「やっておけばよかった!」つい後悔が漏れる新築注文住宅とは?
新築注文住宅を建てる時、いざ暮らし始めてから「これをやっておけばよかった!」と後悔することは避けたいですよね。そこで今回は、今まで新築注文住宅を建てた人が、どんなことをすればよかったと思っているのか、失敗事例をご紹介します。
家づくりでは間取りやデザイン以外にも考えることがある
Point. 長く暮らす家だからこそ、住みやすさを重視して考える!
新築注文住宅を建てる時、どんな間取りにするか、デザインはどうするかなどを考えていきます。しかしそれらを検討するだけでは、本当に住みやすい家にはなりません。
たとえば間取りを決める際、部屋の広さなどばかり意識して、各部屋への動線が悪くなってしまうことは多々あります。洗濯機を置く場所を例にとっても、服を干す場所や服をしまう場所との距離が遠いと、洗濯という一つの家事を終わらせるためにあちこち歩き回らなくてはなりません。
また、キッチンと洗濯スペースが近ければ家事の同時並行がスムーズですが、位置が遠いと効率的に進められません。間取りを考える際は一部屋ごと考えるのではなく、「どの部屋とどの部屋を近づけると暮らしやすいか」という観点を持つことがおすすめです。
デザインにおいても、見た目を重視して「タイルを貼ってかわいく装飾しよう」といった表面的なことにとらわれ、掃除はしやすいかといった点をおそろかにしてしまう方は少なくありません。これから新築注文住宅を建てる時は、間取りやデザインだけでなく、下記で解説する点に気をつけてください。
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実際に「やっておけばよかった」と後悔した16のポイント
Point. 思いがけない後悔をしないために、細かい項目もすべてチェック!
新築注文住宅で暮らしてみて初めて後悔することは多々あります。いくつかの失敗事例をご紹介するので、ご自身が建てる際に参考にしてみてください。
部屋数と広さのバランスを考える
部屋数が増えれば増えるほど、一部屋あたりの大きさは小さくなります。部屋数が多いと兄弟姉妹それぞれの子ども部屋を用意できたり、来客時に宿泊スペースが用意できたりする点がメリットです。また、リモートワークが進む昨今では、自分自身とパートナーとが同時にオンライン会議をする機会もあり、それぞれに個別の部屋が必要なケースも増えています。
一方、部屋数を減らして部屋ごとのサイズを大きくすると、開放感があってリラックスしやすいというメリットがあります。部屋が少なければ少ないほど、光熱費を抑えやすいことも魅力です。部屋数を確保しても広さを重視しても、いずれにせよメリット・デメリットがあるため、現在の状況やこれからの家族計画を加味して設計してください。
1.防音対策をしっかりする
仕事の状況が変わったり子どもが成長したりすると、家族と生活時間がズレてくることもあります。その場合、起きている人の生活音が気になってよく眠れないということも発生しうるでしょう。
また、立地的に隣人の声が聞こえたり、通りの音がうるさかったりといったこともありえます。どんなにデザインが優れていても、騒音で休まらなければ満足な暮らしはできません。防音性の十分な資材を使ったり、寝室とリビングと離したりといった工夫をしてみてください。
2.窓を増やしすぎない
窓が多いと十分に採光を確保できます。 しかし外から冷気が入ってきやすく、暖房を入れても部屋が温まりにくいというデメリットもあります。壁が減る分、 収納スペースも小さくなってしまうため、ものがたくさんある家庭には窓の多い家は向きません。
また、飾り棚を付けたりポスターや絵画を設置するスペースも小さくなるため、見せる収納をしたい方や、アイテムを使って家をデザインしたい方も窓の数は絞った方がよいでしょう。
3.換気扇は掃除ができる位置にする
トイレの換気扇は、暮らしていく中で掃除が必要です。 あまりに奥の方にしてしまうと、手が届かず掃除がしにくくなってしまいます。見た目にこだわり奥に設置する方もいますが、 無理なくお手入れができる位置かどうかも考えましょう。
4.あえて折れ戸にする必要はない
収納スペースやウォークインクローゼットには折れ戸が使われることが多々あります。 しかし折れ戸は扉が邪魔をして端がデッドスペースになってしまったり、扉の折れる部分にホコリが溜まりやすいというデメリットがあります。
また開けっぱなしにした時にスペースをとり、移動の邪魔になります。あえて折れ戸選ぶ必要があるか、他で代用できないか検討してみましょう。
5.事前に家具スペースを決めておく
部屋にどんな家具を置くかを事前にある程度考えておき、それに合わせて間取りを考えると「ここにこれを置こうとしたのに、場所が足りない」といった失敗を避けられます。ソファやテーブルといった大物の家具はもちろん、収納ボックスから逆算して収納スペースの幅を決めるなどしておくと、完成したときに家具がきれいに収まります。
6.クロスは迷ったらシンプルに
おしゃれな新築住宅では、柄の入ったクロスがよく使われます。 最近ではデザイン性が高くコストも抑えたクロスが増えているため、柄物のクロスを選ぶ方も多いでしょう。
しかしクロスのサンプルは一般的に、非常に小さいサイズでしかもらうことができません。 手のひらサイズでは素敵に見えたクロスでも、壁一面に貼るとなるとイメージと大きく異なる場合があります。 もしいくつかのクロスで悩んだら、シンプルなものにしておくと失敗しにくいでしょう。
7.キッチンのタイプを選ぶ
新築注文住宅を建てる時、どんなキッチンにするかは大きなポイントです。対面式キッチンは人気が高く、料理をしながらリビングの様子を見られるというメリットはありますが、リビング側からもキッチンがよく見えてしまうため、来客時に片付けておかなくてはなりません。
キッチンの壁の素材も見た目重視で選ぶと、場合によっては掃除が大変です。さらに、壁付キッチンかアイランドキッチンかなど、種類によってメリット・デメリットがあるため、それぞれについてリサーチしておきましょう。
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8.玄関の土間を広くする
居室の広さを確保するために玄関を小さくする方もいますが、土間はある程度の広さがあった方が暮らしやすいです。来客時にたくさん靴を置いておけるだけでなく、子どもが靴を脱ぎ履きするのにスムーズだったり、自転車やキャンプ用品を屋内に置いておいたり、ベビーカーをスムーズに畳んだりとたくさんのメリットがあります。
9.コンセントの数と位置を確認する
掃除機や空気清浄機、テレビ、レコーダー、ゲームなど、現代はあらゆる電化製品を使っています。それらを十分に活用するため、コンセントへの配慮が必要です。数が足りなければ使いたい時に使えないというストレスが生まれます。
数だけでなく、コンセントの位置も重要です。電化製品は、リビングで使いたいものはリビングに、キッチンで使いたいものはキッチンに置いておける配置にしなければ、いざという時に使いにくく、使用頻度が下がってしまいます。まずは新居で使いたいアイテムをリストアップし、それらをどこに置きたいかを考え、十分に足りるようにコンセントを配置することが大切です。
10.照明の種類とスイッチの位置を決める
おしゃれな雰囲気を求めて照明を落とした部屋をデザインした場合、リラックスするにはよいかもしれませんが、家事などをする時に不便になってしまいます。反対に、寝室などは明るすぎると眠りの妨げになります。明るさや色味を調整できる調光照明を設置することで、どんな場面でも暮らしやすい部屋にすることができます。
また、照明スイッチの位置も重要です。例えばLDKのリビング部分とキッチン部分にそれぞれ照明がついている場合、部屋の出入り口部分にすべての照明のスイッチを設置しなければ、出かけるたびに照明を消すため部屋の中を移動する必要が生まれます。照明のオンオフは毎日のことで、一回にかかるストレスは小さくとも重要なポイントです。
11.収納スペースと位置を考える
ミニマリストという言葉も一般化した最近では、できるだけ不要なものを持たずシンプルに暮らす人が増えています。そういった方が新築注文住宅を建てる時は、収納スペースを小さくすることがあります。
しかし生活するなかで物が増え、リビングなどにあふれてしまい理想の暮らしができなくなってしまうケースもなかにはあります。新築注文住宅を建てる時は、現在持っている物だけでなく、これから増えていく物も考慮した収納スペースを確保する必要があります。
また、収納の位置も重要です。一か所に大きな収納スペースをとるより、各部屋に設置した方が、その部屋で使うものをすぐに手に取ることができて便利になります。
12.室内干しの位置に気をつける
洗濯物を室内干しする際、来客から丸見えになるのは避けたいところです。また、日光を取り入れるために窓から近い場所に設置した場合は、外からどう見えるかについても確認しておきましょう。
13.水回りは掃除のしやすさを大切にする
水回りは汚れが付きやすいため、掃除がしやすい素材を使うことがおすすめです。例えば洗面台に無垢材を使う場合でも、ウレタン塗装することで掃除がしやすくなります。他にもいろいろな塗装や材質があり、それぞれ特徴が変わります。長く暮らす家はデザインに凝るだけではなく、いかに手入れしやすくするかもポイントです。
14.宅配ボックスを設置する
新築注文住宅を建てる際、リビングや寝室など部屋の中に気を取られてしまい外構や庭に時間をかけて考えられないことがあります。でも、宅配ボックスの設置忘れは、暮らし始めてから非常に不便になるので気をつけたいポイントです。
リモートワークが広がり家族が在宅する時間が長くなったとはいえ、宅配便をよく利用される方は忘れず設置するようにしましょう。
15.タイルは汚れが目立たない色にする
玄関前に白のタイルが並んでいる姿はとてもおしゃれに見え、家の雰囲気を明るくしてくれます。その一方で非常に汚れが目立ちやすく、雨が降る度に泥や黒ずみに悩まされることになるでしょう。 毎日掃除をする余裕がなさそうであれば、色や素材などを考えて汚れが目立ちにくいものを選んでみてください。
16.バリアフリーを意識する
歳を取った時や両親と同居することになった時、家の中に段差があると思わぬ怪我をしてしまうかもしれません。また、妊娠中はちょっとした段差が負担になることもあるでしょう。ロフトや屋根裏なども通常時は便利かもしれませんが、長い目で見て本当に必要か検討する必要があります。
まとめ
せっかく新築注文住宅を建てるなら、絶対に後悔のないようにしたいもの。しかし一人で考えられることは限界があるため、過去に建てた人がどんなことを「やっておけばよかった!」と思っているか、事例を参考にしてください。これらのポイントを抑えるだけでも、より住みやすい家に近づきます。
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