マイホームを建てて後悔だらけと思わないための家づくりのコツ


マイホームを購入する場合、建てたあとに後悔することだけは避けるべきです。残念なことにマイホームを建ててから「思ったよりも維持費にお金がかかる」「住んでから気づいたが、マイホームは必要なかった」という方もいます。

 

家づくりに成功して理想的なマイホームを手に入れるためには、事前に後悔したと思う理由を、今のうちに知っておくべきです。すでに土地探しを始めている方も、依頼する住宅メーカーを悩んでいる方も、家づくりで後悔しないためのポイントを紹介するので、いますぐ確認してマイホーム建築の第一歩を踏み出してください。

 

 

マイホーム購入で後悔だらけと思ってしまう主な理由

住宅ローン関係の問題

住宅ローンの返済プランに無理があり生活が圧迫されている

住宅ローンを組むときは、将来おこりうる収入の変化や問題を想定し、無理のない計画を立てましょう。住宅ローンの返済ができない場合、家を手放さなければならなくなる危険性もあります。

 

住宅ローンの返済計画が収入に見合っていないと、生活全体が苦しくなります。具体的には、もともと収入があり住宅ローンを借りたけれど、雇用環境が悪化したり、再就職したことで、収入が減り、毎月の返済が苦しくなることがあります。現役時代の収入を基準に計画していたことで、収入が減った場合に、予想外の負担がうまれ生活が圧迫されてしまいます。

 

税金の支払いが高い

税金は、初めて家を買う人にとって負担となることが多く、十分な準備と理解がなければ後悔してしまいます。家を購入する前は、税金の知識を得て、必要な費用を予測し計画的に進めましょう。

 

家の購入には多くの費用がかかりますが、中でも税金の支払いが思った以上に高くなることがあります。不動産を購入したときには、固定資産税を毎年支払う必要があり、ローンを組む場合は、契約金や手数料、保証料が必要になります。

 

周辺環境の問題

スーパー・病院・銀行といった生活利便施設が遠い

新たに住む場所を探すときは、事前に周辺の生活環境を調査し、必要な施設が近くにあるのか確認しましょう。生活するうえで必要な施設と自宅との距離は確認しておくべき大事な内容です。

 

スーパーや病院、銀行など生活に必要な施設が遠い場所にあると、日々の生活が効率的におこなえずストレスになります。たとえば、料理の材料を買い荷物を持って帰る場合、遠くの家まで重たい荷物を持って帰るのに苦労します。

 

体調不良のときも自宅から病院までの距離が遠い場合、行くのを億劫に感じてしまいます。

 

交通の便がよくない

毎日の通勤や通学は、避けては通れません。家から最寄りの駅までの距離や、職場や学校までの所要時間は確認しておきましょう。

 

また、バスや電車の運行間隔も大切です。公共交通機関が不便だと、生活が不自由になります。自動車が主な移動手段の場合は、周辺道路の混雑具合や駐車場の問題も考える必要があります。

 

住む土地を決める前に、通勤時間の車の混雑状況を確認する方法がおすすめです。日中は混んでいない道でも、通勤の時間は、なかなか進まないなど思ってもいなかった問題が発生する場合もあります。

 

学区選びに失敗した

子どもの学校環境は、後の人生に影響するため、決して侮れません。有名な小学校の学区内の場合、周辺の不動産価格は自然と高騰するため、予算を把握したうえで検討しましょう。

 

子どもが通いたい中学校や高校がある場合、住所が学区外だと、別の学校に通わせることになります。結果、心から子どもの教育に満足できない日々を送ることになり、後悔の念が生まれます。

 

インターネットで調べた地図や学区情報が必ずしも最新であるとは限りません。確かな情報を得るためには、自治体に問い合わせをおこないましょう。

 

住宅の問題

設備や間取りで選んだものに後悔している

設備や間取りを選ぶときは、一時的な感動や流行だけでなく、自身の生活習慣や将来の変化を見据えた冷静な判断が必要です。最新の設備は機能や見た目に引き寄せられがちですが、自分たちの生活に本当に必要なものか、価格と必要性は釣り合っているのか確認しましょう。

 

間取りについても理想と現実の違いから後悔することがあります。具体的には、思っていた以上に収納空間が少なく生活しづらかったり、暮らし始めてから気付く不便さや使いづらさなどがあります。

 

断熱性が低く光熱費がかかっている

断熱性が低い場合、寒いときに暖房を使っても家の中がなかなか温まらず、夏はクーラーをつけても涼しくならないといった問題がおき、エアコンを長時間使用することで電気代が高くなります。

 

防音性が低いことに住んでから気づいた

防音性は、生活の質に大きく影響を与えるものなので、家を建てる場合は、防音性の確認をおこないましょう。防音性が低い家の場合、音や声が周りに響いてしまいます。

 

家の防音性がよくない場合、少しの音や声でも、隣人に響いて気になってしまいます。子どもがいる家庭や普段の生活音が大きい家庭は、近所と問題になる原因になる場合があるため注意が必要です。

 

住宅のメンテナンス費・維持費が思った以上にかかる

点検や修理をおこなうことで、長期的に家を良い状態で保つことができます。想定外の出費に慌てることがないよう、点検や修理費用、維持費を確保しておける予算計画をたてましょう。

 

家の点検と維持にかかる費用の大きさに驚くことがあります。具体的には、費用の安さだけで決定し、水回り設備に壊れやすいものを選んでしまうと、壊れるたびに修理費がかさみ、思った以上の維持費がかかってしまいます。

 

給排水管や設備の清掃も大切で、怠った場合、水漏れや排水の問題が発生し、修理費用がかかってしまいます。水が飛び跳ねやすい空間では、床材が早く劣化してしまいます。タイルやビニールフローリング、ラミネートフローリングなどの防水性の高い床材を選びましょう。

 

施工業者の問題

注文住宅で理想とは違うイメージが異なる家が完成した

実際に住む家が理想と違うと、日々の生活で違和感やストレスを感じます。長く暮らす家なので設計段階で想像と違う部分を修正し、理想と現実を一致させることが大切です。

 

注文住宅では、建てる前に描いていた理想の家と、実際に完成した家が異なる場合、後悔がうまれます。不一致が起きる原因としては、自分たちの理想を上手く言葉に出来ていない場合や、設計図と実際の空間の違いを把握できない場合があります。

 

契約後の対応に不満がある

契約を結んだ後で、担当者の接客態度に不満を感じることは、不安の原因です。具体的には、細かな打ち合わせに対する応答が遅かったり、建築に対する助言や情報が見合っているものではなかった場合などに問題が発生します。

 

契約後に、建築業者との約束が守られない場合や、打ち合わせした内容が反映されないという問題が生じると、建築予定が遅れ、不満や不安を引き起こします。

 

家族の問題

家族構成が変わり住みづらくなった

マイホーム購入後に、家族構成の変化による住みづらさを感じないように、将来を見据えた建築をおこなう必要があります。予想外の生活の変化があったときのために、柔軟に変更できる間取りを取り入れる方法がおすすめです。

 

家族構成の変化によって起きる住みづらさは大きな後悔の要因です。たとえば、夫婦二人だけで暮らしていたときには問題にならなかった空間に、子どもが生まれたり、親が同居することになると、使いづらく感じたり、のんびりくつろげる空間が足りなく感じる場合があります。

 

予想外の転勤があった

家を建てるときは、今後の生活や転勤などの予想外の事態も把握したうえで話し合いをおこない、予想外のときに慌てることがないよう対策内容を決めておきましょう。家を建てても、予想外の転勤が発生し、家を手放さなくてはならなくなった場合、気分が落ち込んでしまいます。

 

転勤は、新しい家で生活をする計画を崩します。単身赴任にするのか、賃貸として貸し出すのか、売却するのかなどの選択もせまられ、希望を込めて建設した家を満喫できません。

 

住宅の購入後に離婚した

住宅建設後に離婚すると、住宅ローンの支払いがむずかしくなる場合があります。住宅を手放す選択をせざるを得ない状況もあり、新たな生活場所を探す苦労、住み慣れた地域や隣人とのつながりを断つ心情的な負担などが加わります。

 

また、住宅を手放した後も住宅ローンの残債が残る場合、返済が新生活の大きな重荷となることも多いです。

 

 

マイホームで後悔しないための家づくりのポイント

間取りや住宅の性能関連

住宅会社の断熱・耐震性能を確認する

家の安全を確保するためには、住宅会社の断熱性能と耐震性能を確認することが大切です。断熱性能とは、外部からの気温変化や気象条件から内部の温度を保つ能力のことで、断熱性が高い材料や設計に用いて家づくりをすることで、室内と室外の温度差を保ち、建物内部を快適に保つことができます。

 

断熱性能が高い家は、冬の寒さや夏の暑さから家を守り、家族の心地よい暮らしが実現できます。耐震性能とは、建物や構造物が地震の影響に対して耐える能力を示すもので、地震がおこった場合に建物の損傷や倒壊を抑え、安全を確保するために評価されます。

 

家づくりにおいて耐震性能が確保されていることは大切で、地震がおこったときに家族の安全性が確保できるためなくてはならないものです。

 

事前に特徴を理解してからサッシ・外壁・屋根の選定をする

サッシは熱を通しにくいものを選ぶと冬の暖房の効きを良くし、夏の遮熱効果が期待できます。また、耐久性や、点検、修理のしやすさも大切で、耐久性のあるものは長持ちしやすく壊れた場合の点検や修理もおこないやすいため、費用を抑え維持することができます。

 

外壁や屋根は、家の外部を覆う主要なもので、外部からの気温変化や気象条件から建物の内部を保護する役割を果たします。材料は、耐久性、断熱性、外観、点検のしやすさを考えて選ぶことをおすすめします。

 

間取り設計のタイミングで家事動線・生活動線のシュミレーションをする

家づくりは、間取りの設計段階で家事動線や生活動線について動き方を把握する必要があります。素敵な家でも、動線が効率良く考えられていなければ、生活は不便になってしまいます。

 

家事動線とは、日頃の家事で通る通路のことで、たとえば、洗濯物を干す場所と洗濯機が遠ければ、毎日の洗濯が辛くなります。また、キッチンから食卓テーブルまでの距離が遠いと、毎日料理を往復して運ぶ労力が増えます。

 

生活動線とは、生活するうえで頻繁に利用する通路のことです。たとえば、トイレとお風呂やトイレと寝室の距離が遠い場合、利用するのにストレスが発生します。また、脱衣場と洗濯機が遠い場合汚れた服を洗濯機に入れる作業に時間を使い、日々の生活に疲れがうまれます。

 

水回り設備

つけるオプションを吟味する

キッチンの食器洗い乾燥機や浄水器付き水栓

近年ではキッチンの機能が向上し、特に食器洗い乾燥機は、手洗いにくらべて効率的に短時間で終わらせられます。また、冬場は手荒れを防げることから取り入れる方が増えているオプションです。

 

浄水器付き水栓は、水道水から不純物や汚染物質を取り除き、より安全で飲みやすい水を提供するための装置です。料理や飲料水を使用する場合、安全に水を使うことができます。家庭用のキッチンや飲料水供給ポイントに取り付けられ、数多くの形状や種類があります。

 

また、節水型の水栓が主流となっており、手をセンサーにかざすことで水の供給を開始し、手を引くと停止するため、不要な水の浪費を防げます。

 

浴室の浴室暖房乾燥機やジェットバス

浴室暖房乾燥機やジェットバスといった機能は、家族がのんびりくつろげる時間を充実させるものです。設備を選ぶ場合は、利点と欠点を理解し、家族の生活習慣に合ったものを選びましょう。

 

浴室暖房乾燥機は、冬の寒さを和らげ、快適な入浴時間を提供できます。また、衣類の乾燥にも使えるため、生活の利便性が高まります。

 

ジェットバスは、湯船に強力な水流を送り込み、マッサージのような効果をもたらすことで、一日の疲れを癒す効果があります。

 

タンクレストイレや手洗い器

トイレは利用頻度が多いことから、見た目だけで選ばず、性能や清掃性も把握したうえで、くつろぎや安心感を得るために、使いやすい位置やデザインを選ぶことが大切です。タンクレストイレは、背中部分に大きなタンクがないため、空間を取らず、清潔感があります。

 

また、家族が多い場合や、来客が多い家庭では、トイレ内に手洗い器を設置することで、手洗いがトイレの中でおこなえ衛生的に空間を保てます。

 

コンセント

コンセントの数は足りているか確認する

生活を効率的にするためには、電化製品の使用場所に十分な数のコンセントを配置することが必要です。コンセントの位置を間違えていた場合、建設後に変更することはむずかしく、費用も高額になります。

 

コンセントの数は、設計段階で確認し決めるのではなく、実際に建設が進み家が形になってきた段階でもう一度確認する必要があります。

 

使いやすい位置にコンセントがあるかを確認する

家具の配置や家電製品の使い方から、コンセントが必要な場所を理解し、打ち合わせの段階で必要な場所を説明しましょう。特に電子機器を頻繁に利用するリビングや寝室、キッチンでは、コンセントの有無が利便性に大きな影響をもたらします。

 

マイホームで後悔しないためのその他のポイント

住宅ローンの検討

変動金利と固定金利どちらも検討する

自身の生活や将来の収入予測などをおこない、正確な金利を把握し、変動金利と固定金利どちらが家族の今後の支払いに向いているのか検討することが大切です。変動金利とは、経済状況により金利が変わるタイプで、景気が良好な時期は金利が低くなりますが、逆に景気が悪いと金利が上昇します。

 

固定金利とは、契約時の金利が一定期間変わらないため、金利の上下の動きに左右されず、安定した返済計画を立てることができます。しかし、固定金利の金利は一般的に高くなっています。

 

民間融資と公的融資といった借入先をいくつか検討する

マイホームを手に入れるためには融資を受けるなどして多額の費用を用意する必要があります。公的融資とは、国や自治体などの公的機関から借りることができるお金です。

 

民間融資とは、銀行、金融機関、信用組合、貸金業者など、金融機関から資金を借りることです。公的融資は細かな条件が設けられていることが多く、該当する方は公的融資で借り入れをする方法がおすすめです。

 

住宅ローンの審査は数社申し込んで比較する

住宅ローンの審査は、一社だけで判断せず、複数の会社から申し込みをして比較することが大切です。

 

会社によって提供している金利や条件は異なるので返済の総額に大きな開きが出ます。金利がわずか0.1%違うだけでも、返済総額には数十万円、場合によっては100万円以上の差が出ることもあります。

 

土地選び

生活利便施設との距離を確認する

生活に合った施設が近くにあるか、移動手段や交通の利便性など、生活するうえでの便益や不便を確認したうえで、最終的な決定をおこないましょう。土地を決める場合は、生活していくうえで必要な施設の場所や、距離を確認しておくことが大切です。

 

たとえば、病気や怪我をした場合、受診できる医療機関があるのか、子どもの教育のために利用する学校や図書館の距離について把握しましょう。また、日々の食品や雑貨を買うスーパーやコンビニは近くにあるのかなども知ることで、後々生活の中で効率良く快適に暮らすことができます。

 

よく利用する電車・バス・道路との距離を確認する

毎日の通勤や通学で利用する交通機関や移動時間の確認は大切です。具体的には、家から最寄りの駅やバス停までの距離や、道のりに信号や坂道、踏切など時間がかかる障害物があるのかを自ら体感して確認することが大切です。

 

さらに、自宅から職場や学校の最寄り駅までの所要時間や朝の混雑具合、始発や終電の時間も調べておきます。新居周辺でバスを利用する場合は、バスの本数や運行間隔も確認しておきましょう。

 

周辺建物・隣家について不動産に問い合わせる

近くにある各環境が家を建てた場合の生活に及ぼす影響について理解したうえで決めることが大切です。不動産会社に問い合わせて周辺の調査を依頼することで、目的に合った土地を見つけることができます。

 

周囲の建物や隣家について考えることが大切です。たとえば、隣家が高い建物であれば日当たりが悪くなり、近くに大きな道路や工場があると、騒音や振動の問題に悩まされる問題が発生します。

 

近隣環境を知ることによって、将来的に見込まれる危険性を回避することができます。隣地が空地の場合も、今後開発される内容が何なのかを知ることで自分の求めている土地なのか避けるべき土地なのか理解することができます。

 

学区を確認する

子どもがいる家庭では学区の確認をおこなうことが大切です。学区は、自治体に問い合わせるかインターネットの学区マップで調べることができます。

 

具体的には、通いたい小学校を選べば小学校に通うことができる学区が地図上でひと目でわかり、地名での学区確認や不動産の住所や郵便番号からも検索することができます。注意点としては、データの更新年度を確認することが大切です。

 

一部の自治体では、自由に学校を選べる「学校選択制」を取り入れている地域もあるので、情報を踏まえたうえで学区収集をおこないましょう。

 

複数の施工業者のに見積もりを依頼し、比較する

同じような家でも業者によって価格やサービス内容が変わるため、いくつかの会社から見積もりを取ることが大切です。一社だけから見積もりをとった場合、料金や条件が妥当なのか判断がむずかしくなります。

 

しかし、数社から見積もりを取れば、価格だけでなく、提供するサービスの内容や接客態度の良さもくらべることができるので、自分にとってよりも見合った業者を見つけることができます。見積もりを取る場合は、自分の求める家の条件を明確に伝えることが大切です。

 

各業者が同じ条件で見積もりを出せることで、より正確な比較ができます。また、競争状況を業者に伝えることで、より良い条件を提示してもらえることもあります。

 

家族のライフスタイルの変化への対応

あとから仕切り部屋を分けられるようにする

家族構成が変わると、家の間取りも変更する必要があります。後から壁を作るのはむずかしく、つくりによっては希望の間取りが取り入れられない場合もあります。

 

間取りを変更できない場合に便利なのが、棚や本棚を使って部屋を仕切る方法です。たとえば、棚や本棚を使えば、収納空間を増やしながら部屋を分けることができます。棚や本棚は動かせるので、後から部屋の配置を変更することもでき、立てるだけなので、家に穴を開ける必要もありません。

 

棚や本棚の種類やデザインによっては、部屋の雰囲気を変えることもできるため、自分たちの個性を取り入れたうえで間取りを変更できます。

 

 

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