セルフビルドとは?費用やメリット・デメリット、失敗例などを解説


DIYが好きな方の中には、自分で家を建ててみたいと考える方もいるかもしれません。セルフビルドなら、建築費用を大幅に抑えることができます。しかし、注意したい法律などもあるため、今回はセルフビルドについてメリット・デメリットや失敗例などを解説します。

セルフビルドとは

Point 自分の家を自分で建てること

 

セルフビルドとは、ハウスメーカーや工務店に依頼せず、自分の家を自分で建てることを言います。日本では、住宅メーカーに依頼する方がほとんどですが、海外ではセルフビルドする方も少なくありません。

 

セルフビルドする方は、DIYが好きで自分で材料を選んでつくる楽しみを経験したい方だけでなく、建築費用を抑えたい方も多いようです。セルフビルドのキットも販売されているため、チェックしてみるとよいでしょう。

 

ただし、建築作業の中には、電気配線やガス工事など有資格者しか作業できないこともあるため、業者に依頼をするようにしてください。

ハーフビルドとの違い

セルフビルドと似たものとして、ハーフビルドがあります。ハーフビルドは、自分でできるところは自分で行い、専門的な知識や技術が必要なところは業者に依頼する建築方法です。

 

安心して暮らせる家を建てるためには、専門家のアドバイスが欲しい時もあるかもしれません。ハーフビルドなら、専門家にサポートしてもらいながら作業を進められます。

 

 

 

 

 

セルフビルドの費用

Point 人件費がかからないため、費用を大幅に抑えられる

 

セルフビルドの場合、人件費はかからないため、費用を抑えることができます。費用のほとんどは、材料費で、運搬費、基礎工事費、建築申請にかかる費用などもかかります。

 

セルフビルドする際は、木材などを自分で手配する必要があります。そのため、安くて品質のよいものを吟味する時間も楽しめるとよいでしょう。特に、輸入木材は低価格で手に入ることが多いため、セルフビルドするならチェックすることをおすすめします。

 

セルフビルドで人気の輸入木材としては、オークやチェリー、メープルなどがあります。オークやチェリーは、耐久性があるため、フローリングに向いている木材です。

 

また、メープルは、温かな色合いで木の温もりが感じられる木材です。シルバーメープルやレッドメープル、ビッグリーフメープルなどがあります。

セルフビルドのメリット

Point 建築費用が安く、こだわりの家を建築できる

 

建築費用が安い

セルフビルドでは、自分で家を建築するため、人件費を大幅に抑えることができます。一般的に、建築費用の半分以上を人件費が占めているとされています。

こだわりの家を建築できる

間取りや材料、内装などをこだわって自分好みに仕上げることができます。時間に余裕があるならば、他のものと比較してより良いものを吟味できます。

 

また、セルフビルドのキットを購入すれば、必要な材料が揃っており、どのように建築していけばよいのか分かりやすいように設計されています。建築に関する知識や経験がない方は、検討するとよいでしょう。

 

セルフビルドは、一から自分でつくっていくため大変ですが、その過程も楽しめる方に向いています。

セルフビルドのデメリット

Point 時間と労力がかかる

 

時間と労力がかかる

最大のデメリットは、時間と労力がかかることでしょう。建築に関する知識や経験がない方の場合、調べながら作業することになるため、業者が行うよりも多くの時間がかかります。

 

当初は、1年間で建てるつもりが、予定が延びてしまい、1年以上建ってもまだ完成しない、ということも考えられます。

 

その他、木材を運んだり組み立てたりする作業は、大変な労力が要ります。家族や友人の助けを借りてもきついと感じる方も少なくありません。

セルフビルドの後悔・失敗

Point 想像以上に大変で途中で諦めてしまった

 

セルフビルドに憧れがあったけど、作業を進めていくにつれて大変さが分かってきて途中で諦めてしまったという方もいます。

 

電気配線やガス工事など資格を持っている方しかできない作業もありますが、セルフビルドに関する知識を学ぶ時間や余力がある方なら、家を建てた経験がなくてもセルフビルドの家を完成させることができます。

 

しかし、完成まで道のりは、そう易しいものではないと考えておく方がよいでしょう。セルフビルドの未経者なら、ハーフビルドやセルフビルドのキットを購入することも検討するとよいでしょう。完成までの難易度を下げることができます。

セルフビルドの注意すべき法律

Point セルフビルドしてもよい地域なのか確認する

 

セルフビルドしてもよいかどうかは、地域や自治体によって異なります。基本的に、市街化調整区域や、地目が農地や工業地域とされている場所は、法律的にセルフビルドの家を建てるのが難しいようです。

 

市街化調整区域とは、都市計画法で定められた「市街化を抑制すべき区域」のことで、政令指定都市や県庁所在地、中核市などの比較的大きな自治体で指定されています。

 

市街化調整区域では、建築方法に制限があることが多く、家を建てる際は自治体からの許可が必要です。

 

また、建築士の資格を持たない方は、木造・延床面積100平方メートル以下の平屋か、2階建てしか建築することができません。自治体によってはそれより狭い延べ床面積に規制されているところもあるため、建築予定の自治体に事前に確認しましょう。

まとめ

セルフビルドとは、住宅メーカーに依頼せず、自分の家を自分で建てることを言います。時間や余力があって、DIYが好きな方はセルフビルドをすることもあります。

 

しかし、耐久性や耐震性などがしっかりしていて、安心して暮らせる家を建てるのは簡単なことではありません。やはり専門家に家づくりについて相談したり、いろいろな情報を集めたりしたいと思った方には「ウチつく by Onnela」の利用がおすすめです。

 

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