母一人と一緒に暮らす二世帯住宅を建てるときの選び方とコツ


母親が一人暮らしをしている場合は、二世帯住宅を建てて一緒に暮らすことを検討する人は多いです。しかし二世帯住宅を建てるメリットを知らなければ、「予想以上にお金がかかった」「間取りを工夫すればよかった」と後悔することになりかねません。

 

母親と一緒に心地よく暮らすには、二世帯住宅のメリット・デメリットや間取りのコツを事前に知っておくべきです。

 

母親と同居するか悩んでいる人や、二世帯住宅を建てることを決めた人も、二世帯住宅のメリット・デメリットと選び方のコツを知って心地よく暮らせる家づくりをすすめましょう。

 

 

完全同居型の二世帯住宅の間取りとメリット・デメリット

間取り実例:母の専有空間は寝室のみ

たとえば、一階に母親の寝室を設けて他の生活空間をすべて共有する設計は、家族間の距離感を縮めつつ母親が自分の時間を過ごすことができます。

 

ただし、母親の専有空間は寝室のみにする場合は、母親の価値観を考えておきましょう。個人的な空間が寝室だけという限られた生活に母親が納得できるかどうかや、子世帯との生活リズムや生活習慣のズレを確認することも大切です。

 

参照元:ヤマト住建

 

完全同居型のメリット・デメリット

メリット:子育てや介護で助け合える

同じ空間に家族がいることで子育てや介護が手分けできるため、家族1人当たりの負担を減らせます。

 

たとえば、子世帯が働いているときに子どもの看病や迎えの時間が合わない場合は、母親に頼ることができます。また、母親が高齢になったときには子世帯は介護をおこないやすくなります。

 

また、日常の家事も助け合えます。食事の準備や洗濯などに手が回らない時でも、お互いがサポートし合うことで家事が進められます。仕事で帰りが遅くなるときや、重いものを持ち上げられないといった場合でもサポートし合えます。

 

メリット:お風呂洗いやキッチンの片付けといった家事を一度におこなえる

完全同居型の二世帯住宅に母親と子世帯が一緒に生活する場合、浴室やキッチンなどが共有されるので家事を一度におこなえるというメリットがあります。

 

たとえば、母親か子世帯が家族のためにお風呂を掃除することで二世帯分のお風呂掃除が1回で終わります。

 

また、キッチンやリビングを共有することで一度に両世帯の食事の準備ができます。片付けも同じキッチンでおこなえるので効率的に家事をこなせます。

 

メリット:設備も部屋数も少ないため建築費を抑えられる

お風呂やキッチンといった水周りを母親と子世帯で共有することで、設備費用を抑えられます。リビングやダイニングも1つで良いのでドアや壁材などの建材費用や工事費用の増加を抑えられます。

 

デメリット:個別の空間が寝室や子ども部屋だけになる

二世帯で共有する空間が多いと家族の目が行き届くようになり、個別で楽しめる空間が少なくなってしまいます。たとえば、1人だけの空間で読書を楽しむ時間の確保や趣味に没頭する時間の確保、友人とのパーティーがむずかしくなります。

 

個人的な時間を過ごせる空間が少ないと気疲れしやすくなります。

 

デメリット:光熱費を分けづらいためお金のルールを決める必要がある

母親と暮らす二世帯住宅では、水道や電気、ガスの各世帯の使用量を正確に測るのがむずかしいため、光熱費を予測するのもむずかしくなります。いくら使ったかが明確にならないため、光熱費の支払いについては考えなければいけません。

 

使用量が分かるメーターが分けられている場合、各世帯が使った分だけを支払うことができますが、メーターが分かれていない場合は光熱費を折半するという方法が考えられます。しかし、子世帯が母親よりも明らかに多くの光熱費を使っている場合の折半は公平とは言えません。

 

世帯間の金銭面のトラブルは避けたいです。曖昧になりやすい光熱費の負担割合は、事前に明確なルールを決めておくことで金銭トラブルを防ぐことができます。

 

完全同居型が向いている人

母の介護または介助をしている

介護や介助は体力を使ううえに四六時中気が抜けません。完全同居型の二世帯住宅は母親の状態が確認しやすいため、介護や介助する人の負担を減らせます。また、世帯間の部屋が近いことで移動距離が少なくすみます。

 

また、家族の介護や介助は自己犠牲に陥ってしまいがちです。介護や介助は一人でおこなうものではありません。介護や介助の負担をすべて請け負うことは避けて、介護サービスの利用も検討しましょう。

 

母と子世帯の生活リズムが同じ

二世帯住宅において母親と子世帯の生活リズムが合致する場合は完全同居型の二世帯住宅であっても問題なく過ごすことができます。

 

たとえば、母親と子世帯の起床時間や食事の時間が同じだとお互いに感じる生活のストレスが減り、同じ居住空間を共有することに対して心地よさを得られます。

 

できるだけ建築費用を抑えたい

二世帯が暮らす住宅を建てる場合、建築費用は高くなることが予想されますが、完全同居型の二世帯住宅であれば一般住宅を建てる場合とくらべて建築費用は抑えられます。

 

たとえばキッチンや浴室などの水まわりを二世帯で共有すれば設備を二つ用意する必要がないため、設備にかける費用を抑えることができます。また、母親の生活空間にするための間仕切りで子ども部屋を分けるなどの工夫することで部屋数を減らすことができます。

 

 

一部共有型の二世帯住宅の間取りとメリット・デメリット

間取り実例:ミニキッチンのあるダイニングと寝室が母の専有スペース

完全同居型の二世帯住宅は寝室以外すべて母親と共有していたのに対し、一部共有型の二世帯住宅ではミニキッチンと寝室を母親の専有空間とし、他は共有空間としている間取りといったケースが多いです。

 

母親はキッチンを自由に使えるようになるので、子世帯に気を遣うことなく料理を楽しめるようになります。

 

参照元:ヤマト住建

 

一部共有型のメリット・デメリット

一部共有型の二世帯住宅では、一部の空間を共有するので建築費を節約できるメリットがあります。たとえば、洗面所やお風呂など水回りの設備を二世帯で一つにまとめることで建築費用を抑えられます。

 

しかし、一部共有型の二世帯住宅にはデメリットもあります。各世帯の共有部分の使い方について意見や認識の相違から揉め事が起きることも考えられます。

 

たとえば、掃除の頻度や仕方、共有部分を使うタイミングなどについて各世帯で異なる考えを持っていると、摩擦が生まれる可能性があります。たとえば、子世帯がお風呂を深夜使用すると、シャワーなどの物音で親世帯が起きてしまうといった事態が考えられます。

 

メリット:生活の一部が共有されるため母と子世帯が程よく交流を保ちやすい

二世帯住宅の一部共有型は、母親と子世帯や子どもたちが同じ屋根の下で生活するので生活の一部を共有しやすく、子どもたちと母親が交流する機会が増えます。

 

お互いに自由な時間と空間を保ちながらも、共有空間では家事や食事を一緒にすることで二世帯の絆を深められます。子どもが学校や習い事からの帰りが遅い日や急な用事で家を空けなければならないときには、近くにいる母親が代わりに面倒を見てくれることで安心感を得られます。

 

メリット:浴室と洗面室といった部屋が1つで済むため建築費を抑えやすい

浴室や洗面室を二世帯で共有すると、家族が浴室や洗面室を使うのに必要な部屋が1つだけでよくなります。また、高齢の母親と二世帯で生活する場合、浴室を二世帯で共同管理すれば建築費を抑えられるだけでなく、母親がお風呂場で転んだときでも即座に行動できるため安全面でも効果的な間取りだと言えます。

 

デメリット:共有スペースのルールを決める必要がある

たとえば子世帯が深夜のテレビ番組を観る習慣があるとすると、共有空間であるリビングでの生活音が寝ている母親に伝わり、起こしてしまう可能性があります。また、仕事から帰宅した後に料理すると母親と食事するタイミングが合わないこともあります。

 

深夜にテレビを見てもよいのか、何時に食事することができるのかなど、お互いの生活習慣や生活リズムにもとづいてルールを作りましょう。共有空間についてのルールは、家族全員が納得できるものにしましょう。

 

デメリット:間取りを決める前に母と子世帯間でよく話し合う必要がある

二世帯住宅の間取りは、母親と子世帯の間で入念に話し合うことが大事です。たとえば母親が自由に行動できる空間が大事だと考えている場合、完全に独立した空間を設ける間取りがおすすめです。

 

また、母親が家族とのつながりを大切にしたいと考えているなら、一部共有の空間を持つ間取りがおすすめです。子世帯が深夜まで起きている生活に対して母親が早寝早起きであるならば、生活時間のズレから生まれるストレスを避けるためにも、お互いが納得できる間取りや生活するうえでのルールについて話し合う必要があります。

 

母親が高齢の場合は、介護が必要になる可能性を踏まえてバリアフリー設計も考えておきましょう。

 

一部共有型が向いている人

毎日の食事や入浴は世帯別に分けたい

それぞれの世帯が自分たちの食事や入浴の時間を取ることを望む場合は住宅の設計を工夫することが大切です。

 

たとえば、キッチンや浴室などの水回りを世帯ごとに分けて配置することで、世帯ごとの生活リズムで暮らせます。お風呂のタイミングが重なったときや料理をする時間帯が被ったときでも、お互いに気を使うことなく利用できます。

 

母親親または子世帯に来客が多い

母親か子世帯が家に友人を招く機会が多い場合は一部共有型の間取りがおすすめです。

 

たとえば母親が友人を家に招く場合、完全同居型の二世帯住宅では来客がいる間は子世帯は共有空間を使いにくくなります。子世帯が母親の友人と親しい場合は共有空間を使うことへの抵抗は減りますが、話す機会が少ない友人の場合は過ごしにくさを感じます。客間のある一部共有型の二世帯住宅であれば、来客がいる間の過ごしにくさも感じなくなります。

 

家族の中に他人となるべく接触したくないという要望を持つ人がいれば、完全同居型の二世帯住宅を選ぶべきです。一方で、友人が頻繁に訪れて賑やかな空間を好む人には、一部共有型の二世帯住宅でも問題ありません。

 

完全分離型よりも建築費用を抑えたい

完全分離型の二世帯住宅の場合、設備や部屋などを二世帯分必要とするため建築費は高くなります。一方で、一部共有型の二世帯住宅では一部の範囲を共有するため、全体の建築費を抑えることができます。費用面で節約を考える人にとってはメリットになります。

 

ただし、共有空間は何の部屋にするか、独立させる部屋は何に使うかという点は家族の個々の価値観や生活リズムによります。共有空間と独立させる空間の使い方については、世帯間で話し合いましょう。

 

完全分離型の二世帯住宅の間取りとメリット・デメリット

間取り実例:母の専有スペースも子世帯と同様に確保する

完全分離型の二世帯住宅では、母親の専有空間を子世帯と同等に設けられます。

 

完全な専有空間を母親にも残すことで、お互いに気を遣うことなく快適さを感じながら暮らすことができます。たとえば母親が友人を頻繁に家に招く場合、一階にリビングや食堂、母親の部屋を配置し、二階には子世帯の暮らす部屋を配置することで、お互いに過ごしやすい間取りになります。母親は気兼ねなく友人を招くことができ、子世帯でも気を遣うことなく過ごせます。

 

料理したいのに使えない、お風呂に入りたいのに誰かが入っているといったように、自分のしたいときにできないことが完全分離型の二世帯住宅では起きにくくなります。お互いの自由な時間を大切にできます。

 

参照元:ヤマト住建

 

完全分離型のメリット・デメリット

メリット:光熱費を分けやすいのでトラブルが起きにくい

完全分離型の二世帯住宅では、各世帯の生活が分けられた間取りになっているため、光熱費を分けやすいというメリットがあります。

 

二世帯住宅は1つの建物に2つの世帯が暮らすため、光熱費の費用負担をどうするかは話し合う必要があります。一方で完全分離型であれば使う空間や設備は明確に分かれるので、電気をいくら使ったとかガスの使用量を巡る金銭面での問題は生じなくなります。

 

メリット:将来的に賃貸に出しやすい

完全分離型の二世帯住宅は住戸が独立しているため、将来的に賃貸に出しやすくなります。

 

二世帯が生活空間を分離させた間取りになっているため、住宅の立地や設備によっては賃貸住宅として利用することもできます。たとえば母親が介護施設に入居したときや子世帯が引っ越したとき、空いてしまった部屋を賃貸として貸し出すことで、使わない空間を無駄にすることなく誰かに使ってもらうことができます。

 

また、賃貸に出すことで収入を得ることがきます。ただし、賃貸に出すためには法律上の手続きなどが必要になるので、不動産会社などに相談して進めましょう。

 

メリット:間取りによっては税金面で優遇措置を受けられる

完全分離型の二世帯住宅は、税制上の優遇措置を利用できる可能性があります。

 

税制上の優遇措置として、「小規模宅地の特例」というものがあります。適用されれば相続する土地の価格の80%を減額することができます。

 

ただし、小規模宅地の特例を受けるには、条件を満たさないと適用されません。

 

参照元:国税庁

 

デメリット:水回り設備を2つ設けるため建築費が高くなる

たとえば、浴室やトイレ、キッチンなどの設備を2つ設置する必要があるため、設備費が単純に2倍になります。また、シャワーやトイレ、洗面台などの設備は設備費用に加えて、配管工事が必要なので施工費も2倍かかることがあります。

 

2つ配置することで個人の空間を確保できますが、全体の建築費用が増えるため予算を大幅に上回ることもあります。

 

デメリット:生活は別になるため万が一のときのサポートがしにくい

完全分離型の二世帯住宅には母親と子世帯が完全に別の空間に住んでいるため、災害や急病など緊急事態でのサポートがむずかしくなるというデメリットがあります。

 

たとえば、子世帯の子どもが急病にかかったときや母親が体調を崩したときに、異変に気付きにくいといった問題点があります。子どもや高齢者の異変に対しては迅速に対処しないと容体が悪化する可能性があるので、完全に住居空間が分離された二世帯住宅では緊急時のルールは考えておきましょう。

 

たとえば、子どもや母親とのコミュニケーションの頻度を増やし、異変を感じたら家にいる人に伝えられるようにしておくなどが考えられます。

 

完全分離型が向いている人

当面は介護や介助が必要ないが近くに住んでいたい

早急に介護や介助が必要ではないが、家の近くには住んでいたいという希望がある人には完全分離型の二世帯住宅がおすすめです。

 

母親と同居しながらもお互いの生活空間が独立しているため、自分の生活を優先した暮らしを実現できます。また、同じ家にいれば様子を見に行けるので、高齢の母親と生活空間を分けていても安心できます。

 

食事や入浴といった生活は分けたい

完全分離型の二世帯住宅は、食事や料理など日々の生活シーンを分けたい方におすすめです。
たとえば、毎日の食事作りやお風呂の時間など、気を使わずに好きなように過ごすことができます。

 

また、生活音が他の世帯に響かない設計の住宅にすれば、一人での生活を堪能できます。家族でありながらも自分の生活を大切にすることができるのが、完全分離型の二世帯住宅です。

 

母も子世帯も来客が多い

母親の友人や子世帯の子ども友達を招く機会が多い場合は完全分離型がおすすめです。

 

母親と子世帯の住居空間が分かれているため、それぞれの世帯の友人に気を遣うことがなくなり、招く側も他世帯を気に掛けることなく友人との時間を楽しむことができます。話し声や物音にストレスを感じることがなくなるので、世帯間のトラブルになるケースは少ないです。

 

建築費用や敷地には余裕がある

完全分離型の二世帯住宅は各世帯の生活空間を完全に分離するため、広い土地が必要だったり建築費用が高額になる可能性があります。立地条件の良い広めの土地を確保したうえで完全分離型の二世帯住宅を建てたとしても、余裕をもった予算が用意できれば生活を圧迫することなく暮らすことができます。

 

建築費用や土地に対して予算の余裕がない場合は、建築費用や土地代に資金を注力しすぎないようにしましょう。思い通りの家は建てられるかもしれませんが、生活は苦しくなります。

 

母一人と共に暮らす二世帯住宅を建てるときの間取りのコツ

トイレを母の部屋の近くに配置する

二世帯住宅で母親と暮らす二世帯住宅の間取りにおいて、トイレの位置は母親と話し合う必要があります。

 

母親が高齢の場合、トイレに行く回数が増えると何度も行き来することになるので、リビングや母親の寝室の近くにトイレがあった方が便利です。母親の過ごす空間から離れていると、体力を使ったり転んだりすることが考えられます。高齢化が進行し認知症の傾向がある場合はトイレの位置が遠いと忘れてしまう可能性があるので、できる限り近い位置に設置しましょう。

 

また、安全にトイレを使用するためにも配置だけでなく、扉をスライド式に開くようにしたり手すりを設置したりするなどして、使用時の安全性や使いやすさも意識しましょう。

 

玄関や廊下の幅を広くして手すりを付ける

完全に分離された住居に母親が一人で暮らす場合は、玄関や廊下の幅を広くしたり手すりを設置したりするなど、安全性と利便性を考えた間取りにしましょう。

 

将来的に介護が必要になることを考えれば、玄関や出入り口の広さは車椅子でも通れるくらいの広さが良いです。また、手すりについても段差があったり玄関先にあると転ぶリスクを減らせます。現時点で必要ない、設置しなくてもいいと判断した場合でも、リフォームで追加できます。

 

廊下も家族が行き来してもぶつからない広さに設計しておくと、すれ違いやすくぶつかる心配がなくなります。完全分離型とはいえ廊下は家族が使うことがあるので、廊下ですれ違うときにぶつかるリスクを減らせます。

 

階段は段差を少なくしホームエレベーターも検討する

母親の高齢化に備えて、ホームエレベーターの設置を考えてみてもいいと思います。特に完全分離型の二世帯住宅であればなおさらです。設置に必要な空間が確保できれば、ホームエレベーターによる自宅での上下移動が簡単になります。

 

ただし、ホームエレベーターは設置費用や電気代が定期的にかかることや、利用しない家族にとっては邪魔になるといったデメリットもあります。ホームエレベーターの設置については家族で話し合い、各世帯の生活を踏まえて設置しても問題ないと判断できれば、設置を検討してみましょう。

 

玄関ポーチの外側に車いすやシルバーカー用のスロープを設ける

玄関ポーチに車いすの出入りができるスロープを設けることで、車椅子での生活に切り替わった場合でも母親が介助なしで一人の時間を過ごせます。一人の時間を大切にしたい人にとって、人がつきっきりになる介護や介助は精神的な負担に感じることがあります。

 

玄関ポーチにスロープをつけることで、移動の自由さや安全性が向上して、日常生活や介護における負担を減らせるだけでなく、母親が一人のときでも生活しやすい住まいを実現できます。

 

 

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