狭い洗面所で後悔しない!戸建てならではのおしゃれで使いやすいレイアウト

注文住宅を建てるとき、洗面所の広さは意外と見落としがちなポイントです。特に限られたスペースしか確保できない場合、使い勝手の悪さや収納不足に悩みやすく、毎日の生活にも影響が出てしまいます。
この記事では、狭い洗面所でも快適かつおしゃれな空間を目指すための工夫やアイデアを幅広く紹介します。平均的に洗面所は2畳ほどといわれますが、それ以下でもレイアウトや収納を工夫することで十分な機能を持たせることができます。
視覚的に広く見せるためのテクニックや、リフォーム・DIYのヒントもあわせてお伝えするので、理想の住まいづくりにお役立てください。
目次
戸建ての狭い洗面所のお悩みとその解決策
戸建ての洗面所は、家族構成やライフスタイルによって必要な広さが変わります。ただ、間取りの都合や予算面の制限などから、どうしても洗面所が狭くなるケースは少なくありません。
ここでは、一般的な洗面所の広さと、狭い場合によくある課題を整理しながら、改善のヒントを見ていきましょう。
戸建ての洗面所の一般的な広さと課題
一般的に戸建ての洗面所は、約2畳(3.64平方メートル)ほどといわれていますが、1.5畳程度しかないことも珍しくありません。さらに、洗濯機や洗面台を置くと人が動くスペースがほとんど残らず、作業効率が悪くなるという問題が起こりがちです。
収納スペースも限られるため、タオルや洗面用品、洗剤などの日用品をどこに置けばいいか困ってしまう方は多いでしょう。
狭い洗面所で多くの人が感じている不満な点
まず多くの人が感じるのは、収納スペースが足りないということです。洗面用品や洗剤などを置く場所がなく、洗面台まわりが散らかりやすくなります。さらに洗濯機を設置すると、人が立ち回るスペースが極端に狭くなり、洗濯物を出し入れするだけでも一苦労という声をよく聞きます。
人が動きにくいということは掃除もしづらいので、洗面台の隅や洗濯機まわりにホコリや汚れが溜まりやすくなり、それも不満のひとつとなるでしょう。
洗面所を広く見せるデザインとレイアウト
狭い洗面所だからといって、あきらめる必要はありません。デザインやレイアウトを工夫することで、視覚的に広々とした空間に見せることは十分に可能です。
ここでは、洗面所を広く感じさせるための具体的なテクニックを紹介します。
視覚効果を利用した空間デザイン
壁や床を白や明るいベージュなどの膨張色にすることで、空間全体が明るく広く感じられます。さらに鏡のサイズを大きめにしたり、三面鏡を取り入れたりすれば、奥行きと明るさを確保できます。
また、収納棚や洗面台にガラスなどの透明素材を使うことで圧迫感が軽減され、限られたスペースでもすっきりした雰囲気を演出できるでしょう。
壁面収納を活用したテクニック
床に収納や物を置くスペースがない場合は、壁面を有効活用するのがおすすめです。壁に取り付ける棚やキャビネットを活用すれば、収納力を高めながらも床のスペースはそのまま維持できます。
壁面収納を洗面台のカラーや質感に合わせれば、一体感が生まれてスタイリッシュに仕上がりますし、掃除もしやすくなるのがメリットです。
照明やカラーコーディネートのポイント
照明は洗面所の雰囲気を大きく左右します。全体を明るく照らす照明だけでなく、ダウンライトや間接照明を組み合わせて陰影をつけることで、空間に奥行きが生まれやすくなり、おしゃれな空間に仕上がります。
カラーコーディネートについては、明るいトーンをメインに使いながら、アクセントカラーを小物やタオルに取り入れると、単調にならずにおしゃれ感をプラスできます。おしゃれな配色バランスは3色程度でまとめることで、アクセントカラーはその中でも5%くらいにとどめておくといいといわれています。
コンパクトな洗面台の選び方
洗面所が狭い場合は、奥行きの浅いコンパクトな洗面台を検討してみましょう。最近ではデザイン性と収納力を兼ね備えた小ぶりの洗面台も充実しています。シンクと一体型のカウンターは隙間ができにくいため掃除がしやすく、見た目もすっきりします。下部に収納スペースがあるタイプを選ぶと、タオルや日用品をまとめてしまえるので、使い勝手も良くなるでしょう。
戸建てで使える狭い洗面所の収納アイデア集
限られたスペースでも、収納の工夫次第で洗面所をすっきりとまとめることが可能です。洗濯機上や隙間、壁面など、普段は見落としがちな場所を活用してみると、驚くほど使い勝手がアップします。ここからは、そんな見落としがちな場所の具体的な活用アイデアを紹介します。
洗濯機上のスペースの有効活用
洗濯機上は意外と広いデッドスペースになりやすいですが、突っ張り棒や専用ラックを使うことで収納場所として活かせます。洗剤やタオルを置く棚を作るほか、ハンガーやランドリーバスケットを取り付けられるタイプを選べば、使い勝手も見た目もぐっとよくなるでしょう。
おしゃれなデザインのランドリーバスケットを使用したり、生活感が出やすい洗剤をシンプルな容器に入れ替えるとスッキリとしたおしゃれな印象にすることができます。
隙間収納でデッドスペースを有効活用
洗面台と洗濯機の間など、わずかな隙間を見逃さないのもポイントです。スリムな収納ワゴンやラックを使えば、洗剤のストックや掃除用品などを整理しやすくなります。キャスター付きなら取り出して掃除がしやすく、引き出しタイプなら奥のものもスムーズに出し入れできます。
壁掛け収納や吊り下げ収納の活用
壁面を活用する方法として、棚を取り付けるだけでなく、S字フックを使った吊り下げ収納もおすすめです。スプレーボトルやブラシなど、よく使うものを吊り下げておけば、洗面台まわりが散らかりにくくなります。
ワイヤーネットやフックを組み合わせると、自由にレイアウトをアレンジしやすく、自分好みの収納スペースを作れるでしょう。
100均グッズを活用した収納術
突っ張り棒やワイヤーネット、収納ボックスなどは100均で購入できます。低コストで収納力をアップできるので、まずは小物の整理から始めると負担も少なくてすみます。最近ではシンプルでおしゃれなデザインの商品も多いため、洗面所のインテリアにあわせて楽しみながら選べるでしょう。
DIYで収納をカスタマイズする
DIYが得意な方は、木材やカラーボックスを使ってオリジナルの棚や収納を作るのも良いでしょう。サイズやデザインを自由に調整できるので、狭い洗面所でも無駄のない効率的な収納スペースを確保できます。
既製品をリメイクして色を塗り替えたり、取っ手を交換したりするだけでも、洗面所の雰囲気にあった個性的なアイテムを作ることができるでしょう。
戸建ての狭い洗面所で後悔しないための注意点
狭い洗面所のリフォームや新築を検討する際、事前に知っておくべき注意点があります。ここでは、後悔しないために、どのような点に注意すべきかを具体的に解説します。これらの情報を参考に、満足のいく洗面所づくりを目指しましょう。
注文住宅ならではの自由度を最大限に活かす
注文住宅は間取りや設備を自由に決められるのが大きな魅力です。洗面所の広さや動線、収納のレイアウトなどを家族の使い方に合わせてカスタマイズすることで、限られたスペースでも満足度の高い空間を作れます。壁面収納の設置や洗面台のサイズ変更など、自由度を活かして理想の洗面所に近づけましょう。
家族構成とライフスタイルに合わせた設計をする
家族構成やライフステージ、日々の生活習慣によって、洗面所に求める機能やデザインは大きく異なります。小さな子どもがいる場合は、着替えやタオルを十分に収納できるスペースを確保することが重要です。洗濯物が多いご家庭であれば、洗濯機周辺のスペースに一時的に洗濯物を置いておけるカウンターなどがあると便利でしょう。
このように、家族の人数、子どもの年齢や成長段階、洗濯物の量、さらには趣味や美容への関心など、さまざまな要素を考慮して洗面所の設計を行うことが大切です。それぞれの家庭のライフスタイルに合わせた、使いやすく快適な洗面所をつくり出すことで、日々の生活の質を向上させることができるでしょう。
事前に確認すべきポイント
コンセントの位置や数、照明の種類や明るさ、換気扇の性能や設置場所といった細かな設備は、洗面所全体の使い勝手や快適性を大きく左右する重要なポイントです。例えば、電動歯ブラシやシェーバー、ドライヤーなど、洗面所で使う家電製品の種類や数をあらかじめ想定し、それらに対応できるだけのコンセントを適切な位置に配置しておく必要があります。
また、洗面所でメイクをするのであれば、自然光に近い明るさの照明を選ぶと、より自然な仕上がりになります。湿気がこもりやすい洗面所では、換気扇の性能も重要です。カビや結露の発生を防ぐため、十分な換気能力を持つ換気扇を選び、適切な場所に設置しましょう。
洗面所の理想の動線を考える
洗面所は、脱衣スペースやクローゼット、物干し場などともつながりが深い場所です。洗濯物を洗って干すまでの工程や、着替えのしやすさなどを考慮すると、家事の効率や毎日の使い勝手が大きく変わります。動線をしっかりイメージし、家族全員が使いやすいレイアウトを目指すことが重要です。
まとめ|戸建ての狭い洗面所を活かした家づくりをしよう
洗面所は、朝の身支度から始まり、歯磨き、手洗い、洗濯、そして夜の入浴前の準備など、家族全員が毎日何度も利用する、住まいの中でも非常に重要な空間です。しかし、特に都市部の住宅やマンションなどでは、洗面所のスペースが限られていることも少なくありません。狭い洗面所は、どうしても使い勝手が悪くなりがちで、収納スペースの不足や、身動きの取りづらさなど、日々の生活の中で不便を感じてしまうことも多いでしょう。
しかし、狭い洗面所でも、アイデアと工夫次第で、驚くほど快適で、しかもおしゃれな空間へと生まれ変わらせることが可能です。
特に、注文住宅のように間取りや設備を自由に設計できる場合は、洗面所の使い勝手を最優先に考え、自分たちのライフスタイルに完全に合わせた、理想的な空間を実現することが可能です。洗面台の高さや幅、収納の配置、コンセントの位置、照明の種類など、細部にまでこだわり、徹底的に使いやすさを追求しましょう。
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