新築の平屋はいくらで建てられる?注文住宅と建売住宅の価格帯と業者を紹介


新築の平屋を建てようと思っている方は、昨今増えてきました。

 

新築の平屋と考えると注文住宅をイメージする方もいらっしゃいますが、建売住宅にも新築の平屋はあります。

 

注文住宅と建売住宅の価格帯を紹介するとともに、平屋を建てるときの注意点やメリットデメリットなどもご紹介します。

 

家は建てて終わり、買って終わりではありません。
建築・購入後に長期間住んで人生を歩むことになります。

 

平屋を建てる・購入する前に価格だけでなく注意点なども確認してください。

 

 

建てる土地・面積によって幅広い新築平屋の価格帯

一言で新築平屋といっても色々なパターンがあります。

 

・注文住宅にするのか建売住宅にするのか
・建てる場所はどこなのか
・広さはどれくらいを想定しているのか
・どこの業者に頼むのか

 

以上のような条件が変わることで価格帯は500万円から1億円に近い金額まで大きく変わります。

 

また、昨今の物価上昇は建築業界にも影響を及ぼしているため、注文住宅・建売住宅ともに価格は上昇傾向です。

 

3年程前までは500万円で売り出されていたプランが800万円になるなど価格の上昇率が高くなっており、安価で購入できる家は少なくなってきています。

 

しかし、慎重に探せば安い価格帯もまだあるのは事実です。

 

今回の記事では高級住宅ではなく、手を出しやすい安めの価格帯をご紹介します。

 

 

注文住宅の平屋と建売住宅の平屋の価格は?価格帯と平均的な建坪・建築実例

新築の平屋は、注文住宅でイチから建てる方法と、すでに出来上がっている住宅を購入する建売住宅があります。

 

どちらも新築平屋ということは変わりませんが、注文住宅の場合は「建物価格」、建売住宅の場合は「土地代+建物価格」のご紹介です。

 

価格帯だけ見ると建売住宅の方が高いですが、土地なしと土地ありの差を考えて確認ください。

 

悠々自適な一人暮らし?10坪~15坪程度のコンパクトな平屋の価格帯・実例

一人暮らしであれば狭すぎることはないコンパクトな平屋の価格帯と建築実例のご紹介です。

 

【実例あり】注文住宅の建物価格帯は500万円~1000万円

10坪〜15坪程度であれば新築であっても500万円から建てられ、500万円〜1000万円程の価格帯が手を出しやすい金額です。

 

平米数でいうと30平米〜50平米くらいの広さがあるため、一人暮らしをするのであれば問題ない広さです。

 

15坪程度であれば2人暮らしをされている方もいらっしゃる程の広さのため、「荷物が多い」「大きい家具が多い」など部屋の広さが心配な方でも安心です。

 

参照元:平屋革命
上図はアットハウジングという建築業者の建築実例で、広さは15.78坪/52.17平米、建物価格は893万円です。

 

実例を見ていただけると想像がしやすいと思いますが、LDKが14帖あるため一人暮らしであればゆったりと過ごせます。

 

また、少し窮屈になりますが二人暮らしも出来る広さです。

 

パートナーと二人で仲良く暮らせる15坪~25坪の平屋の価格帯・実例

15坪〜25坪程度、平米数でいうと50平米〜80平米程の広さがあれば、二人暮しで狭すぎるということはありません。

 

ここでは15坪〜25坪程度の注文住宅と建売住宅の価格帯と実例をご紹介します。

 

【実例あり】注文住宅の価格帯は1000万円~1500万円

15坪〜25坪程度の注文住宅で手を出しやすい価格帯は1000万円〜1500万円です。

間取りに凝ったり建材に凝ったりすると1000万円〜1500万円よりも高くなってしまうため妥協が必要な場合もあります。

 

参照元:楽ちん住宅

 

上図は、御園建設という建築会社が販売している実例になります。
広さは24.5坪/81.0平米の3LDKの間取りで、価格は1150万円です。

 

部屋数も多く収納もあるため、二人暮らしでも自分の時間を過ごせる場所が確保できます。

 

ファミリーが快適に暮らせる20坪~35坪サイズの平屋の価格帯・実例

親と子どもの2世帯や祖父母と親と子どもの3世帯など、3人〜6人を想定したファミリーで暮らす新築平屋の価格帯と実例をご紹介します。

 

今回も一人暮らし・二人暮らしと同様に手を出しやすい価格帯のご紹介です。

 

【実例あり】注文住宅の価格帯は1500万円~3000万円

20坪〜35坪程度の注文住宅は1500万円〜3000万円が手を出しやすい価格帯です。

 

注文住宅を購入する世帯で一番多いのは4人構成のファミリー世帯であることが国土交通省の調査で分かっています。
4人であれば30坪以下でも生活するうえで窮屈さは感じません。

 

LDKは16.5帖と広く家族全員が集まりやすい場所で、洋室・和室も計4部屋あるため一人の時間を過ごすことも出来ます。

 

平屋住宅はどの業者で注文できる?建築・不動産業者ご紹介

平屋は注文住宅と建売住宅があるとお話ししましたが、注文住宅は「建築業者」、建売住宅は「建築業者」と「不動産屋」に依頼することが可能です。

 

注文住宅で平屋を建てる場合に依頼できる業者

注文住宅で平屋を建てる場合は建築業者に依頼をする必要があります。

 

建築業者には大手のハウスメーカーといった大規模な業者と町の工務店といった小規模な業者があります。

 

大手ハウスメーカーは比較的高価格帯が多く、今回ご紹介したような手の出しやすい価格帯の平屋を取り扱っているところは少ない傾向です。

 

大手ハウスメーカーの中でもタマホームや秀光ビルド、アイダ設計などは手を出しやすい価格帯の平屋の取扱いがあります。

 

大手ハウスメーカーにくらべて小規模な業者では手を出しやすい価格帯の平屋を取り扱っているところが多くあります。
たとえば、平屋IKIやアットハウジング、カウイエ、自然派住宅、はなまるハウス、コサキ建築、御園建設、クロネコハウス、幸三建築、アルクなど挙げればきりがないほどです。

 

平屋の建売住宅を購入する場合の業者

平屋の建売住宅は注文住宅と同様に建築業者に依頼できるほか、不動産会社にも依頼が可能です。

 

建築業者は自社が建てた家を販売、不動産会社は建築業者から依頼を受けて仲介販売をするため、不動産会社の方が建築業者よりも紹介できる物件数が多い傾向にあります。

 

建築業者では、古郡ホーム、BSサポート、いのうえ工務店などがあり、不動産会社では、スマイッチ、横尾材木店、東宝ハウスホールディングス、55Housing、エステート白馬、センチュリー21など多くの不動産会社が新築平屋の建売住宅を販売しています。

 

建売住宅を購入できる業者には、建築業と不動産業の両方を事業内容としているところがあるのです。
たとえば、古都ホーム、ポラスグループの中央住宅、広島建築、新昭和などが挙げられます。

 

平屋住宅に住む前に確認したいメリット・デメリット

平屋住宅を考えている方にとって、平屋住宅に住む時のメリット・デメリットは事前に確認しておくべき項目の一つです。

 

メリット・デメリットを確認して、自分が住むのは平屋で問題ないか確認してください。

 

平屋住宅に住むメリット5選

平屋に住むメリットは5つ挙げられます。

 

・生活空間が一つの階にまとまっているので家事動線がシンプル
・家族同士のコミュニケーションが取りやすい
・エアコンや照明などの光熱費が抑えられる
・点検・修理費用が安い
・地震や強風の自然災害に強い

 

平屋はご存じの通り、地下も2階もなく1階が生活空間のすべてです。
そのため、階段もなく足腰に心配がある高齢者でも生活がしやすいというメリットがあります。

 

家事をするのに階段を上り下りする必要がないため高齢者でなくとも生活がしやすく、家族同士のコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。

 

また、エアコンなどの冷暖房機器や照明といった生活するうえで必要な電気設備が少なくて済むため、光熱費が抑えられ点検・修理費用も安くなります。

 

2階・3階建ての家にくらべると構造が安定しているため、地震や強風といった自然災害にも強く地震や強風が頻発する地域では安心です。

 

平屋住宅に住むデメリット5選

平屋での生活はメリットだけではありません。
デメリットも5つ紹介します。

 

・プライバシーに不安がある
・2階・3階建てにくらべて坪単価が高くなる
・広い家にしようとすると土地代が高くなる
・日当たりが悪くなる可能性がある
・浸水被害を被る可能性がある

 

平屋は生活空間が外を歩く人から見える位置にあるため、外壁や窓などで人の視線を遮らないかぎりプライバシーが丸見えになってしまいます。
外壁の高さや窓の大きさなどに注意をする必要があります。

 

同じ敷地面積に家を建てる場合、平屋は2階・3階建ての家よりも延べ床面積が狭くなり結果的に坪単価が高くなることがデメリットです。
2階・3階建ての家と同じ延べ床面積にするにはより広い土地が必要になり、延べ床面積を広くしたいと考える場合、土地代も高くなってしまいます。

 

また、周りに高い建物があると日当たりが悪くなります。
家を建てる時点で周りに何もなくても、高さのある建物が建てられる可能性がある地域は要注意です。

 

日照問題と併せて浸水被害にも気を付ける必要があります。
ハザードマップで雨量に対する浸水深や洪水の可能性を確認して浸水しやすい場所を選ばないことです。

 

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