戸建ての意味と4つの種類を解説!一軒家や集合住宅との違いも
マイホームの購入を検討している際によく目に入る「戸建て」という単語。一口に戸建てといっても4種類あることをご存じですか?マイホーム検討時には、それぞれの戸建てのメリット・デメリットを理解した上で、検討を進めることが大切です。
そこでこの記事では「戸建て(戸建)とは?」という疑問にお答えし、4種類の戸建てのメリット・デメリットについて解説していきます。マイホーム購入にあたり、基礎知識として「戸建て」について学んでいきましょう。
戸建て(戸建)とは?
「戸建て」は“一戸建て”を略した言葉で、法的な定義はありませんが、一般的には「一世帯が住む、独立した一棟の住居」を指します。“複数の世帯が一つの建物に住む住宅”を「集合住宅」と呼びますが、それに対して戸建ては“一つの建物に一つの世帯が住む”住宅ということになります。なお、例外的に二世帯住宅は戸建てに含まれます。
戸建ての種類と違い
一口に戸建てといっても以下の4種類があります。
・新築注文住宅
・新築建売住宅
・中古一戸建て住宅
それぞれの意味とメリット・デメリットを解説します。
新築注文住宅
「新築注文住宅(以下、注文住宅)」とは、一言でいうと“オーダーメイドで建てられる家”です。正確にいうと、注文住宅の中にも、間取りやデザインなどすべてを自分で決めることができる「フルオーダー住宅」と、自分で決められる範囲が限定される「セミオーダー住宅」の2種類があります。
注文住宅では、自分が持っている土地に建物を建てます。そのため土地を持っていない人は土地探しから始めることになります。
新築注文住宅のメリット
注文住宅のメリットは「家を自由にデザインできる」という点です。注文住宅では自分や家族のライフスタイル、家族構成などに合わせて、間取りや設備などをデザインすることができます。
<注文住宅の要望例>
- みんなで料理を楽しみたいからキッチンをアイランド型にする
- 開放感のあるリビングにするために吹き抜けにする
- 仕事スペースや趣味のために書斎をつくる
上記のように、注文住宅では自分の好みを家に詰め込むことができます。せっかくなら自分たちならではのこだわりの家を建てたいという人は、注文住宅が第一選択肢になるでしょう。
新築注文住宅のデメリット
注文住宅のデメリットは以下のとおりです。
- こだわり過ぎると予算がいくらあっても足りない
- 打ち合わせや手続きが複数回必要
- 完成後の家をイメージしにくい
注文住宅はオーダーメイドのため、費用が高くなる傾向がありますが、予算額を担当者に伝えれば、その予算内に収められるプランを提案してくれます。もちろん、あれもこれもと要望を出すと予算オーバーになってしまいますので注意しましょう。
また、自由に作れるからこそイメージと完成後に相違が生まれる可能性もあります。
新築建売住宅
「新築建売住宅(以下、建売住宅)」とは土地と住宅がセットで販売されている住宅のことです。既に建築された完成品が販売される点が特徴です。
新築建売住宅のメリット
建売住宅のメリットは以下のとおりです。
- 完成品を見てから購入できるため、イメージと実物の相違がほぼない
- 入居までの時間が早い
- 注文住宅と比較して安い傾向がある
建売住宅は完成品なので、購入者としては実際に内見した上で、買うかどうか決めることができます。そのため入居後に後悔するリスクをなるべく抑えることが可能です。
新築建売住宅のデメリット
建売住宅のデメリットは以下のとおりです。
- オーソドックスな間取りで、個性がない
- 建築経過を見られない
- 多くの人が内見している
完成品を販売する建売住宅の場合、間取りや設備などを変更することが難しくなります。建築途中に販売している建売住宅の場合は、多少変更することもできますが、それでも限度はあります。「決まった間取りに合わせて生活をする」という点ではマンション購入と同じようなイメージとなり、「自分たちの暮らしに合わせて間取りを決める」という注文住宅の醍醐味は味わえません。
また、人によっては「建築経過が見られない」ために“内部構造が分からず不安”を感じたり、「多くの人が内見している」ために、セキュリティ面が心配と判断する人もいるかもしれません。
中古一戸建て住宅
「中古一戸建て住宅」とは、その名のとおり過去に他の人が住んでいた、中古の一戸建て住宅のことです。中古一戸建て住宅のメリット・デメリットを見ていきましょう。
中古一戸建て住宅のメリット
中古一戸建て住宅のメリットは以下のとおりです。
- 価格が安い
- 実物を確認した上で購入できる
- 購入費用を抑えた分、リフォームして綺麗にできる
中古一戸建て住宅の大きなメリットが「価格が安い」という点でしょう。同エリアの同じ条件の家であれば、新築一戸建てに比べて中古一戸建ては費用を抑えて購入することができます。
また建売住宅の同様に、既に建っている住宅を購入するため、外観や内観などを確認した上で購入することが可能です。
中古一戸建て住宅のデメリット
続いて、中古一戸建て住宅のデメリットを解説します。
- 家の構造体に欠陥がないか調査する必要がある
- 修繕ありきで資金計画をたてる必要がある
建築されてから一定期間が経っている中古一戸建て住宅は、地盤の状態や耐震性、雨漏りやシロアリ被害のチェックなど、専門家に調査してもらう必要があります。さらに、修繕が必要になるためリフォーム費用も含めた資金計画を立てなければなりません。内観や水回り設備だけでなく、外壁や屋根の修繕も行う必要が出てくるので、事前に状態を確認しておきましょう。
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他の住宅形態用語との違い
戸建てのほかにも住宅形態を指す用語はいくつかあります。ここでは「一軒家」と「集合住宅」の2つの用語について違いを確認していきます。
一軒家とは?
辞書を引くと、一軒家とは“周囲に家がなく、一軒だけ建っている家”とあります。一軒家と似た用語である「一戸建て(=戸建て)」との違いは以下のとおりです。
- 周囲に家がなく、一軒だけ建っている家・・・一軒家
- 集合住宅ではなく、1棟の家・・・一戸建て(=戸建て)
ただ上記はあくまで厳密に意味を規定する場合の違いであり、一軒家も一戸建て(戸建て)も同じ意味で使われる場面がほとんどです。
集合住宅とは?
「集合住宅」とは、一般的に「共同住宅」と同じ意味で使われ、「1つの建物を壁や床で区切り、複数の独立した住まいが存在している住居」のことです。いわゆるマンションやアパートのことですね。集合住宅では、住民は住居以外のエレベーターや廊下などの部分を供用しながら生活をします。
戸建てとの違いは「1つの建物の中に複数の住居があるかどうか」です。集合住宅は1つの建物に複数の独立した世帯が入居していますが、戸建ては1つの建物に1つの世帯が入居しています。
ちなみに集合住宅及び共同住宅と似ている用語に「長屋(テラスハウス・タウンハウス)」があります。長屋とは集合住宅と同様に、独立した住宅が1つの建物の中に複数入っている住宅を指しますが、違いは「共用部分の有無」。長屋は集合住宅と異なり、廊下やエントランスなどの共用部分は存在せず、各住居の玄関ドアを開けるとすぐに道路に面することになります。
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まとめ
今回は戸建ての種類や一軒家の意味の違いなどについて解説してきました。“戸建て”は聞き馴染みのある用語ですが、意外と知らなかったこともあるのではないでしょうか。
この記事で解説したとおり、戸建てと一口にいっても、注文住宅や建売住宅などさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
注文住宅の購入にあたっては、当社の「オンライン相談サービス」でご相談を承っています。「戸建てを建てたいけど、どれが良いのだろう」など、素朴な疑問に対してもお答えしていきますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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