いのない構造や工法をおこなうことができるハウスメーカーも存在します。
構造や工法の種類について紹介します。
木造構造 | 建材は木材 軽量で建築がしやすい |
鉄骨構造 | 建材は鉄骨 耐震性が高く長寿命 |
鉄筋コンクリート構造 | 鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造 耐久性と耐震性に優れている |
軽量鉄骨構造 | 軽量な鉄骨を使った構造 耐久性と耐震性に優れている |
パネル工法 | 工場で製造されたパネル組み立てる工法 断熱性と気密性に優れている |
標準的な断熱材・サッシ
断熱材やサッシは、家の中の熱を外に逃がさず、外の寒さを中に侵入させないという役割を担っています。
たとえば、サッシの材質として用いられる樹脂は熱を通しにくい特性があります。冷暖房の保温効果を高めて、光熱費の無駄遣いを防いでくれる役割を果たします。また、樹脂製のサッシは、熱だけでなく、音も通しにくいため騒音対策にも役立ちます。
サッシの種類を紹介します。
樹脂サッシ | 樹脂を使用 耐候性があり、修繕、修理が簡単で人気 |
アルミサッシ | アルミニウムを使用 耐久性が高く、耐腐食性がある 海岸や湿度の高い地域で人気 |
木製サッシ | 木材を使用 伝統的で温かみのある外観 美しい見た目と高い断熱性があるが、定期的な修繕、修理が必要 |
複合サッシ | 樹脂とアルミニウム、木材とアルミニウムなど、複数の素材を組み合わせて使用 各素材の特性を活かした断熱性と耐久性 |
二重サッシ | 二重のガラス層を使用 断熱性が高い |
基礎工事や地盤補強工事
注文住宅は、家が安全に建てられるように、土地の状態を確認したり、良くするための基礎工事や地盤補強工事が必要です。
家を建てる場合、土地の状態を判断しておこなわれ、基礎工事や地盤補強工事をおこなうことによって家がしっかりと地面に固定されます。地盤調査会社が地盤の調査をおこない、調査結果にもとづいて基礎工事や地盤補強工事の方法が提案されます。
地盤補強工事が必要だと判断された場合は提案書を確認したうえで基礎工事がおこなわれます。
基礎工事の紹介をします。
ベタ基礎 | 立ち上がっている部分と床一面を、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支える基礎 |
布基礎 | Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが連続して設けられた基礎 |
地盤補強工事の紹介をします。
地盤改良工法 | ジェットグラウト工法、ディープインジェクション工法など 地盤に対して杭やコンクリートを注入 約300万~1,000万円くらい |
システムキッチン・浴室・トイレといった水廻り設備
水まわり設備を選ぶときは自分や家族が何を重視するかが大切です。使い勝手はもちろんのこと、デザインや点検や修理の頻度、省エネ性、耐久性など、暮らしやすい家にするために何の設備を取り入れるかを考えましょう。
最新の水まわり設備には、快適な生活を送るための高機能な設備が増えています。
キッチンは、調理を助ける機能が充実しています。たとえば、音声コントロールやモバイルアプリを使ってオーブンやコンロの温度やタイマーを調整することができます。
トイレは、掃除の手間を減らす工夫があります。たとえば、使用後に自動で便器を洗浄する機能が備わっており、手動で便器を洗わなくても洗浄ができます。
浴室には、エコ機能やリラクゼーション機能があります。たとえば、エコ機能では、お湯の温度や給湯量を設定し、光熱費の無駄遣いを抑える機能や、給湯したお湯を保温する機能がついています。リラクゼーション機能では、エアジェットやウォータージェットを使って全身をマッサージする機能や、浴室内にアロマオイルを拡散させてリラックスすることで日頃の疲れをとる機能などがあります。
フローリング・ドアや収納の建具
フローリングやドアは部屋の雰囲気や使い勝手を自由に調整できるため、建物の内装において個性を演出できる場所です。
ドアは、種類や形状にこだわることで、自分らしい空間が作れます。各部屋の雰囲気によって使い分けることができるので空間の活用方法が変わります。ハンドルなどの小さい部分にも工夫を凝らすことで、よりおしゃれで快適な住まいをつくれます。
ドアの種類を紹介します。
内開きドア | 内側に開くドア 部屋の出入り口に使用 |
外開きドア | 外側に開くドア 玄関ドアとして使用 |
引き戸 | 横にスライドして開くドア 和室やクローゼットに使用 |
バイフォールディングドア | 折りたたむことができるドア クローゼットや洗面所の間仕切りに使用 |
フレンチドア | 両開き式のガラス製のドア リビングルームやダイニングルームから庭やバルコニーで使用 |
ポケットドア | 壁に引っ込めることができるドア |
フローリングは床面の仕上げ材料で、家全体の雰囲気やインテリアデザインに大きく影響を与えます。個人の好みや生活習慣に合わせて家族で話し合い選択することが大切です。
フローリングの種類を紹介します。
木製フローリング | 天然木や合成木を使用 木の温かみと自然な風合いが魅力 掃除がしやすい |
ビニールフローリング | 合成樹脂を使用 耐水性や耐摩耗性に優れている 掃除がしやすい |
フローリングタイル | 小さなタイルを使用 耐久性や耐水性があり、キッチンやお風呂に良い 掃除がしやすい |
クッションフロア | 塩化ビニールを使用 快適性や防音性があり、高齢者や子どものいる家に良い 掃除がしやすい |
外壁材・屋根材
外壁や屋根の材料は使用する面積が広いため、オプションをつけると費用がかさみます。頑丈な外壁材や屋根材を標準装備とするハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。
外壁材や屋根材は、家の見た目を決めるだけでなく、雨風や紫外線から家を守る大切な役割も果たします。デザイン重視で選ぶ場合は定期点検や修理費用を抑えられる長持ちする素材を選ぶのがおすすめです。
換気扇・給湯器といった住宅設備
換気扇や給湯器は快適な生活環境を維持するために不可欠です。換気が十分におこなわれないと、カビや湿気がたまり、健康に悪影響を及ぼします。特にキッチンや浴室は、高温・多湿が続くため、強力な換気が必要です。
給湯器は、お風呂やシンクで使うお湯を作る設備です。給湯器の性能により、使うお湯の量や温度が変わります。最近では、エコキュートなどの空気中の熱を取り込んでお湯を沸かす家庭用給湯システムといった高効率な給湯器の利用も増えています。
注文住宅のオプションと費用相場
リビング・個室関連
【約20万円〜】家族みんなで使えるウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットの大きさは家族の生活習慣にもよりますが、3~4畳の広さがおすすめです。たとえば、4人家族の場合、子どもたちの洋服は大人の半分と考え、3畳程度で収まります。
夫婦だけの世帯の場合は3畳のウォークインクローゼットを用意できれば寝室にタンスを置く必要がなくなり、収納場所が増えます。空いた場所には鏡を置いて、女性の方は化粧をしたり、夫婦共に着替えの時の、コーディネートを考える場所にできます。
【約10万円〜】断熱性能がアップする樹脂サッシ
家を建てる時は、樹脂サッシを選ぶことで、家族みんなが健康で快適に過ごせる家になります。
具体的にアルミと樹脂を数値でくらべると、樹脂サッシの熱伝導率はアルミの約1000分の1になります。樹脂サッシを使用した場合、室内の温度が夏場約2℃、冬場約4℃も快適に保つことができます。
樹脂サッシは強い紫外線の影響を受ける場所では、経年劣化が進みます。また、樹脂の強度がアルミにくらべ弱いため、大きな窓の場合は補強が必要になる場合があります。
キッチン関連
【約8万円〜】毎日の食器手洗いがなくなるビルトイン食洗機
キッチン周りをすっきりさせて使いやすさを追求したいという方や、毎日多くの食器を洗うという方、食器洗いによる手荒れに困っている方におすすめです。
ビルトイン食洗機を取り入れると、毎日の食器手洗いから解放されて日々の生活が楽になります。ビルトイン食洗機は、約8万円からとなっていますが、予算や希望によって使い勝手や機能が異なるタイプを取り入れられます。
導入するには取り付け工事が必要で、工事費用は約2〜5万円となっています。取り付け費用も予算に入れたうえで、家のキッチンの形状に合ったモデルを選びましょう。
【約5万円〜】浄水器付きキッチン水栓
料理や飲料水に使用する水質へのこだわる方にはおすすめです。価格にはキッチン水栓本体と取り付け工事の費用が含まれており、4万円未満で取り付けることもできます。
浄水器付きキッチン水栓の種類と費用を紹介します。
逆浸透膜式 | 高度な浄水効果を持ち有害物質や不純物を除去 3万円以上 |
蛇口一体型 | 浄水器のフィルターを通して、不純物や有害物質を除去 取り付けが簡単だが、フィルターは定期的に交換 約1~2万円 |
カウンタートップ型 | 浄水機能を持つ容器やディスペンサーに水道水を入れ、フィルターを通して浄化 多くの水を一度に浄化できる 約5千円~2万円 |
【約30万円〜】キッチン備え付けの大収納キャビネット
30万円程で取り付けられる大収納キャビネットは、調理器具を下段に、食器を上段に整理するなど、自分の調理の使い勝手に合わせて物を配置することができます。また、空間が不足している場合でも、壁面を有効活用して大量の収納空間を確保できます。
キャビネットの扉を閉めれば、中の物が見えずすっきりと片付いた印象を保つことができます。
【約50万円〜】アイランド・ペニンシュラといったグレードアップ
キッチンに大きな調理空間や自由な配置を実現するには、多くの素材や設備が必要となるため費用が高額になりますが、見た目や使い心地の良さを追求することで料理の楽しさが増します。
アイランドキッチンは、キッチンの四方が壁に接しておらず、独立した島のようにカウンターや作業空間を配置するつくりです。調理や食事の準備、カウンタートップでの食事を楽しむ空間としても活用できます。
ペニンシュラキッチンは、キッチンの一部が壁に接しているカウンターや、作業空間を配置するつくりです。キッチンの壁側にカウンターを設けることで、追加の作業空間や収納を確保できる良さがあります。
キッチンの作業空間や収納空間が増えると、調理や準備作業が効率よくおこなえるようになるだけでなく、キッチンにおしゃれなアクセントを与えられます。
浴室・洗面室・トイレ関連
【約10万円〜】洗濯物を乾かせる浴室暖房乾燥機
季節を問わず服やタオルを乾燥することができるので、梅雨などでの悪天候時でも天気を気にすることがなく家事のストレスを減らすことができます。
お風呂の暖房として使うこともできるので、寒い冬でも風邪などの心配をせず快適に過ごせます。ゴミやホコリを除去するフィルター機能もついていることが多く、清潔な空気が維持できます。
浴室暖房乾燥機はサイズが小さいものもあり、浴室の壁面に取り付けられます。空間を有効活用しながら、洗濯物を乾かすことができます。
【約15万円〜】1日の疲れを癒すジェットバス
お風呂に浸かるだけでマッサージ効果が得られ、湯船から立ち上がったときに心地よい感覚を感じることができます。日々の疲れを癒し、質の高い睡眠を促すことで、健康的な生活がサポートされます。
ジェットバス導入費用は、約15万円からで、基本的な工事費や浴槽の価格も含まれます。特別な設備を必要とする場合や既存の浴室に手を加える必要がある場合は、追加で費用がかかります。
ジェットバスを選ぶ場合は、運転音が大きいとリラクゼーション効果が減ってしまうため、静けさを求める方が多いです。
ジェットバスには、気泡を発生させるノズルなどが汚れやすいため、定期的な掃除が欠かせません。
【約35万円〜】家族が多いと重宝するダブルボウル洗面台
陶器の洗面台は、誰もが使いやすく、掃除もしやすいという特徴が魅力で、見た目も優れているので、洗面台全体のデザインを高めます。
ダブルボウル洗面台は、二つの洗面器が一つの台の上に設置された洗面台のことです。他の洗面台よりも大きなサイズで、一つの台の上に2つの洗面器が備えられることによって、家族が多い家庭は洗面台を2人同時に使用することができるので便利です。
毎朝の家族同士の身支度の時間が重なっても、2つ洗面台があると順番待ちで焦ることなく使用することができます。約35万円からという価格は高めに感じますが、忙しい朝の時間を効率良く過ごせます。
【約15万円〜】おしゃれなデザインが叶うタンクレストイレ
タンクレストイレは、見た目が美しく、使い心地も優れた便器です。伝統的なタンク式トイレとくらべて場所をとらず、形状も洗練されています。
よく取り入れるタンクレストイレは、約15万円〜となっており、トイレの本体価格、設置費用、保証などが含まれています。
最新のモデルは、高機能を備えており、更なる使い心地の良さを提供します。
タンクレストイレの高機能な内容を紹介します。
ウォシュレット機能 | 座面に備えられた温水洗浄機能 使用後にボタンを押すことで、温かい水で洗浄 |
シート加熱機能 | 座面が加熱される機能 |
ドライヤー機能 | ウォシュレットの後に、温風で陰部を乾かすドライヤー機能 |
自動フラッシュ | センサーが搭載されていて、トイレを離れると自動的に流す機能 |
エコフラッシュ | 流す時の水の量を調整し、節水効果を高める機能 |
LEDライト | 利用時に便器内が明るくなる機能 |
自動開閉機能 | 便器の蓋や座面が自動で開閉する機能 |
脱臭機能 | 特殊なフィルターで、臭いを抑える機能 |
住宅設備関連
【約100〜200万円】電気代を節約できる太陽光発電システム
太陽が出ている時間帯に生成された電気は家庭で使い、余った電気は売ることができます。
初期投資としては額が大きいですが、電気代の節約と売電収入が見込めるので10年単位で考えると経済的にメリットがあると言えます。日当たりの良い家では、約3〜5年で投資金額を回収できると言われています。
バッテリーを太陽光発電システムに組み込むことで、太陽が出ていないときや電力の需要が高まる時間帯にバッテリーから電力を供給することができます。
【約20万円〜】外出先から操作できるスマートホームシステム
スマートホームシステムは、外出先からでも家の照明やエアコンなどを操作できるという利便性が魅力です。 便利なだけでなく、セキュリティ面でも高評価で、外出先からスマートフォンを使って家の玄関の鍵を開閉したり、留守中の一部屋の様子を確認したりすることができます。
家中の機器をまとめて操作できるので、帰宅前に室内の温度調整やお風呂の湯沸かしを始めるなど快適な暮らしが実現できます。
【約30万円〜】足元からぽかぽか温める床暖房
10畳の床暖房の場合、毎月約数千円、16畳なら約数千~数万円の電気代がかかります。また、床暖房部材の平均価格は、床暖房の面積が15畳の場合には約60〜90万円です。
床暖房にはいくつか種類があり、電気式の床暖房は、直ちに暖まるので短時間で温めたい場所に設置するのがおすすめです。
使う時間が長く、広範囲を暖めたい場合には、ガスや石油、電気でお湯を湧かす温水式がおすすめです。施工には時間と費用がかかりますが日々使用する費用は安くなっています。
インテリア
【約50万円〜】リビングの大収納TVボードの造作家具
大収納TVボードの設置はオーダーメイドで作れる収納家具で、テレビを置く場所だけでなく、書籍や小物などの収納空間も確保できます。
設計時に自分の好きなデザインや、収納物に合わせたサイズを選べるので、リビングが使いやすくなります。また、表面の色や素材も選べるため、他の家具や部屋の雰囲気に合わせて統一感を出すこともできます。
【約10万円〜】グッと高級感が増す内装タイル
タイルは丈夫で汚れにくく長持ちするという良さがあるため、一度費用をかけて取り入れたら、長期間良い状態で使用することができます。
内装タイルは、壁面を保護するだけではなく、素材感とデザインで部屋全体の雰囲気を大きく左右し、豊富な色の種類と形、質感や光沢感も選ぶことができます。
タイルは正方形や長方形といったシンプルな形状が主ですが、六角形やエキゾチックな形のものもあり、自由度の高いデザインを取り入れられます。
外装・エクステリア
【約3万円〜】鍵の締め忘れがなくなるスマートキー
スマートキーは、鍵を忘れる失敗を防ぎ、手軽に家の出入りができます。
スマートキーを導入すると鍵を紛失する心配がなくなります。ドアロックやパスワードが暗号化されていたり、セキュリティ面でも不正アクセスを防ぐための対策が施されています。
スマートキーの種類を紹介します。
スマートフォンを使ったスマートキー | スマートフォンを使用する方法 専用アプリをインストールし、Bluetoothや近距離無線通信を使って施錠装置を操作 アプリを通じて、施錠・解錠を行う |
リモコン型スマートキー | 携帯用のリモコンのような形 ボタン操作を使用 |
カード型スマートキー | ICカードのような形 カードをリーダーにかざし使用 持ち運びやすい |
ウェアラブルデバイス型スマートキー | 腕時計やアクセサリーのような形 手首に装着し使用 |
【約7万円〜】外出が多い家族におすすめの宅配ボックス
宅配ボックスは、家を空けていても自宅に届いた荷物を受け取ることができる便利な装置です。
インターネットでのショッピングが盛んな現代は、家にいない時間帯に荷物が届くことが多く、再配達が手間に感じます。しかし、宅配ボックスを取り入れれば荷物が届いたときに、配達業者が宅配ボックスに荷物を入れて施錠し、帰宅後に受け取ることができます。
落ち着いた色や形の宅配ボックスを選んだ場合、玄関全体に高級感をもたせることができ、少ない空間に配置することができる物を選べば、場所を取らずに配置できます。
宅配ボックスの種類と費用を紹介します。
壁掛け型宅配ボックス | 壁や柱に取り付けるタイプ 郵便物や小型の荷物を受け取る 約5~10万円 |
地上設置型宅配ボックス | 敷地内に設置される地上設置型タイプ 大きな荷物や複数の荷物を受け取る 約1万5千円~2万5千円 |
スタンド型宅配ボックス | 地上にスタンドを設置し、上に宅配ボックスを取り付けるタイプ 場所を選ばず設置できる 約1~30万円 |
ポスト型宅配ボックス | ポストに宅配ボックスを組み合わせたタイプ 小型の荷物や郵便物を受け取る 約1~15万円 |
【約10万円〜】洗濯物が干しやすくなるウッドデッキ
耐久性や価格、点検をしたうえでウッドデッキを取り入れることによって、洗濯物を干すのが一層楽になり、家族全員が快適に過ごせる空間がつくれます。
ウッドデッキを取り入れることで、家の外側にある空間をより有効活用することができ、洗濯物を干すための空間にもなります。
ウッドデッキの種類や材質について紹介します。
ソフトウッド材デッキ | 松やヒノキが材料 価格が安い 軽くて加工しやすい |
ハードウッド材デッキ | チーク、マホガニーなどが材料 価格が高い 耐久性が高く、腐食に強い 長期間の使用ができ、高級感がある |
コンポジット材デッキ | 木材とプラスチックを混合したものが材料 価格が高い 天然木とくらべて耐久性が高く、点検や修理が簡単 色やデザインが豊富 |
バンブーウッドデッキ | 竹が材料 価格が安い 環境に優しく、耐久性や強度が強い 独特の風合いやデザインが魅力的 |
【約150万円〜】メンテナンス費用が抑えられるタイル外壁
タイル外装は見た目の高級感があります。タイルとタイルの間の目地や付帯部などは、定期的な確認と修理が必要ですが、他の外壁材とくらべて修理費用が安いです。
タイル外壁のデメリットは、初めに高額な費用がかかることです。しかし、長期間的に考えた場合、少ない修理費用は、大きな節約に繋がります。
注文住宅のオプションでありがちな失敗例
オプションをつけすぎて予算を超えた
利用頻度や優先順位を考えて、必要なオプションだけを選びましょう。
キッチンや浴室の設備をアップグレードしたり、床暖房や屋上庭園などの魅力的な設備を付け加えたりと、オプションの内容は惹かれるものばかりです。
しかし、オプションをつけすぎた場合、予算を大きく超えてしまいます。たとえば、標準仕様のキッチンから高級なアイランドキッチンに変更すると、100万円以上の追加費用が必要になります。また、好みの外壁材を選択したり、いたるところに照明を設置すると費用が積み重なり、いつの間にか予算を大きく超えてしまう場合があります。
住んでみたら必要のない設備をつけてしまった
現在の生活だけでなく将来の生活や家族構成も考えて、10年単位の視点で設備をつけることが大切です。
設備が本当に必要なものなのか、生活を始めてみないと分からないこともあり、いらなかったかもと感じることも少なくありません。たとえば、大規模なキッチンやお風呂場で使うテレビなどは、便利に感じますが使用頻度が低く必要性が低いことがあります。
子どもが大きくなった場合や老後の生活を考えたときに必要なかった設備を付けてしまっていることもあります。たとえば、大きな遊び場や遊具を設置などがあります。
事前に確認せずに使い勝手の悪い機能を選んでしまった
なんとなく選んだオプションが後悔の原因になります。調べずに選んだ結果、後で使いづらさを感じます。たとえば、設計時に選んだ浴室の標準仕様が、実際に住んでみると思うような機能を果たせず、使いづらさを感じることがあります。
しかし、後から変更することはむずかしく、不満をもったまま使い続けるしかありません。
取り入れるオプションに悩んだ時は、製品や設備に関するレビューや評価をインターネットなどで確認することで、他の人の使い勝手や評判が分かります。
注文住宅のオプションの選び方
家族で話し合い優先順位をつける
注文住宅のオプション選びは、無理に一致することを求めず家族全員で話し合い、必要性に応じて家族の考えと理想を大切にしながら優先順位をつけることが大切です。
具体的な生活習慣や生活環境を家族で共有し、各オプションが生活にどう影響するのか考えましょう。たとえば、忙しい共働き家庭の場合、家事を楽にするためのオプションの優先がおすすめです。
子どもが小さい家では、子どもの安全を考えたオプションを取り入れる必要があり、階段の手すりに滑り止めをつけたり、ロックがかかるキャビネットや引き出しを取り入れるのがおすすめです。
性能を上げるオプションは費用対効果を見極める
オプションは自分たちの生活習慣に合ったものを厳選し、費用対効果を見極めることが大切です。大事なのは生活改善と費用のバランスで、便利でも使わない機能は、無駄なものになってしまいます。
節水型や節電型の設備には、節水トイレやLED照明などがあり、初期投資は必要ですが、長い目で見ると水道代や電気代の節約につながります。
雨水利用システムでは、トイレの洗浄や庭の植物の水やりをおこなうことができ、太陽光発電では、停電時にも自家発電で電力を得られるため困りません。
環境負荷を減らすだけでなく、生活に合わせて選べば、日常を豊かにする効果も期待できます。
故障時の修理・交換といったメンテナンス費用を考慮する
使い勝手が良く、快適さを追求したオプションを追加することで、点検と修理の費用も増えます。必要な機能やデザインだけでなく、来るかもしれない故障時の修理や部品交換の費用も把握して貯めておくことが大切です。
将来的な使用頻度を予想して決める
予想される使用頻度を考えることは大切です。オプションは、生活を豊かにする可能性がありますが、短期間または稀にしか使用しない場合は、不必要な出費です。
老後の生活を考え、今は便利でも将来必要ないと感じるものは選ばない方が良いです。オプションを取り入れる場合は、本当に必要なのか、長期的に役立つのかを考え、使用頻度に見合った価値があるものを選びましょう。
注文住宅のオプションは必要なものだけを選べば満足度は高くなる
オプションは、自分の生活を豊かにするための手段であることを忘れず、必要なものだけを選ぶように心がけましょう。
家事を効率よく進めるためのキッチン設備やリラックスタイムを充実させるための浴室設備など、日常生活で本当に必要なオプションを厳選しましょう。
満足度の高いオプションについて紹介します。
キッチン | IHクッキングヒーター 引き出し式のフロアキャビネット タッチレス水栓 食器洗い乾燥機など |
お風呂 | 追い焚き機能 タオル掛け スライドドア |
照明や照明コントロール | 調光・調色コントローラー スマート電球 LED電球 |
リビング | リビングテーブル テレビ台 木製シェルフ・ウッドラック |
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