工務店の選び方7つ!探し方や失敗しないためのコツ
理想通りのマイホームを実現させるためには、工務店選びが大切になります。注文住宅の建築の依頼先として工務店以外にも、ハウスメーカーや設計事務所、建設会社といった選択肢があるので迷ってしまう人もいると思います。
自分が理想とするマイホームを建ててくれる工務店を選び、夢のマイホームを手に入れるためには選び方のポイントや失敗しないためのコツを知っておくべきです。
工務店の選び方を理解し、家づくりに役立てましょう。
家を建てるときにおすすめの依頼先
ハウスメーカーの特徴
規格化されているため一定の品質が保たれる
ハウスメーカーが提供する住宅は、規格化された設計が多いため一定の品質が確保されるという特徴があります。
たとえば同じ仕様の建材や作業工程を経ることで、住宅の品質を一定に保てます。建物の形状や窓の大きさ、天井の高さといった部分が規定されているため、設計における失敗の確率は低くなります。
また、保証期間内にトラブルが発生した場合に対処してくれるハウスメーカーであれば、安心してマイホームを建てられます。親身に相談を聞いてくれる担当者がいれば長期的に家のことを任せられます。
ハウスメーカーの規格化された住宅は、安定した品質を求める方におすすめです。一方でマイホームを具体的にイメージしている方にとっては自由がききにくいため、設計の自由度が高い工務店と一緒に家づくりを進めていきましょう。
アフターサービス体制が整っている
ハウスメーカーの特徴として、アフターサービスが充実しているというメリットがあります。
住宅は完成して終わりではなく長期的に使うので、アフターサービスがなければマイホームで長く住むことはむずかしくなります。ハウスメーカーなら、規模の大きさから無料修理期間や定期的な点検などのアフターサービスが充実している場合が多く、安心してサービスを受けられます。
また、アフターサービスに特化した部署を構えている企業もあるため、安定したアフターサービスを期待できます。
一方で、地元密着型の工務店もトラブルがあったら駆けつけてくれる手厚いサービスを提供している場合もありますが、倒産してしまったらアフターサービスを受けられないので注意が必要です。地域性のある工務店は売り上げが伸びなければ倒産してしまいますが、大手のハウスメーカーは安定した経営基盤があるので安心して依頼できます。
安定したアフターサービスを求めている場合は、大手のハウスメーカーに家づくりを依頼しましょう。
ハウスメーカーが向いてる方の特徴
効率的に短い期間で家を建てたい
「短い期間で効率的に家を建てたい」という方には、ハウスメーカーに家づくりを依頼するのが向いています。
ハウスメーカーは建築に使用する材料の調達から施工までの工程が規格化されているため、工務店よりも工期を短くすることができます。さらに仮住まいの家賃を抑えることもできるため、経済的なメリットもあります。
ただし家の設計にオリジナリティを与えにくいので、構造やデザインにこだわりたい方は時間と費用をかけてでも工務店に家づくりを依頼しましょう。規格化されている設計で満足する方はハウスメーカーが提供する設計通りに建設を進めてもらうのが良いと言えます。
工務店の特徴
建主と施工者の間に仲介料がかからないため建物にお金をかけられる
工務店を選ぶメリットの一つとして、依頼者と施工者の間に仲介料が生じない点が挙げられます。仲介料が生じないことによって経費を減らし、浮いたお金を建築費に投資することができます。建築費にかけられる分、良質な建材を選んだりこだわりのデザインや機能を取り入れたりすることができます。
工務店と直接契約することで、細かな要望や変更が不便なく伝えられて反映させやすいというメリットもあります。設計の計画段階で気づかなかった生活の利便性を踏まえた改善点や完成後の生活が想像できない間取りの改良など、現場の業者と直接やり取りすることで設計上のミスや誤解を解消しつつ家づくりを進めることができます。
間取りや意匠のカスタマイズがしやすい
工務店を選ぶことで、家の間取りや意匠を自由にカスタマイズできるというメリットもあります。
ブランドやデザインテーマに縛られることなく、自分の理想とする住まいのイメージを大切にしながらプロフェッショナルな視点で間取りやデザイン性をアドバイスしてくれるので、理想的なマイホームを作りやすくなります。オーソドックスな間取りから個性的なものまで自由度が高い計画ができます。
さらに、内装素材や設備も自由に選びたい部分だけをオプションとして加えることができます。
アフターサービスは工務店により異なる
マイホームを建てた後の手入れやトラブルについてのアフターサービスは、工務店によって異なります。
大手のハウスメーカーの場合修理期間や定期的な点検を保証してくれるので、安定したサポートを提供することが多いです。一方で、手厚いサポートをしてくれる工務店もあればサポートが充実していない工務店もあります。
たとえば、困ったときに連絡すれば駆けつけて修理をしてくれる工務店もありますが、ずさんなサポートしかしなかったりそもそもサポートがなかったりする工務店もあるので注意が必要です。
工務店を選ぶときは建築費や業者の技術だけでなく、マイホームが完成した後のサポート体制も確認しておきましょう。マイホームで長く生活することを考えると、アフターサービスが充実しているかは確認しておかなければいけない項目と言えます。
地域密着型が多いため土地の特徴や風土に合わせた家づくりができる
工務店は地域に根ざしているという特徴があるので、地域の特性や風土を理解した家づくりを実現してくれます。
たとえば土地の形状や日照条件、風の流れといった要素を最大限活用した家づくりを手掛けてくれます。一見建築がむずかしいと思える狭い土地でも、特性を見つけ出して土地の良さを引き立てた家づくりができるのが地域性のある工務店の特徴です。
また、地域に密着していることから地元の情報を早期にキャッチすることもできます。地元の材料を活用したり地元の風土に合わせた設計を考えることができるので、地域に溶け込んだ暮らしを実現することができます。
工務店が向いてる方の特徴
費用を抑えつつも自由設計の家を建てたい
安くても自分の自由な設計やイメージを反映させたマイホームを建てたいという方には、工務店に家づくりを依頼するのが向いています。
ハウスメーカーのように設計が規格化されていない場合が多いため、自分の希望する設計にすることができ、建築費も抑えられます。自由設計ができる家は、建築費が同じでも自分や家族に合わせて間取りを決められるため、自分の建てたいマイホームが明確に決まっている人にとっては魅力的であると言えます。
設計事務所の特徴
デザイン性の高い家が建てられる
デザイン性の高いマイホームを建てたい場合は、間取りを設計事務所に依頼するのがおすすめです。設計に特化した業者が自分たちの理想を形にしてくれるので、自分に合った暮らしを明確に提案してくれます。
たとえば、一つ一つの細かな設計にこだわったオーダーメイドの家や風の流れや光の取り入れ方など目には見えない部分にもこだわった家、自分の生活に合わせた効率的な間取りの家など、自分がこだわりたい部分についても具体的な提案をしてくれるので、理想的な家づくりができます。
また、デザインの流行についても敏感なのでマイホームに取り入れてくれます。長く使い続けることができる普遍的なデザインを提案してくれます。
狭小地や変形地に合わせたプランを依頼できる
形状が変わっていたり狭かったりする土地に住宅を建てようとすると、建築空間が確保しにくいのでプランニングはむずかしくなります。しかし、設計事務所は長年培った技術や土地の特性を活かして、理想的な設計計画を提案することができます。
狭小地でも土地ならではの工夫を凝らしてくれるので、こだわりや自分らしい生活を反映した住まいが実現してくれます。形が変わった土地でも、むしろメリットとなるような独自の発想で設計プランを提案してくれます。
設計とは別に施工を頼むことになる
設計事務所の特徴として、設計と施工は分離しているケースが多いという点があります。
設計事務所はあくまで設計のプロなので、設計した後の施工については工務店といった業者に依頼する必要があります。家を具体的な形にする設計の段階と、設計通りに家を建築する施工の段階は別々の業者がおこなうということです。
設計については設計事務所が担当しますが、具体的な設計が出来上がった後は工務店に施工を依頼しなければいけません。設計と施工ごとの専門の業者に依頼することによって質の高いマイホームが期待できるというメリットがありますが設計料が必要となるため、予算は慎重に検討する必要があります。
設計事務所が向いてる方の特徴
間取りや内装にこだわった家を建てたい
家を建てることは一生に一度あるかないかの貴重な経験です。本当に自分たちが望むマイホームを作るためには、家の間取りや内装に細部までこだわる必要があります。
しかし、こだわった家を建てるためには部屋の大きさや形、部屋ごとの繋がりといった間取りの設計を細部まで考えなければいけないので、建築に素人であれば一向に家づくりが進まない可能性があります。壁紙の色や床材の種類など、内装にも自分たちの好みを反映させるとなると自分だけでは具体的なイメージを明確にすることはむずかしいです。
設計事務所に依頼すれば、こだわりたい部分を取り入れた具体的な設計をしてくれます。設計事務所は一から自分たちの理想の家を設計してくれるので、間取りや内装にこだわりたい方におすすめです。
建設会社の特徴
商業建築から住宅まで手がけていて技術力が高い
建設会社は、商業建築から住宅まで扱える技術力が高いというメリットがあります。幅広い範囲の建物の設計や施工ができるので、安心して建設を依頼することができます。
商業建築と住宅では使われる建築材料や法規制などが異なるため、必要な建築材料や法律を理解し設計や施工をおこなえる建設会社は技術力が高いと言えます。手がけた建物の品質や現場の安全管理、スケジュール管理なども安定しているので理想的なマイホームを実現してくれることが期待できます。
建築士がプランを作成してくれる
建設会社では、建築士が設計プランを作成してくれるというメリットがあり、建築業者のプロと一緒に理想のマイホームを創っていくことができます。
こだわりたい部分についても良い設計プランを提案してくれるので順調に設計が進み、施工までを短い期間で終えることができます。
建築士はあなたの希望に沿った間取りや内装や外装の素材選び、設備の配置など住まいとしての機能やデザインを具現化した設計プランを提供してくれます。建築士が考えた設計に沿って建設会社は工事を進めてくれるので、再現率も高くなります。
アフターサービス体制が整っている
建設会社は、充実したアフターサービスを提供してくれる体制となっており、マイホームを建てた後の修理や追加工事もできる場合が多いです。
地域性のある工務店のようにアフターサービスが会社によって異なるということは少なく、大手の建設会社であれば長期間の保証や定期的な点検といったサービスを受けることができます。
ハウスメーカーと同じく経営基盤も安定している企業が多いので、マイホームを建てた後に倒産してアフターサービスが受けられなくなったということは起こりにくいと言えます。住みにくさを実感したり設計上のミスがあったりした場合や、災害などで建物にダメージが残った場合でも充実したサポートをしてくれるのが、建設会社の特徴です。
建設会社が向いてる方の特徴
鉄筋コンクリート造など木造以外の構造も検討している
家を建てるときに、木造だけでなく鉄筋コンクリート造など複数の構造を考える方は建設会社に依頼しましょう。
鉄筋コンクリート造は柱や梁に鉄筋で作られた枠にコンクリートを流し込む構造で、鉄筋の引く力とコンクリートの圧縮する力が組み合わさることで強固な家を建てることができます。ただし、鉄筋コンクリート造は、費用も高くなりやすい側面もあります。
一方で、木造は暖かさと木の香りを感じることができ、リフォームもしやすい特長があります。ただし、耐震性や耐火性については鉄筋コンクリート造には及びません。
家の構造にはいくつか種類がありますが、構造にこだわりたいという方は建設会社に設計や施工を依頼するのがおすすめです。建設会社は設計や施工を広い範囲でおこなえるので鉄筋コンクリート造や木造についても具体的な構造を提案してくれます。
工務店を選ぶときの5つの手順
ポータルサイトやSNSを利用して工務店を探す
工務店を探すときには、インターネット上のポータルサイトやSNSを活用すると実績を画像で確認できるので自分のイメージに沿ったマイホームを建ててくれる工務店を探しやすくなります。
ウチつくでは、地域を絞ったり特定のスタイルの家を建てる工務店を探すことができます。具体的な施工例が多く評価が高い工務店ほど信頼できるため、インターネットで住宅ポータルサイトを調べるときは施工実績や評価の数を重視してみましょう。
SNSもまた、工務店探しの手助けになります。Instagramは工務店が自社の実績を写真で投稿することが多いため、自分の希望する家のイメージに近い施工をしているか事前に知っておくことができます。ただし、SNSを利用する場合は投稿されている写真やコメントだけでなく、工務店が投稿している頻度もチェックしておきましょう。
頻繁に投稿されていれば多くの依頼を請け負っているということなので、実績があると判断できます。
気になった工務店に資料請求をする
気になった工務店を見つけたら、次は工務店の詳細な情報を得るために資料請求をしましょう。資料請求をおこなうことで工務店の得意分野や強み、過去の施工実績や建築スタイルなどを具体的に知ることができます。また、会社の雰囲気や考え方、理念も資料から感じ取ることができます。
資料請求は、工務店にマイホームの建設を託していいのかを見極める上で欠かせません。資料請求の段階で工務店について入念な調査をおこない、自分が理想とするマイホームを建設してくれる工務店を見つけましょう。
設計プランや見積もりを依頼する
資料請求を通してマイホームの建設を依頼したい工務店が見つかったら、設計プランと見積もりを依頼しに店舗に足を運びましょう。
事前に理想の住まいについて具体的なイメージを明確に持ち、業者の方に説明できるようにメモしておくなど準備をします。メモには家の設計やデザインだけでなく、理想とする住まいでの生活や将来の計画も含めておくと長期的に住めるマイホームを建てられます。
工務店を訪ねたら家づくりの要望と予算を伝えましょう。具体的な要望を伝えられれば工務店から設計プランと見積もりを出してもらい、複数の工務店から設計プランと見積もりを取り寄せましょう。同じ要望と予算を伝えた上で設計プランと見積もりをくらべることで、費用を抑えたりより良いプランでマイホームを建てられるといったメリットがあります。
見積書を確認していくつかの工務店を検討する
工務店を選ぶときには、見積書を活用して検討することが大切です。
見積書には家を建てるために必要な費用が明確に記されています。複数の見積書を手に入れることで工務店が無駄な費用を請求していないか、費用に対するサービスなどのコストパフォーマンスが良い工務店を見極めることができます。
1社の見積書だけを見て判断せず、複数の工務店から見積書を取り寄せてくらべてみるようにしましょう。同じ条件で複数社の見積書をくらべることで、業者間の価格差が明らかになり、自分の予算や志向に合った工務店を選ぶことができます。
ただし、見積書は費用について専門的な言葉で表記されているため、素人が見ても分からない箇所があると思います。見積書で内容がわからない部分については、恥ずかしがらずに工務店の担当者に質問しましょう。
項目が何を意味しているのか、なぜ表記されている費用なのかといったことを理解することで、自分の理想的な見積もりでマイホームを建てることができます。
依頼する工務店を決める
複数の見積書を参考にして、マイホームの建設を依頼する工務店を決めましょう。
工務店を選ぶポイントとしては、費用や工事の日程、アフターサービスは重視するべきですが、担当者との相性や施行実績、社風、評価なども参考にしましょう。書類上だけで判断せず実際に会話してみて雰囲気が良い担当者か、実績があって顧客満足度の高い工務店であるかといった要素も判断しましょう。
工務店の選び方の7つのポイント
工務店の工法や構造は要望とあっているか
工務店を選ぶときに、あなたの希望の家づくりを形にできる工務店であるかは大切な要素です。まず、工務店が得意とする工法や構造を資料やホームページなどから把握し、自分の要望と合致するかを確認しましょう。
たとえば、耐震性を重視したいのであれば地震に強い構造についての知識が豊富な工務店を選ぶことで、安心できる家づくりができます。完成した後に要望やイメージと違っていたというズレを回避するためにも、工務店の得意分野と自分の希望が合致していることを確認しておきましょう。
建物の耐震性・断熱性・気密性は高いか
工務店を選ぶうえで、建物の耐震性、断熱性、気密性にこだわってくれるかは大切です。耐震性や断熱性、気密性は安全で快適な生活をするために重視しなければいけない要素です。
耐震性は地震の揺れに建物が耐えうる性能のことで、耐震強度が高い家は大きな地震が発生しても建物が倒れるリスクを減らせます。
断熱性は家が外部の気温変動から中の温度を守る性能のことで、高断熱材を使って家全体を覆うことで、夏は涼しく冬はあたたかい環境を保つことができます。
気密性は室内の空気の流れをコントロールする性能のことで、高気密の家だと外部からの空気が入りにくくなります。気密性が高いと冷暖房の効率が上がり、節約と快適な生活環境を提供します。
注文住宅の実績は豊富にあるか
マイホームの建設を依頼できる工務店を選ぶポイントとして、注文住宅の建設実績が豊富かを確認することは大切です。
多くの家を建てた実績がある工務店は技術面で信頼できますし、お客様が満足するような多様なニーズに応えてくれる柔軟性も持っています。実績のない工務店でも技術がないということではありませんが、お客様と一緒に家づくりをしていくという経験がないので認識がずれてしまうリスクがあります。
家づくりは一世一代の大事な決断であるからこそ、幅広い経験と知識がある工務店に依頼したいと考える人は多いです。工務店の実績を確認したいときは、ホームページやSNS、資料などから確認するようにしましょう。具体的な家の写真や工事の説明を掲載していれば、信頼できる工務店であると言えます。
工務店が担当しているエリアに該当しているか
工務店が家を建てたい土地で家づくりをしてくれるかは、建設を依頼する前に確認しておくべきです。
工務店は特定の地域に密着しているケースが多いため、自分が住みたい場所が工務店の担当範囲に含まれているかを早い段階で調べておきましょう。自分の気に入った工務店が見つかっても、マイホームを建てたい場所を工務店が担当していないとエリア外だと依頼しても断られてしまう可能性があります。
どうしてもマイホームを建てる土地を譲れない場合は、マイホームを建てたい土地を担当している工務店を探しましょう。無理に依頼してもメリットはないので、早めに切り替えて新たな工務店を探すことをおすすめします。
間取りや外観のプラン提案力はあるか
工務店を選ぶときに、間取りや外観のプランの提案が具体的かをチェックしましょう。
工務店の提供力を見極めるポイントとしては、最初の打ち合わせで自分たちの要望を具体的なプランに落とし込んでくれるかを判断しましょう。優れた工務店であれば家を建てる人や家族の生活や理想、将来をヒアリングしたうえで間取りや外観のプランを提示してくれます。
また、要望の実現がむずかしい場合でも別の提案をしてくれる工務店もあります。決められた予算や生活、将来を踏まえて間取りや外観のプランをいくつか提案してくれる工務店は、提案力が高いと言えます。
提案力があれば、設計を決めたり施工を進めたりしていく上での微調整にも柔軟に対処してくれるので、理想的なマイホームを建てることができます。良いプランを提供できる工務店か、見積もりを出してもらう段階から判断しましょう。
経営状況は安定しているか
マイホームの建築を依頼しようとしている工務店は安定した経営をしているか判断することも大切です。
仮に依頼した工務店が建築作業中に倒産してしまうと、家の建設が中止されてしまいます。さらに、建築が完了した後のアフターサービスが得られなくなるリスクもあるので、地域性のある工務店に依頼する場合は注意が必要です。
建築の技術が長けた工務店でも、経営状態が不安定であれば将来的にトラブルが生じる可能性があり、予定通りに工事が進まなかったりアフターサービスを受けられなかったりするリスクがあります。
倒産するかもしれない工務店を見分ける方法としてはホームページや資料などから経営状況を把握しましょう。経営情報を開示してくれている工務店は安定した経営をしていると言えます。
担当者にコミュニケーション力はあるか
マイホームの建築を始めるにあたって工務店の担当者との打ち合わせが必要になりますが、打ち合わせでは建築相談や要望のヒアリングがおこなわれます。担当者にコミュニケーション能力があるかを見極めましょう。
打ち合わせ中に担当者が丁寧に話を聞いてくれ、疑問や不安に対して具体的な回答をしてくれるかといったことに注意してみましょう。不明な点は調査して具体的な回答や提案をしてくれる、意見を押し付けず複数の案を提示してくれるといった担当者であれば、安心して工務店を選べます。
担当者と順調にコミュニケーションが取れれば、自分の意見や要望も言いやすくなるので理想とするマイホームを建てられるようになります。また、工務店との関係は家の完成後も続くため、担当者とのコミュニケーションが取れるかによって工務店選びにも影響してきます。
工務店選びで失敗しないためのコツ
契約をせかしてくる業者は避ける
工務店を選ぶときに契約をせかしてくる業者は避けるようにしましょう。「急いで契約をしましょう」と急かしてくるような業者は、顧客の立場やニーズを考えずに自社の利益だけしか見ていない場合が多いです。
見積書の項目が詳細まで書かれている業者を選ぶ
工務店を選ぶうえで、見積書は詳細に記入されているかも大切なポイントです。
見積書は工務店の実力や信頼性を測るバロメーターになります。見積書の項目が細かく書かれている工務店ほど信頼度が高く、実際の工事費用と見積額のズレも少なくなることが期待されるので、予算通りにマイホームの建築を進めることができます。
チェックするポイントとしては、工事の項目が記載されているか、工事内容や規模などが明示されているかを見てみましょう。また、見積書だけでなく担当者が具体的に説明してくれるかも見ておくと信頼できる工務店を選べます。
要望が間取りや外観のプランに反映されているかを確認する
工務店を選ぶときには、要望が設計プランに反映されているかを見てみましょう。
工務店の担当者との打ち合わせで自分の好みやニーズ、家族の生活を具体的に伝えましょう。たとえば「自然の光が入ってくるリビングにしたい」「子ども部屋を南向きの間取りにしたい」「庭でバーベキューができるようにしたい」といったように、マイホームを建てるうえで実現したい生活や間取りを具体的に説明しましょう。
工務店が提案してくれるプランに、要望を取り入れてくれているかを見極めましょう。良好な工務店であれば顧客の要望や実現したい生活を想像してプランニングをしてくれるので、理想のマイホームを建てることができます。
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