注文住宅のバスルームとは?快適なサイズや機能などを解説


バスルームは1日の疲れを癒す、大切な空間のひとつです。注文住宅だと、広さや床材、照明などを自分好みのものにできます。今回は、快適なバスルームづくりのヒントになるような情報を解説します。

快適なバスルームとは?

Point バスルームの広さに合わせて浴槽のサイズが決まる

 

バスルームは広さを坪数で表し、浴槽のサイズを4桁の数字で表します。

バスルームの広さ

バスルームの広さは、坪数で表し、一般的な注文住宅は0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪の4種類から選びます。1坪は、約2畳分の広さで、1,820mm×1,820mmです。

 

0.75坪は、コンパクトサイズのため、シンプルな空間となります。1坪は大人がゆったり入れるサイズで現在の主流になっています。1.25坪以上になると、洗い場にゆとりが生まれてくるため、親子や兄弟で一緒に入ったり介助者がサポートしたりしやすくなります。

浴槽のサイズ

浴槽のサイズは、4桁の数字で表し、例えば、バスルームの内寸が横幅1,300mm×奥行き1,700mmの場合は1317と表記されます。

 

基本的には、バスルームの広さに合わせて、浴槽のサイズが決まります。0.75坪の場合は、1317、1316、1217、1216の4種類が対応可能などと規格が決まっています。メーカーによって異なる場合があるため、詳しくはハウスメーカーや工務店に問い合わせてください。

 

種類が多いですが、特に人気なのが、1616と1620です。1616は、バリエーションが豊富で選択肢が多く、1620はゆとりがあるため、2人以上で入る時やペットを飼ってる家庭には良いでしょう。

 

 

 

 

 

おしゃれなバスルーム紹介

Point 外を眺められたり、ジャグジー付きの丸型浴槽にしたりすることもできる

コートハウスにして外の景色を眺められるバスルーム

浴槽に浸かりながら、窓の外の景色を眺められるバスルームは、開放的な空間になります。

 

建物や塀で囲われた中庭があるコートハウスなら、外からの視線が気になりません。中庭に植木や季節の花、リゾート風のチェアなどを置くことで、雰囲気を変えることができます。

なお、コートハウスについては「コートハウスとは?特徴やメリット・デメリットなどを解説」を参考にしてください。

リゾートホテルのようなジャグジー付きの丸型浴槽

リゾートホテルのようなバスルームにしたいなら、ジャグジー付きの丸型浴槽がおすすめです。屋上に設置すると、晴れた日の昼は青空を、夜は星空を眺めることができます。

 

浴槽は、長細いタイプが一般的ですが、広さに余裕があって、一風変わったバスルームにしたい方は、様々な浴槽の形を検討してみても良いでしょう。

海外ドラマに出てくるようなガラス張りのバスルーム

ドアや壁をガラス張りにすると、海外ドラマに出てくるようなおしゃれな空間になります。

 

さらに、少し雰囲気を変えたいなら、バスルームの床材やタイルで変化をつけてみると良いでしょう。例えば、白のタイルをベースにしつつも、一面だけ差し色にすることや、同じ青でも濃淡で差をつけることもできます。

バスルームの設計

Point 1階に設計することが多く、床材は機能にもこだわる

 

バスルームは、故障した時のリスクを考えて、一般的に1階に設計することが多くなっています。例えば、配管が故障して漏水した場合、2階に設計していると1階まで水浸しになり、被害が大きくなってしまいます。

 

また、バスルームの位置は、家事動線を意識すると良いでしょう。脱いだ服をスムーズに洗濯できるように、お風呂と洗面所を隣に設計して、洗濯機を使いやすくすると便利です。

 

また、床材は機能にもこだわると良いでしょう。目地の少ない床材は、水はけが良いためカビが発生しにくく、掃除も簡単です。

 

肌あたりが良く、冷たさを感じにくい素材もあるため、冬でも底冷えしません。また、汚れを落としやすい床材にすると掃除の負担も減らすことができます。

 

照明は、調光や調色機能が付いたものもあり、気分で変えることができます。ダウンライトなどを設置しても良いでしょう。

 

また、バスルームには鏡やカウンター、浴室暖房乾燥機など様々な関連商品があります。家族の要望に合わせて好みのものを取り入れましょう。将来のことを考えて浴槽やバスルームに手すりを設置することも可能です。

 

どのようなバスルームにするか悩んだら、住宅メーカーが行っているモデルハウスの宿泊体験をするのがおすすめです。実際のバスルームを体験して、参考にするのも良いでしょう。

 

モデルハウスの宿泊体験については「モデルハウスの宿泊体験とは?メリット・デメリットなどを解説」を参考にしてください。

後悔しないためのバスルーム設計の注意点

Point 窓の有無、浴槽の大きさなどをよく考える

窓について

換気を考えて窓を検討してる方も多いと思いますが、空気は出口と入口がないと換気できません。締め切って換気扇を使う方が安定した換気ができるため、隣家と近い場合や、人通りの多い場所にバスルームをつくる際は小さい窓やFIX窓でも良いでしょう。窓が必要でない場合は設置しなくても構いません。

大きな浴槽にしたら、水道代やガス代が高い

2人以上でもゆったりお風呂に入れるように、大きな浴槽にして後悔した方もいます。浴槽の大きさに比例して、水道代やガス代が上がるため、ここまで大きくする必要はなかったと考える方もいます。

床や壁を黒にしたら汚れが目立つ

バスルームの床や壁を黒にしたら、おしゃれだと感じる方もいますが、水垢汚れが目立って掃除の手間が増えることもあります。掃除が苦手な方は、掃除がしやすいものや、汚れが目立ちにくいものを住宅メーカーに聞くのも良いでしょう。

他の部屋を広くしたら、バスルームが狭すぎた

リビングや個室の広さを優先させ過ぎた結果、バスルームが狭くなってしまって後悔することもあります。一般的には、バスルームの広さは1坪がちょうど良いと感じる方が多く、0.75坪だと狭くて、1.25坪だとゆとりがあると感じることが多いようです。

 

しかし、感じ方は人それぞれで、家族で入浴したり介助者付きで入浴したりする可能性があるのならば、広めにとっておくほうが満足できるでしょう。

不要な設備があった

冬にお風呂に入るのが寒くて億劫な方には浴室暖房機能が人気です。ひんやりした床やシャワーが温まるまでの時間を和らげることができます。

 

その一方で、家族がいる場合、長時間入浴することが難しく、テレビやミストサウナなどの機能は不要だったと感じる方もいるようです。どういった入浴をするかを具体的に考えて、必要な機能を選びましょう。

バスルームの費用

Point 広さや機能だけでなく、設計する階数によっても費用が変わる

 

バスルームには、在来工法とユニットバスの2種類があり、在来工法はオーダーメイドで、ユニットバスは規格品のことです。一般的に、ユニットバスの方が費用を抑えやすいです。

 

バスルームの広さや機能によって変わりますが、一般的に50~150万円ほどがかかります。1階ではなく、2階にバスルームを設計する方が、配管工事などが複雑になるため、費用が高くなる傾向があります。

まとめ

注文住宅なら、1日の疲れを癒すバスルームにこだわることもできます。バスルームの広さや浴槽のサイズには、様々な種類があるため、2人以上で入浴する可能性があるかなどを検討して決めると良いでしょう。

 

床材は、機能にこだわると掃除がしやすいものや、冬でも快適なものなどがあります。窓の有無やカウンターなど様々な関連商品があるので、家族と話し合って快適なバスルームにしましょう。

 

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