20坪の平屋の広さや間取りと費用相場


2人〜5人までの家族がコンパクトに生活できる20坪の平屋は人気です。20坪あれば1LDK~3LDKまで不自由のない間取りの家が建てられて、建築費用は500万円台に抑えられます。

 


家族構成から考えられる間取りの決め方や、20坪の平屋での暮らしを快適にするために知っておくべき工夫を本記事では紹介します。建築にかかる費用相場もお伝えするので、20坪の平屋を建てようか検討している方はぜひ参考にしてください。

 

平屋20坪(66平米)は2人~5人が住める広さ

最大で子どもを含めて5人が住める広さ


子どもがいる家庭にとって、20坪の平屋はちょうど良い広さで、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を中心にして、夫婦の寝室と子どもの部屋を配置すれば、家族が快適に過ごせる3LDKの完成です。

 

20坪の平屋は、家族の人数や日常生活に合わせた間取りのアイデアを考えることができます。たとえば、子ども部屋を兄弟用、姉妹用と性別で分けることでプライバシーを確保できます。また、2人共有部屋の面積は、1人部屋よりも広げておくことで不公平感が出にくくなります。

都市のアパートやマンションでゆとりある広さなら2人


都市のアパートやマンションで暮らすご夫婦にとって、20坪(約66平米)の面積は十分な広さで快適に暮らせます。たとえば、寝室にはウォークインクローゼットを設けて衣類を収納できるようにすると、衣替えの手間も大幅に減らせます。

 

また、洗面所や脱衣所を中央部分に配置することで、どこからでもアクセスしやすい生活動線を実現することができます。

 

さらに、リビングやダイニングキッチンの広さを確保すれば、映画鑑賞や趣味を楽しむ空間が広がりますし、友人や家族を招待しても過ごしやすい空間が作りやすくなります。

郊外の一戸建てでゆとりある広さで暮らすなら1人

1人暮らしでも平屋を選ぶことで、趣味や仕事に使う部屋やウォークインクローゼットなどを設けて、理想の暮らしが実現できます。

1人で家事をするのは一苦労ですが、自分にとって使いやすい間取りにすることで、日々の負担は減らせます。

たとえば、寝室から洗面所ウォークインクローゼットを一直線にすると寝起きや寝る前の身支度がしやすくなります。

 

平屋20坪の間取りは1LDK~2LDK

1LDKや2LDKの間取りは、一人暮らしや夫婦二人暮らし、3人家族にもゆとりを持って暮らせる広さです。部屋数が少ないぶん、部屋の広さが確保されるため、開放感がある住まいになります。

限られた広さを活かす20坪の平屋の間取り設計のコツ

リビングと部屋を繋げて開放感を出し冷暖房効率をあげる


リビングを中央に配置してすべての部屋をリビングと隣り合うようにすると空間につながりが出て解放感が生まれます。

 

廊下には暖かい空気や冷たい空気が逃げがちですが、リビングと部屋を繋げると廊下を作らなくて済むので冷暖房効率を下げずに済みます。

廊下は取り除きウォークインクローゼットなど収納場所をつくる


廊下を取り除くのであれば空いた空間を収納などに活用しましょう。寝室や洋室にウォークインクローゼットを設置し、服をまとめて収納できるようにしましょう。

 

玄関にシューズインクローゼットを設けることで、靴や子どもたちが遊ぶおもちゃ、自転車やアウトドア用品が収納できます。


また、リビングやダイニングにファミリークローゼットを設けると、家族全員の衣類をまとめて管理できるので衣替えのときに便利です。

ロフト・吊り下げ棚など空間を活用して収納場所をつくる


平屋20坪で暮らすためには、空間を上手に活用して収納場所を増やす工夫が大事です。工夫の1つにロフトはおすすめです。

 

ロフトは階段下収納になります。また、吊り下げ棚や棚を壁面に設置すると、インテリアの一部にも収納にもすることができます。

吹き抜けを作って圧迫感をなくす

平屋は吹き抜けを設けることでさらに広さを感じられる空間になります。天井が高くなることで圧迫感がなくなり、開放的な雰囲気を演出できます。

吹き抜けや天窓をリビングの中心部に配置することで、家族が過ごす空間に明るさと爽やかな風が巡り、家全体がより広く感じられます。

スライドドアを活用して部屋を仕切り個室空間をつくる

20坪の平屋で個室空間を作るにはスライドドアがおすすめです。スライドドアは引き戸と違い、開閉するときの扇型の空間を用意する必要なく部屋を分けることができます。

また、スライドドアを使うことで、廊下が不要になり、間取りの自由度が上がります。廊下がないことで共用生活空間と居室が直結し、家族間のコミュニケーションも円滑になります。

また、部屋を分けることで空気の流れがどのように変わるかも考えてください。たとえば、仕切った部屋に空気がこもらないように換気システムを設計することで、カビの発生を減らせます。

平屋20坪の費用

ローコスト住宅なら500万円~1,000万円程度

平屋20坪の建築は、あらかじめ決められた間取りプランを選ぶことで、建築費用を500万円~1,000万円程度に抑えられます。一方で、オーダーメイドの平屋や高品質な素材を使用した場合には、建築費用は上がります。

大手ハウスメーカーの住宅なら1,500万円~2,000万円程度

ローコスト住宅の建築費用500万円~1,000万円とくらべて大手ハウスメーカーでは、より高品質な建材や設備を使うため建築費用は1,500万円~2,000万円程度です。

 

キッチンや洗面台、浴室といった設備の性能や予算とのバランスを鑑みて、自分の要望を叶えてくれるハウスメーカーを選びましょう。複数のハウスメーカーを比較検討すると、予算内で理想に近い平屋を建てやすくなります。

 

最新記事をもっとみる