引っ越しに必要なものとは?手続きや便利グッズなどを紹介!


引っ越しの準備を始めようと思っても、必要なものが多すぎて何から用意すれば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。手続き関係の書類から梱包資材、新生活のための日用品まで、準備するものはたくさんあります。

 

また、手続きの順番や必要な書類について不安な方も多いでしょう。荷物を箱に詰めて運ぶだけでなく、実はその前後にやるべきことがたくさんあり、計画的に準備を進めることが大切です。

 

この記事では、引っ越しに必要なものを目的別に分類し、手続きの流れや便利なグッズまで詳しく解説します。この内容を参考に、引っ越しの準備を抜け漏れなく進めていきましょう。

 

 

引っ越しに必要なものとは

引っ越しの準備を始める際、まず押さえておきたいのが必要なものの全体像です。引っ越しには、住所変更の手続きに必要な書類や、荷物を運ぶためのグッズ、新生活をスタートさせるための生活用品など、さまざまな準備が必要になります。

 

ここでは、引っ越しで必要になるものを4つに分けて解説します。

 

手続き関係

引っ越しに伴う手続きは、賃貸契約の解約や新規契約、住民票の移動など、役所での手続きが必要となります。加えて、電気・ガス・水道の名義変更や使用開始手続き、インターネット回線の移設なども欠かせません。

 

これらの手続きには、印鑑証明書や本人確認書類、転出証明書など、旧居住地でしか取得できない書類が必要な場合があるため、事前に確認することが大切です。また、賃貸契約の更新料や各種手続きの費用なども把握し、不必要な費用が発生しないように計画的に進めていきましょう。

 

引っ越し作業に必要なもの

引っ越し作業を円滑に進めるには、荷物を丁寧に梱包するためのダンボールやガムテープ、プチプチなどの緩衝材が欠かせません。特に食器類やガラス製品は破損しやすいため、新聞紙やタオルなどのクッション材も用意しておく必要があります。

 

また、退去時の原状回復に向けた掃除用具として、雑巾やスポンジ、洗剤、掃除機なども必要となります。新居の掃除にも同様の用具を使うため、使い捨てのものは多めに準備しておくと便利でしょう。

 

新生活に必要なもの

新生活を快適にスタートするには、ベッドやソファ、食卓など基本的な家具をはじめ、冷蔵庫や洗濯機といった生活家電の準備が必要となります。一人暮らしならコンパクトなサイズで十分ですが、ファミリー向けには収納力のある大型サイズが適しています。

 

また、調理器具や食器類、掃除用具、寝具など、日常生活に欠かせないアイテムもライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。さらに、照明器具やカーテン、インテリア小物なども、暮らしの快適さを高めるために重要な要素となります。

 

自治体に届け出が必要な書類

引っ越しに伴う自治体への届け出は、転入・転出に関する手続きから始まります。市区町村をまたぐ引っ越しの場合、まず旧住所の役所で転出届を提出し、引っ越し後14日以内に新住所の役所で転入届を提出する必要があります。同じ市区町村内での引っ越しなら、転出届・転入届の提出の必要はなく、代わりに転居届を提出します。

 

また、国民健康保険の加入者は、市区町村が変わる場合、旧住所での資格喪失手続きと新住所での加入手続きが必要です。同一市区町村内なら住所変更手続きのみで対応できます。その他、印鑑登録は一度廃止して新規登録を行い、国民年金は住所変更の手続きが必要です。マイナンバーカードをもっている方は、新住所の役所で追記の手続きを行います。

 

これらの手続きには、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類のほか、保険証や年金手帳、印鑑など、手続きの種類に応じて必要な書類が異なります。手続き漏れを防ぐため、事前に必要書類を確認し、計画的に進めることが大切です。

 

 

引っ越し準備に必要なものとは

引っ越し作業を効率的に進めるためには、適切な準備が欠かせません。特に荷造りや梱包に必要な資材は、数が足りないと作業が中断してしまい、予定通りに進まなくなる可能性があります。

 

また、引っ越し当日は予想外の事態も起こりやすいため、あると便利なグッズも把握しておきましょう。ここでは、荷造りに必要な資材と当日あると役立つグッズについて紹介します。

 

荷造りや梱包に必要なもの

荷造りや梱包作業を効率的に進めるには、段ボールやプチプチなどの緩衝材、布団袋、ハンガーボックスといった基本的な梱包資材が必要となります。これらは引っ越し業者から無料で提供されることもあるため、見積もり時に確認すると費用を抑えられるでしょう。また、ガムテープやカッター、油性マーカー、ビニール手袋など、梱包作業に欠かせない小物類は、100円ショップでも手に入れられます。

 

作業を円滑に進めるには、引っ越しの1カ月前から必要な資材を徐々に集め始めることをおすすめします。特にドライバーやビニール紐、圧縮袋といった作業補助用品は、家具の解体や衣類の整理に役立つため、早めの準備が大切です。

 

当日にあると便利なもの

引っ越し当日は、新旧両方の住居の掃除が必要となるため、掃除グッズ一式を手元に用意しておくことが重要です。具体的には、ゴミ袋や雑巾、ハンディモップ、ビニール手袋、洗剤といった基本的な掃除用品を、段ボールには入れずに手荷物として持ち運べるようにまとめておきます。

 

また、荷物の搬入をスムーズに行うためには、ドアストッパーや台車なども欠かせません。特にチェアソックスは家具の移動時に床を傷つけないために重宝し、スマートフォン対応手袋があれば、寒い季節でも荷物の確認や関係者との連絡がスムーズに取れます。これらのグッズ類は、すぐに取り出せる場所に収納しておくと便利です。

 

引っ越し初日から必要になるものは?

引っ越し初日から快適な生活を送るためには、必要不可欠なアイテムをまとめて梱包しておくことが重要です。まず、基本的な生活用品として、トイレットペーパーやタオル、着替え、洗面用具などの衛生用品が必要となります。手軽に食事を取れるよう、割り箸や紙皿、コップなども用意しておくと便利です。

 

また、荷ほどきに必要なグッズとして、軍手やカッター、はさみやビニール紐といった作業用具もすぐに使用できる状態にしておきましょう。掃除用具も初日から必要になるため、手の届く場所に準備しておくことが大切です。

 

さらに、スリッパやカーテン、寝具といった生活必需品や常備薬なども、専用の段ボールにまとめて梱包し、優先的に開封できるようにしておくと安心です。

 

引っ越し後すぐにやると良いこと

引っ越し作業が終わって一段落したところで、新生活を快適にスタートするために必要な作業があります。インフラの開通手続きや近所への挨拶、室内の環境整備など、できるだけ早めに済ませておきたいことがあります。

 

これらの作業を後回しにすると、生活に支障が出たり、思わぬトラブルの原因になったりする可能性があるでしょう。ここでは、引っ越し後にすぐ取り組むべき5つの作業を紹介します。

 

インフラの手続き

インフラ関連の手続きは、新生活を快適に始めるために欠かせない重要な要素となります。電気と水道は事前連絡がなくても使用できますが、突然の停止を防ぐため、できるだけ早めに利用開始の連絡をしておくことが大切です。また、旧住居での解約手続きも忘れずに行う必要があります。

 

一方、ガスは専門スタッフによる開栓作業が必要となるため、引っ越し日に合わせて立ち会いの予約を入れておくことが不可欠です。固定電話やインターネットについては、工事が必要となり、特に引っ越しの繁忙期には開通まで1カ月程度かかることもあるため、他のインフラより先に手続きを始めることをおすすめします。

 

近所の方への挨拶

新居での生活を良好なスタートにするためには、近隣住民への挨拶が大切になります。特に、引っ越し当日は荷物の搬入で騒音が発生したり、エレベーターを長時間使用したりすることもあるため、できるだけ早めに挨拶をするのがおすすめです。

 

その際、自己紹介とともに引っ越し作業による影響についての事前のお詫びを伝えることで、近隣との良好な関係づくりにつながります。

 

また、マンションの場合は上下階や両隣、一戸建ての場合は両隣と向かいの家に挨拶に伺うのが一般的です。挨拶の際は、新生活への期待と不安を感じる中でも、丁寧な態度で気持ちの良い第一印象を残せるよう心がけましょう。

 

ワックスがけ

新居でのワックスがけは、フローリングの保護ときれいに保つために欠かせない作業となります。特に荷物搬入前にワックスがけを行うことで、床全体を均一にコーティングでき、その後の清掃も楽になるでしょう。この作業は、まず掃除機をかけて床のホコリを取り除き、その後モップで水拭きをしてから、専用のワックスを薄く均一に塗布していきます。

 

ただし、賃貸物件の場合は、管理会社が事前にクリーニングとワックスがけを済ませていることもあるため、入居前に確認することが大切です。引っ越し後は家具などが置かれて作業が難しくなるため、新生活を快適に始めるためにも、搬入前のワックスがけを検討してみましょう。

 

ドアストッパーを使用して玄関を開放

引っ越し作業をスムーズに進めるためには、玄関ドアの開放状態を維持することが重要です。荷物の搬入や作業員の出入りが頻繁になるため、玄関にも使えるドアストッパーを使用して玄関を固定しておくと効率的に作業を進めることができます。スリッパや靴で代用することもありますが、履物が傷んでしまう可能性があるため、100円ショップなどで入手できる玄関にも使えるドアストッパーを用意するのがおすすめです。

 

なお、多くの引っ越し業者は作業効率を考慮して、ドアストッパーを持参してくれます。しかし、自身でも用意しておくと、引っ越し業者が帰った後も開梱作業時に便利に使用できるため、あると便利なグッズの一つとなります。

 

段ボールを開封

引っ越し後の生活を快適にスタートするためには、優先順位の高い段ボールから開封作業を進めることが重要です。特に、バスタオルや洗面用具、トイレットペーパーなど、すぐに必要となる生活必需品をまとめた段ボールから開封を始めます。

 

これらの日用品は、バス・トイレ、キッチン、リビング、寝室といった各部屋の使用場所にすぐに設置することで、生活の動線が整うでしょう。

 

開封作業は後回しにしがちですが、疲れて放置してしまうと新生活のスタートに支障をきたします。そのため、搬入完了後すぐに必要な物から順番に開封し、使用場所に配置していくことで、スムーズな新生活への移行が可能となります。

 

まとめ|当日焦らないように引っ越しに必要なものを把握しておこう

引っ越しは手続き関係の書類から荷造りに必要なグッズ、新生活のための日用品まで、準備するものが多岐にわたります。特に住所変更の手続きや新居での生活に必要な物品は、計画的に用意することが重要です。

 

引っ越し当日には、作業しやすい服装や工具類、貴重品を入れる袋なども必要になります。また、引っ越し後にはインフラの開通手続きや近所への挨拶、床のワックスがけなど、すぐに取り組むべき作業もあります。

 

引っ越しを円滑に進めるためには、事前に必要なものをリストアップし、余裕を持って準備することをおすすめします。この記事で紹介した内容を参考に、抜け漏れのない引っ越し準備を進めていきましょう。

 

 

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