狭小地とは？メリット・デメリットや活用方法を解説！

「狭小地」は字面から「狭い土地なのかな？」と推測されるでしょう。しかし、具体的な狭小地の定義やメリット・デメリットまで把握している人は多くないのではないでしょうか。そこで今回は狭小地の概要やメリット・デメリットに加え、活用方法を解説します。

狭小地とは
狭小地の3つのメリット
狭小地の土地活用方法4選
まとめ

狭小地とは

Point 狭小地とは20坪以下の土地のこと

明確な定義はありませんが、一般的には20坪もしくは15坪以下の狭い土地を指して「狭小地」と言います。土地面積が狭いため、周りの土地よりも安いことが多いのが特徴です。また、狭小地に建つ建物を「狭小住宅」と呼びます。

狭小地の3つのメリット

Point 狭小地は土地面積が狭いがゆえに、主に費用面にメリットがある

狭小地の3つのメリットをご紹介します。

土地価格が安い
税負担が軽い
人気の立地でも残っている可能性がある

土地価格が安い

狭小地の一番のメリットが「土地の価格が安い」ということです。面積が狭いため、周辺の土地に比べて必然的に土地の価格は安くなります。そのため、土地の高い都市部でも狭小地であれば、手が届く価格で買える可能性があります。

税負担が軽い

土地を所有する場合にかかる「固定資産税」と「都市計画税」。税率は自治体によって異なりますが、200㎡以下の狭小地に住宅を建てる場合は「小規模住宅用地」の特例を受けることができ、「一般住宅用地」に分類される土地と比べて税金が安くなります。

狭小地の3つのデメリット

Point 狭小地は住宅ローンを組めない可能性があるほか、売却が難しい場合もある

狭小地の3つのデメリットをご紹介します。

土地面積が狭く、使用用途が制限される
住宅ローンを利用できない可能性がある
売却が難しい場合がある

使用用途が制限される

狭小地は土地面積が狭いため、使用用途が制限されています。住宅を建てることができるかどうか、専門家とともに確認するようにしましょう。住宅メーカーによっては、土地の狭さゆえに提案が難しいと断られる場合もあります。依頼先の選択肢が狭まる覚悟は持っておいた方がよいでしょう。

住宅ローンを利用できない可能性がある

住宅ローンの審査基準は金融機関によってさまざまですが、狭小地は利用できない可能性が高いです。なぜなら、住宅ローンには対象となる土地・建物の最低面積が決まっているからです。狭小地であれば選択肢が限られてしまい、場合によっては現金購入しなければならないケースもあることを頭に入れておきましょう。

売却が難しい場合がある

住宅ローンが使えないというデメリットは、自身が購入する時だけでなく売却する際にも影響します。現金購入ができる買い手は少なく、売却が難しい場合も少なくありません。もし狭小地が三角形や台形などの変形地であれば、売却はなおさら難しくなるでしょう。

狭小地の土地活用方法4選

Point 狭小地は狭小住宅のほか、駐車場やコインランドリーなどにも活用できる

最後に狭小地の土地活用方法について、4つの方法をご紹介していきます。

狭小住宅

まずは、住宅を建てられるかどうか検討する方が多いでしょう。狭小地に家を建てる場合、居住面積を確保するには建物階数が高くなりがちです。そのぶん建築コストは高額になる傾向はありますが、土地価格が安いためトータルで見ればコストを抑えることが可能です。また入居後も、光熱費など日々のランニングコストを抑えられる点が魅力です。

なお、狭小住宅については別記事でご紹介しています。詳しくは「狭小住宅とは？メリット・デメリットや失敗談を紹介」をご確認ください。