一戸建てのベランダに目隠しフェンスを付ける理由と目隠しの種類を紹介
プライバシー確保や防犯対策のために、ベランダに目隠しフェンスを取り付けたいと考えている方もいると思います。外部からの視線や侵入を防ぐために、目隠しフェンスは有効です。
一戸建てのベランダに目隠しフェンスを付けるメリットや目隠しフェンスの種類について知っておくと、自分の家に合った目隠しフェンスを選ぶことができます。目隠しフェンスを設置するときに必要なことや注意点なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
一戸建てのベランダに目隠しフェンスを付けるメリット
メリット①プライバシーを確保できる
ベランダに目隠しフェンスを設置すると、プライバシーを確保できるというメリットがあります。
家の中が外から見えにくくなることで、外部からの視線を気にせず自由な時間を過ごすことができます。たとえば家族との食事の時間や一人で読書を楽しむ時間を、他人の視線を気にすることなく過ごせます。
また、外からの視線が遮られることで自宅でのプライバシーな空間が保護されるだけではなく、防犯対策としても有効です。外から家の中が見えにくくなることで、不審者による侵入を防ぐことにもつながります。
メリット②防犯対策ができる
目隠しフェンスは外部からの視線を遮断してプライバシーを守るだけでなく犯罪者にとって物理的な障害となるため、家への不正侵入リスクを抑えることができます。特に施錠された窓や軽く踏むと音が出る防犯砂利などと併用すると、効果が高まります。
ただし、目隠しフェンスの設置はベランダを完全に覆い隠すだけのものは避けて、一部を透過する形状にするなど視認性を維持することが大切です。視認性のある目隠しフェンスであれば家の中から外部の状況を把握できるので、家の外で起きた事件やトラブルについても目視することができます。
メリット③外観がおしゃれになる
目隠しフェンスには色や柄の種類があるので、自分好みや家の雰囲気に合わせて選べます。白いフェンスなら爽やかなビーチハウス風に、ブラウンなら落ち着いた森の中のコテージ風にすることができます。
また、模様が入っているものを選べば海外の住宅のような雰囲気を楽しむことができます。
一戸建てのベランダに設置する目隠しフェンスの種類
サンシェード
遮光・撥水シェード
遮光・撥水シェードは、一戸建てのベランダに設置する目隠しフェンスとして活用できます。優れた撥水性能を備えていて、突然の雨でもシェードによって水を弾き、物干しやベランダが水浸しになることを防いでくれます。水気を通さないおかげで、洗濯物が雨で濡れる心配をすることなく安心して服を干すことができます。
また、UVカットで遮光率が99.99%もあるため、紫外線を遮断する効果もあります。遮光・撥水シェードは水洗いもできます。取り付け用フックも付属しているので、金属製のシャッターや雨戸など、ネジ止めがむずかしい場所にも簡単に取り付けることができます。
目隠しスクリーン
EGプッシュスクリーン
EGプッシュスクリーンは一戸建てのベランダで利用できる目隠しです。
日差しが出ているときは日差しを遮る役割を果たしますが、日差しが出ていなくて使わないときは収納できるため場所を取りません。また、紫外線対策にも効果を期待できる目隠しです。
日除けスクリーンでもあるので、外からの視線を気にせずにベランダでの時間を楽しむことができます。また、ベランダ以外にも庭などでも利用できるので敷地内でバーベキューをしたり水遊びをする方におすすめです。
視線を気にしなくて済む空間を作り出すために、EGプッシュスクリーンをベランダに取り入れてみましょう。
ポリカーボネート
エルビュート ハンドレール(ポリカーボネートパネル)
ポリカーボネートパネルは強度に優れた目隠しフェンスです。
日光を室内に通す一方で中からの視線を遮断してくれるので、快適な暮らしを実現できます。
パネルの素材であるポリカーボネートは耐久性が高く、雨や雹、砂利にも耐えることができます。衝撃強度が強いので安心してベランダで過ごすことができます。また、日差しや紫外線を避ける効果もあります。
日差しや紫外線、外部からの視線を避けるだけでなく安全面においてもポリカーボネートパネルは、周囲を気にせずベランダで過ごしたい方におすすめです。
すだれ・すのこ
水勘製簾所 いぶし焼 天津すだれ
水勘製簾所の「いぶし焼 天津すだれ」のように、すだれも目隠しフェンスとしてベランダで活用することができます。
いぶし焼の天津すだれには、いぶし燻蒸処理が施されているためカビや虫に対する耐性が強化されています。カビや虫が付きにくい加工をしているので、ベランダの窓から虫が入ってくるリスクを下げることができます。
すだれ特有の褐色色の美しい色合いは、屋内外問わず落ち着いた空間を演出します。また、すだれから吹き込む風は涼しさを運んでくれます。視線を遮る機能も持っているため、プライバシー保護にも効果的です。
また、日差しや紫外線による色落ちもかえって風情を感じるおしゃれなデザインになるので、すだれは目隠しフェンスとして長く使うことができます。
ラティス
木製ラティス・フェンス
木製ラティス・フェンスをベランダに設置することで、プライバシー保護とデザイン性向上の両方を実現することができます。
木製ラティス・フェンスは天然の木で作られており、風通しを確保しつつ外からの視線を遮断してくれます。フェンスを設置すると風通しが悪くなるリスクもありますが、木製ラティス・フェンスは風通しを維持できるので、ベランダでガーデニングを楽しめる快適さも確保できます。
また、取り付けも簡単なので初心者でも自由に設置できます。さらにサイズも選ぶことができるので、ベランダの大きさや設置する場所によってサイズの合ったフェンスを選ぶことができます。ベランダ以外にも、玄関や花壇、ガレージにも使用できる汎用性の高い目隠しフェンスです。
フェンス
視線カットフェンス
視線カットフェンスは、個人の空間の保護を重視したい方におすすめの目隠しフェンスです。
視線カットフェンスの高さは選ぶことができるので、選んだ高さによって自分だけの空間を作り上げることができます。
さらに、視線を気にせずにリラックスできるよう必要な部分だけを遮ってくれる造りになっているので、プライバシーの確保にも効果的です。
グリーンカーテン
山善 リーフラティス
山善のリーフラティスは、ベランダに自然の雰囲気を取り入れたい方におすすめです。
本物の葉と見間違えるほどのフェイクグリーンが目隠しフェンスに付いているので、ベランダで自然を感じながら過ごすことができます。ベランダのサイズに合ったリーフラティスを設置することで、ベランダの一面を覆うことができます。
リーフラティスはフェンスとしてはもちろん、装飾としても使用できるので、ベランダやテラスを一瞬で緑豊かな空間に変えることができます。さらに、日差しからの保護も期待でき、夏場の強い日差しを和らげる日よけとしても役立ちます。
取り付けも簡単で、専用のバンドや紐を使ってフェンスに固定するだけです。一戸建てのベランダにグリーンカーテンとして活用したり目隠しフェンスとして利用したりと、自由な使い方ができます。
参照元:リーフラティス(山善)
タープ
超大型タープ
ベランダで開放感を満喫しながらプライバシーを守りたいという方におすすめなのが、アウトドア用品として利用される超大型タープです。
大きなタープをベランダに設置することで、日よけや雨よけだけでなく目線を遮る目隠しとしても活用できます。広めのベランダであれば超大型のタープを設置できるので、快適に過ごすことができます。
タープは、耐水性と耐久性が高いものを選びましょう。急な雨が降ってきたり風が吹いたりしても耐えることができるので、自分の家のベランダに設置できるサイズのタープを選べば快適に過ごすことができます。
ルーバー
ガーデンマスター アルミボーダーフェンス
一戸建てのベランダをより心地よい空間にするためには、目隠しフェンスを活用するのが効果的です。特にガーデンマスターのアルミボーダーフェンスは、耐久性の高さと設置のしやすさから初心者でも目隠しフェンスとして活用できます。
また、アルミ製なので木製フェンスとくらべて紫外線や日差しによる劣化がなく、傷や腐食にも耐久性があるというメリットがあります。独立型のフェンスなので設置しやすく、パーテーションとしてベランダ以外の場所でも活用できます。
玄関や花壇に設置すればおしゃれに見せることもできるので、日差しや紫外線対策やプライバシーの確保だけでなく敷地内のデザイン性を向上させたい方にもおすすめです。
カーテン
ガゼボ・パーゴラ用屋外カーテン
ガゼボやパーゴラといった一戸建て邸宅のベランダで快適に過ごすには、特別な設計で作られた屋外カーテンを設置することでプライバシーを確保しつつ風景を楽しむことができます。
ガゼボやパーゴラといった特殊な造りの建物や屋根に取り付けるカーテンは、耐候性に優れていて様々な規格のベランダに対応できるものを選びましょう。風通しも良く、雨風を避けながらも心地よい空気を室内に送り込めるカーテンが設置できれば快適に過ごすことができます。
ガゼボやパーゴラ用屋外カーテンを設置することで、一戸建て邸宅のベランダをより機能的で心地よい空間に変えることができます。
パラソル・テント
ガーデンパラソル
ガーデンパラソルは、一戸建てのベランダに設置する目隠しフェンスとしておすすめです。
夏場の強い日差しから皮膚を守り熱中症対策としてガーデンパラソルは効果的です。日差しに晒されることなくベランダで快適に過ごすことができます。また、プライバシーを確保するのに役立ちます。
ガーデンパラソルには直径270cm程度のものや、紫外線をカットする機能や雨水をはじく撥水加工が施されたもの、角度を自由に変えられるチルト機能付きのものなど、機能やデザインが豊富です。また、押すだけで簡単に角度調節ができるガーデンパラソルもあるので、朝方や夕方など日差しの角度が変わる時間帯でも日陰を作り過ごしやすい空間で過ごせます。
失敗せずに目隠しフェンスを一戸建てのベランダに付けるコツ
外からの視線を遮断できるので隠したい部分を明確にして取り付ける
ベランダを囲む目隠しフェンスは、外からの視線を遮って個人の時間を過ごせる場所を確保するうえで欠かせません。
ベランダの形や周囲の建物の状況などから、外の人に見られる場所を把握しておきましょう。家族に協力してもらい外から見える位置を確認することで、目隠しフェンスの設置に失敗しなくなります。
ベランダの隠したい部分が決まったら、隠すことができるサイズのものを選んで取り付けましょう。目隠しフェンスには豊富なデザインや色があるので、家の雰囲気に合わせて選べます。太陽の光も取り入れたいという場合はポリカーボネート製の樹脂パネルがおすすめです。
ベランダに合った大きさのものを設置するために設置場所の寸法を測る
自分の家のベランダに合ったサイズの目隠しフェンスを設置するには、設置場所の大きさを測ることが必要です。
ベランダの場合、ベランダの広さと形状によってフェンスの大きさは異なるので、メジャーなどを用いてベランダの隠したい部分の寸法を把握しましょう。網戸が必要な場合も、設置する場所の高さと幅をメジャーなどで確認しましょう。サイズを測らずに購入すると隠したい部分が隠せないといったことになるので注意が必要です。
また、日差しを防ぐためのサンシェードを設置する場合も、設置場所と目隠しフェンスでカバーする範囲に合わせたサイズのものを選びましょう。また、ベランダを利用する人数や使用シーンに応じてパラソルのサイズや形状も選ぶようにします。
圧迫感の出ない格子状のデザインを選ぶ
ベランダの目隠しフェンスを選ぶときには圧迫感が出ない格子状のデザインの目隠しフェンスもおすすめです。
ベランダ全体を覆う目隠しフェンスを設置すると、圧迫感が出て過ごしやすさを感じにくくなってしまう可能性があります。格子状のデザインなら、隙間があるので閉塞感を感じにくくなります。また、通気性も良くなるので自然の風を感じられるというメリットもあり、圧迫感を感じなくなります。
さらに、植物と組み合わせて設置すれば自分だけのデザイン性のある目隠しフェンスになります。ただし、格子状のデザインでは外からの視線を遮断しにくくなり、プライバシーの確保はむずかしくなる可能性があるので注意が必要です。
家の中の風通しが悪くならないように板同士の隙間があるものを選ぶ
目隠しフェンスを選ぶうえで、家の中の風通しを確保することは大切です。風通しが悪くなると、湿度が高くなりやすくカビが発生しやすくなってしまいます。夏には部屋の温度が高くなり、暑さ対策も必要になります。
風通しを良くしつつ目隠しフェンスを設置するには、フェンスの板同士の間に隙間があるものを選ぶことで実現できます。板同士の間に隙間がないと風の通り道がなくなってしまいますが、隙間があれば外からの風が室内まで通り抜け、室内の風通しを確保することができます。
また、隣家からの視線を避けつつ太陽の光を室内へ取り入れる効果も期待できます。
雨風で飛ばされないように固定する
目隠しフェンスを設置するうえで、雨風で目隠しフェンスが飛ばされないように固定することが大切です。
ただ目隠しフェンスを置いておくだけでは、強風に晒されると飛ばされてしまう危険があるので、雨風に晒されても飛ばされないように固定しておく必要があります。固定する方法はフックを引っかけたり金具で固定したりと、種類によって方法が異なるので説明書を読んで固定させましょう。
一戸建てとマンションで違う目隠しフェンスの設置方法
一戸建ての場合はリフォーム会社に依頼するかDIYをする
一戸建てのベランダで目隠しフェンスを設置するときは、リフォーム会社にフェンスの設置を依頼する方法と、自分で作業して取り付けるDIYという2つの方法があります。リフォーム会社に依頼した方がいいのは確実性を求める場合や技術的に作業がむずかしい場合です。リフォーム会社は高い技術と豊富な経験がありますので、失敗のリスクを大きく減らすことができます。また、問題が発生したときのアフターフォローや保証も期待できます。
一方で自分で作業するDIYをおこなって設置する場合は、費用を抑えたい場合におすすめです。リフォーム会社への依頼料とくらべて自分で道具を揃えて設置する場合の費用は少なくなります。
しかし、DIYでは業者のように完璧な仕上がりにならない場合もありますし、知識や経験、技術がなければ時間と労力が必要になります。自分で工事するのが好きだという方は、DIYで設置するのがおすすめです。
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