構造見学会とは?ポイントや注意点も紹介


住宅の見学会は大きく分けて「構造見学会」と「完成見学会」の2種類があります。完成見学会は、完成した家を見学すること。では、構造見学会とはどういった見学会なのでしょうか。この記事では構造見学会について、参加するメリットや見るべきポイントのほか、準備物や注意点も紹介します。

構造見学会とは?

「構造見学会」とは、内装工事に入る前の家を見学することです。実際に建築中の家に入り、どのような工法・構なのか、壁や屋根、床板の中などを確認できます。耐震性・断熱性といった「家の性能」は見えない部分に施されるのが基本。構造見学会は、そんな完成すると見えなくなる、家の性能に直結する部分が見られます。

構造見学会のメリットは?

構造見学会のメリットは主に3つあります。

・家の構造部分を確認できる

・基礎や構造の話が聞ける

・現場の雰囲気が確認できる

1、家の構造部分の確認ができ、メーカーの特徴がわかる

構造見学会では、完成すると見えなくなる基礎コンクリートの厚さ、壁の厚さ、どのような断熱材が使われるのかなどが確認できます。住宅メーカーはそれぞれ、工法や耐震の仕組みに独自のこだわりがあります。構造見学会では、そんなこだわりを直接目にできるのが特徴です。住宅メーカー選びにおいて、大いに参考になるでしょう。

2、家の基礎、構造について理解を深められる

家を建てる際に「耐震性に優れている」「断熱性がある」といった説明を受けますが、口頭やパンフレットではイメージしにくいかもしれません。構造見学会に参加すれば、実際に工事現場を見ながら施工の説明が聞けます。わからないことがあれば住宅メーカー担当者に直接質問して、疑問点を解消するチャンスです。施工途中だからこそ聞ける内容もたくさんあり、理解が深まります。

また、いろいろと話を聞くことで、誠実な対応をしてくれるか、コミュニケーションに問題はないか、信頼できるかどうかといった点も見えてきます。長いお付き合いとなる住宅メーカー担当者との相性は大切です。

3、現場の雰囲気がわかる

構造見学会では現場の雰囲気が確認できます。どういった職人が家を建てるのかを確認できるほか、物がきちんと整理されているか、木材や用具はきちんと管理されているかどうかなど、管理の仕方も確認できます。現場の状況で、工事業者の信頼性が確認できるでしょう。

構造見学会でチェックすべきポイント

チェックすべきポイントは「構造」と「現場の雰囲気」です。

構造をチェック

基礎・土台部分

家の土台となる基礎部分をチェック。コンクリートの厚さや強度を高めるための対策のほか、白アリや害虫対策、木の腐敗防止処理など、年月を経ても土台部分が崩れない設計ができているか話を聞いてみましょう。

耐震性、工法など

柱・鉄骨などの素材や太さ、つなぎ目など、細かな部分も見ておきましょう。住宅メーカーによって工法が異なるため、特徴を事前に確認しておくとスムーズです。また耐震性について構造上どのような工夫がなされているのか、地盤に合わせてどのような工法を取っているのかは、住宅建築にとってとても大切なポイントです。災害から家族を守るために、しっかりと確認しておくとよいでしょう。

断熱材

断熱性能の高さは暮らしの快適さに大きく影響します。住宅メーカーに断熱性能への考え方を聞いて、どのような対処をしているのか確認するのもおすすめです。また断熱材は隙間があると効果が落ちてしまいます。隙間なく貼られているかもチェックしましょう。

現場の雰囲気をチェック

現場での対応

構造見学会は建築作業中の建物を開放します。現場の職人にとっては、やや負担になるでしょう。そんな中でどのような対応をしてくれるのかは、現場の雰囲気をチェックするよい機会。協力的でスムーズに見学ができたか、わかりやすい説明が聞けたか、心地よい見学会だったかどうかは、住宅建築を任せられるか判断する際のポイントになります。

質問したことの回答に納得できるかどうか、説明しきれない場合は後から資料を送ってもらえるかなど、親身になって対応してくれるのかもチェックしたいところです。

整理整頓がされているか

資材の整理整頓がされているかで、工事の職人の仕事に対する意識がわかります。道具が散乱していないか、木材はきちんと保管されているかなどもチェックポイントとなるでしょう。稀に、職人によるタバコのポイ捨てで近隣住民の迷惑になったという話もあるようです。管理が行き届いていることに越したことはありません。

構造見学会の準備や注意点

服装・用意するもの

構造見学会に行く際は、動きやすい服装で参加するのがベター。工事現場なので、ヒールやサンダルは避け、運動靴での参加をおすすめします。当日はヘルメットなどの安全装備の着用をお願いされることが多いです。

用意しておくと役立つのはカメラやメモ、筆記用具にメジャーなど。質問したいことを事前にまとめておくのもおすすめです。なお、写真や動画を取る場合は、スタッフの許可を取ってからおこないましょう。

子どもを1人にさせない

子どもを連れて行く場合は、手を放さないようにしましょう。工具があったり足場がわるかったりと危険な箇所があるため、目を離さず1人にさせない配慮が必要です。

スタッフの指示に従い、マナーを守る

見学するのは、誰かの大切なマイホーム。好意で見せてもらっていることを理解し、勝手な行動は慎みましょう。また、建物を批判するような言動は控えてください。敷地内での飲食や喫煙、柱に傷を付けたり寄りかかったりするなどの行動も厳禁です。マナーを守って見学しましょう。

まとめ

家づくりは長い期間をかけておこなわれます。完成まで快くやり取りができるかどうか、住宅メーカーのスタッフ、工事現場の職人が信頼できるかどうかは大切なポイントです。構造見学会では住宅の基礎知識が学べるだけでなく、話を聞いたり質問をしたりして現場やスタッフの対応を見るよい機会。住宅メーカーに問い合わせて、ぜひ参加してみましょう。

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