注文住宅を建てて間取りで後悔したランキング


時間をかけて施工会社と話し合いながら夢のマイホームを建てたものの、注文住宅を建てた後に後悔してしまうケースがあります。 これから注文住宅を建てるうえで、後悔せず納得のいくマイホームにするために、間取りで後悔しやすいことをランキングで紹介します。

 

1位:部屋の広さ

設計図を見て十分な広さだと感じたものの、実際に生活を始めると狭さを感じるケースがあります。 特にモデルハウスを参考にした場合、最低限の家具のみが置かれているため、自分たちの家具を置くと狭く感じることが多くあります。

部屋の広さを決めるときには、部屋の使用目的や必要な家具や配置を考えましょう。また、家具を置いた後も歩くスペースを十分に確保するため、通行には最低50cm以上、すれ違う場合には90cm以上の幅が必要です。

また、家族構成やライフスタイルが変わることをかんがえて、部屋の広さを柔軟に変更できるようにすることも大切です。例えば、引き戸を使用して可動式の壁を設けることで、部屋の広さを変えられるようにすると、将来的な家族の変化にも対応できます。

 

2位:収納場所

家の中が散らかってしまうと、せっかくの素敵なデザインも台無しになってしまいます。

収納スペースが足りないと、リビングや玄関、ウォークインクローゼットなどで物があふれかえってしまい、家が狭く見えることがあるので、現在の物の量だけでなく、将来物が増える可能性も考えたうえで、収納場所を確保しましょう。

例えば、リビングに収納スペースを作る方法のひとつとして、パントリーの活用がおすすめです。パントリーは食品庫だけでなく、リビングの収納としても役立ち、キッチンとリビング両方からアクセスしやすい場所に配置することで、便利です。

ただし、ただ収納場所を確保するだけでなく、使い勝手が良い位置に配置することも大切です。物の出し入れのことを考えて、収納場所を選びましょう。

3位:家事動線

「家事動線が悪い」とは、毎日おこなう洗濯や料理、掃除、ゴミ捨てといった家事がしにくい配置や、移動が効率的でない家の間取りのことをいいます。

例えば、キッチンから洗濯機が遠かったり、洗濯物を干す場所と衣類の収納スペースが離れすぎている場合、家事がしにくくて、毎日の暮らしにストレスを感じることがあります。

家事を効率よくおこなうためには、洗濯機やキッチン、収納スペースの位置を近くに設定したり、洗面所、脱衣所、浴室といった水回りを一箇所にまとめて、移動時間を最小限に抑える工夫が必要です。

4位コンセントの数・位置

コンセントの数や位置を考えないと、後で不便さを感じることがあります。まず、各部屋で使うであろう家電をリストアップし、頻度に合わせてコンセントの数を決めましょう。コンセントが足りなかったり、位置が悪くて使いにくいという問題を避けるためです。

5位:窓の位置

デザインや家の見た目に気を取られがちで、窓の位置や大きさをうまく考えられず、家の中の日光が入る位置、風の向き、明るさや暑さ、寒さについて考えられていないケースがあります。

トイレの窓の高さを少しだけ変えて、隣の家からの視線を遮断するなど、窓の位置を変えるだけで、生活がより快適になります。

また、標準的な窓の大きさではない場合、カーテンのサイズが特別注文になり、想定外の費用がかかることもあります。

6位:玄関から洗面所までが遠い

玄関から洗面所まで遠い位置に設置すると、特に子供たちが手洗いをする前に物を触ることが増えます。それを防ぐために、洗面所は玄関の近くに配置することがおすすめです。

最近では、玄関近くに小さな手洗い場を設ける「セカンド洗面台」というアイデアが流行り始めています。これは、ペットがいる家族にも便利で、散歩から帰った後に足を洗うことができます。

また、玄関と洗面所の位置が生活の利便性に大きく影響します。洗面所が遠いと手を洗うのが面倒になり、つい忘れてしまうことがあります。

特に玄関から洗面所までにリビングがある場合、手を洗わずにリビングに直行してしまうことがよくあります。

7位:音やにおいが気になる

キッチンの換気扇や食洗機の音、調理中のにおいなど、音やにおいの発生源に注意を払うことが大切です。

図面に音やにおいの発生源を描き込んで、リビングや寝室、客間などがその場所に近いかどうかチェックしましょう。また、隣家の換気扇や駐車場なども確認しておくべきです。

例えば、リビングや寝室の真上に足音が聞こえる通路や部屋がないか、キッチンやトイレの機械音や排水音が響かない場所にくつろぎの空間を設けているかなどを確認しましょう。

また、キッチンやリビングの近くの部屋にドアを設置しておくことで、調理中のにおいを遮断できます。

 

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