ハウスメーカーの選び方がわからない!?後悔しないための5つのポイントとは?


 


ハウスメーカーとは?工務店とは違う?

【Point】ハウスメーカーは一定品質が保証され、工務店は注文の自由度が高い

 


ハウスメーカーとは独自のブランドとして、広く住宅を展開している企業のことです。ダイワハウスや積水ハウス、ヘーベルハウス、セキスイハイムといった企業が有名どころで、一度はテレビCMや広告などを目にしたことがあるでしょう。

ハウスメーカーの多くは全国どこにでも対応し、統一された仕様で、短い工期で完成します。また、大学や研究機関と共同で実験を行い「地震に強い家」を追求しており、工場生産によってその品質を保てることが、ハウスメーカーで家を建てるメリットです。アフターフォローもしっかり対応しているので、暮らしてみて不具合があればすぐに連絡できる点も魅力です。

一方コストがかかりやすく、同じ価格を支払うなら工務店の方がより良い建材を選べるといったケースもあります。ハウスメーカーは設備などを部分的に選ぶことはできても、基本的には用意されたプランやテーマから選ぶことが多いです。メーカーによって対応力の差はありますが、一風変わった内装や奇抜な間取りなどを目指す方には向いていません。

工務店は地域に密着し、職人を中心とした小さい会社から、フランチャイズ加盟した大規模な会社まで様々あります。デザインや設備、間取りなどの自由度が高く、一から家づくりを考えたいという方にうってつけです。工務店によって得意な分野が違うので、ご自身がこだわりたいポイントを得意とする会社を選ぶと満足度が高まります。

しかし、資材が規格化されていない分、職人の腕の良し悪しで差が出やすく、工期はハウスメーカーに比べると少し長くかかることがあります。またアフターフォローの充実度も会社によってまちまちで、場合によってはあまり対応してくれないことも。家を建てた後の対応については、事前にしっかり確認することが必要です。

 

 

ハウスメーカーを選ぶ際のポイントとは?

【Point】価格、デザイン、サービス、現場見学、担当者からハウスメーカーを選ぶ

 


どのハウスメーカーを利用しようか迷ったときは、ぜひ5つのポイントで検討してみてください。

 

1.価格

まずは予算の範囲内に収まるかどうかが、ハウスメーカー選びの大前提となります。どんなに特定のハウスメーカーを気に入っても、予算の上限より500万円、1,000万円の資金が必要となると、現実的ではないでしょう。

しかし、単に安ければ安いほどよいというものでもありません。耐震性や耐熱性といった機能面はもちろん、安心して長く使える設備などを、予算内でそろえる必要があります。家は何十年と住むもの。長い期間満足して過ごすためにもまずは自分の中で、どこにお金をかけて、どこを節約するか整理してみてください。

そしてハウスメーカーからの見積もりをもらったら、内訳を見てそのこだわりにあわせた予算配分ができるか検討してみると、より自分にぴったりのハウスメーカーを選ぶことができます。

 

2.デザイン

ハウスメーカーにはそれぞれ、どのようなデザインが得意か強みがあります。北欧風や和モダン、ホテルライクなどは人気がありますが、まずはご自身がどんなテイストの家に住みたいかを明確にすると、選びやすくなるでしょう。

ハウスメーカーの公式Webサイトには過去の施工事例が掲載されており、いくつか見てみるとどのような雰囲気の家が多いか、傾向がつかめます。そこで好みのデザインを見つけてある程度絞ったら、住宅展示場に足を運ぶことがおすすめです。

Webサイトで画面上の写真を見ているだけではわからない家の中の雰囲気や、細かい部分も思う存分見て回ることが可能です。機能性とデザインのバランスを考えつつ、自分の理想を実現できそうなハウスメーカーを選んでみてください。

 

3.サービス

どのようなアフターサービスをしているか、建て終わった後もきちんと対応してもらえるのか、保証内容・期間はどうなっているのかなど、各種サービスもチェックしてみてください。いざ住み始めてみたら不具合が出たり、十年経って修繕が必要になったりと、家というのは建てて終わりではありません。

暮らしの中で困ったことが発生したとき、すぐにフォローしてもらえるハウスメーカーなら安心です。Webサイトの情報を見たり、担当者から話を聞いたりするだけでなく、実際にそのハウスメーカーで家を建てた方の口コミも参考になります。

 

4.現場見学

建築中の工事現場を見学できるか聞いてみてください。家づくりの構造や依頼している職人に自信があり許可されることもあれば、中には顧客に見せられないとNGになるケースもあります。もちろん安全上の理由などもありますが、きちんと見せられるハウスメーカーがある一方、断るハウスメーカーがあるのも事実です。

基礎工事をしっかりやっているか、整理整頓された現場で一つひとつを丁寧に扱っているかなども、選び方の一つの基準になります。

 

5.営業担当者

家づくりは一日や二日で終わるものではありません。数か月間じっくり時間をかけて取り組みます。その間、連絡を取ることになる担当者との相性も大切です。ハウスメーカーは全国の顧客に一定のサービスを提供するため、接客についても研修がある場合がほとんどですが、それでも人と人との相性はあり、場合によってはコミュニケーションがしにくいこともあります。

担当者は、これから長く暮らしていく家を一緒に作っていく大切なパートナーです。住宅展示場のアンケート調査では、契約の決め手として第1位に「営業マンの人柄・対応」が選ばれるという結果も出ています。「あの人に連絡するのは、億劫だな」と思ってしまうようなら、担当者を変更させてほしいと伝えるのも一手です。

以上5つが、ハウスメーカー選びのポイントになります。まだ目星がついていない場合は、こちらからご自身の好みなど条件を絞り込み検索すると、マッチするハウスメーカーの資料を請求できます。まだ条件を絞るほど考えがまとまっていない場合は、オンライン相談サービスにてハウスメーカー選びをサポートしてもらうことも可能です。

 


ハウスメーカー選びに役立つ住宅展示場

【Point 】ハウスメーカーを決める前に複数のモデルハウスを見学するとよい

 


ハウスメーカーに悩んだら、まずは住宅展示場に足を運んでみてください。Webサイトを見たりカタログを読んだりするだけではわからない、実際の質感や空気感、考えられた家事動線を体感でき、雰囲気をつかむことができます。また、こだわりたいポイントを一気に見ることができるため、非常に効率的です。

住宅展示場では間取りや設備だけでなく、耐震性や省エネ性能といった機能もチェックしてください。インテリアなどに目が行くことも多いですが、それは自分でどんな家具を買うかによって変わるので、ハウスメーカー選びのポイントにはなりません。壁や窓にどんな資材を使っているか、どのような構造で建設されているかなどの方が重要です。

すでにハウスメーカーが決まっている場合はその住宅展示場にだけ行けばよいですが、まだ決めかねている場合は、複数のハウスメーカーの家が見学できるタイプの住宅展示場がおすすめです。あちこち足を運ぶ必要がなく、様々なタイプの家をまとめて見学できます。

事前に見学をしておけば待ち時間もなく、一日に見られる物件数も多くなります。また、事前にどこを特に注目しているかを伝えることで、その点を重点的に見学できるのもメリットです。見学の際は住宅展示場の予約フォームを利用すれば、複数のメーカーのモデルハウスを効率的に申し込むことができます。

 


ハウスメーカーの選び方が学べる書籍

【Point】書籍やオンライン相談なら外出を控えて家づくりを検討できる

 


コロナ禍でなかなか住宅展示場に足を運びにくいという方には、家づくりに関する書籍を読んでみるのがおすすめです。特に下記の3冊はランキング上位で役立ちます。

 

1.『間取りの方程式』

『間取りの方程式』は、間取りに悩んでいる方におすすめの一冊です。建築のプロはどのように間取りを考えているか、25のセオリーを紹介しています。また、東西南北どちら側に道路がある敷地かによって、どのような間取りにすべきかという具体的なアドバイスも書かれており、非常に参考になります。個性的な間取りより、実用的で住みやすい間取りを重視している点もポイントです。

詳細・購入はこちら

 


2.『世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 木造住宅』

『世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 木造住宅』は、これから木造住宅を建てたいという方におすすめです。基礎作りや柱、屋根、壁など、どのように出来上がっていくかが図解を添えてわかりやすくまとめられています。同じ構造でも、どのくらいの工期をかけているかなどでハウスメーカーの実力を見極めやすくなります。

詳細・購入はこちら

 

3.『後悔しない家づくりのすべて』

『後悔しない家づくりのすべて』は、一級建築士YouTuberである筆者がセンスやお金がなくても満足する家を建てるための方法を解説しています。家づくり初心者が惹かれる吹き抜けや和室、バルコニーなどについて不要論を唱えており、目から鱗の情報が満載です。

詳細・購入はこちら

 

オンライン相談サービス

コロナ禍で外出を控えながら家づくりについて学びたい方は、オンライン相談サービスもおすすめです。住宅メーカー選びで困っている方や、家づくりについて漠然と疑問がある方のために、住宅専門のアドバイザーが無料で直接カウンセリングします。

専門的な知識がない方にも一からわかりやすく説明しているので、初心者の方におすすめです。自宅からスマートフォンやタブレットを使って、簡単に参加できます。ご相談内容は様々で、家づくりの基礎知識やスケジュール感をお伝えしたり、住宅メーカーを選ぶ際のポイントを共有し、希望に沿った会社をご紹介することも可能です。また、簡単な資金シミュレーションを通して、概算計画をご一緒に立てることもできます。

ハウスメーカーとは違って第三者の立場からお客様に寄り添えるので、もし家づくりで困ったことがあればご利用ください。

オンライン相談サービスの詳細はこちら

最新記事をもっとみる