家を建てる最適な時期とは?建築期間やお金まわりなども解説


家を建てるには時間がかかるため、転校や転職などを考えているなら、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。その他、建築工事は天気の影響も受けるため、家を建てるのに適した時期があります。今回は、家を建てるのに最適な時期や、建築期間、お金まわりのことなどを解説します。

家を建てる最適な時期とは?

Point 家づくりは約1年かかるため、余裕を持った計画を立てる

 

家づくりは、予算や間取りなどの優先順位を決めることから始め、ハウスメーカーや工務店を探す必要もあり、すぐに建築工事を開始することはできません。

 

家族それぞれには、入学や入社などのライフイベントがあるため、入居時期は慎重に検討するとよいでしょう。

 

基本的に、家づくりを検討してから入居するまでは、約1年と考えておいてください。間取りやデザインなどにこだわってプランの打ち合わせ回数が増えると入居するまでの期間が延びるため、余裕を持った計画を立てておくと安心です。

 

順調に家づくりが進んでも、入居するまでに6~9ヶ月くらいはかかります。家を建てる住宅メーカーとは、長い付き合いになると考えてください。

 

 

 

 

 

家を建てる最適な季節は?

Point 秋に着工して冬に完了する、あるいは春に着工して夏に完了するのが理想的

 

家づくりは、基本的に以下の流れで進みます。

 

1.予算・間取り・お金まわりの計画(約1ヶ月)

2.土地探し・住宅メーカー探し(約1ヶ月)

3.住宅メーカーとのプランニング(約3~4ヶ月)

4.着工(約6ヶ月)

5.引き渡し・入居(約1ヶ月)

 

建築工事は天気の影響も受けます。梅雨の時期は木材が濡れてしまい、膨張や脆くなる恐れがあります。また、基礎工事にあたるコンクリート打ちは、固まる前のコンクリートが外気温の影響を受けやすいため気温の安定している春や秋が適しているとされています。

 

そのため、10月や11月に着工して1月や2月に完了する、あるいは4月や5月に着工して8月や9月に完了するのが理想的だとされています。

家を建てる最適な時期はライフプランに合わせた建築?

Point 入学や転校、転職などを考慮し、妊娠中や産後を避ける方もいる

 

入学や転校、転職を考慮する

子どもがいるなら学校のことも考慮しなければいけません。家を建てる場所によっては転校する必要もあるでしょう。そのため、10月や11月に着工して1月や2月に完了する計画を立て、4月から新しい学校に通うように調整する方が多くいます。

 

あるいは、2学期から転校できるようにするならば、2月や3月に着工し始めるとよいでしょう。あらかじめ住宅メーカーに7月や8月に引き渡しおよび入居できるように調整してほしいと伝えておくと安心です。

 

その他、大人も転職により職場が変わるなら、そのタイミングも考慮しなければいけません。

妊娠中や産後を避ける

妊娠中に引っ越しするのは避ける方もいます。片付けや荷造りなどは身体への負担になり、つわりなどで体調不良になって思うように引っ越し作業を進められないことも考えられます。

 

とはいえ、産後に引っ越しすると、乳児を連れて生活環境を変えることになります。どの時期が最適か、ライフイベントも考慮して計画できるとよいでしょう。

家を建てる最適な時期にはお金まわりのタイミングも重要

Point 固定資産税の発生タイミングや減税、優遇制度などを確認する

 

固定資産税

家の建築完了時期は、固定資産税と関係します。固定資産税は、毎年1月1日時点での家の所有者に対して課税されるため、12月31日に建築が完了する場合と、1月2日に建築が完了する場合とでは、固定資産税が発生するタイミングが異なります。

 

12月31日に完了すると、1月1日から固定資産税の課税が始まりますが、1月2日に完了すると、その次の年の1月1日から課税が始まります。

 

建築完了日の違いは2日だけですが、固定資産税でいうと1年分の違いがあります。そのため、特別な事情がない限りは1月2日以降に建築が完了するように計画するとよいとされています。

 

ただし、土地に対する固定資産税の考え方は建物の場合と異なることもあり、固定資産税の取り扱いが市区町村によって違うこともあるため、詳しくは自治体に問い合わせましょう。

 

なお、新築にかかる税金については「【2023年版】新築住宅にかかる税金とは?税金シミュレーションもご紹介」を参考にしてください。

減税や優遇制度

また、家に関する減税や優遇制度なども考慮する必要があります。申請する時期や、制度の条件を満たしているか、確認しましょう。優遇制度については、予算を満たすと終了となることもあります。

まとめ

家づくりは一般的に1年程度かかり、建築工事は天気の影響を受けるため、秋あるいは春に着工するのが理想的とされています。

 

しかし、その他にも、入学や転校、転職など、ライフイベントも考慮しなければいけません。そのため、余裕を持った計画を立てておくことをおすすめします。

 

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