【間取りでの失敗例掲載】間取りで失敗してしまったと後悔をしないためにはどうしたらいい?
一生に一度の買い物である注文住宅。長く安心して暮らせるように、より快適なものにしたいですよね。しかしなかには、「もっとこうすればよかった」と後悔している方もいます。そこで今回は注文住宅の間取りに注目し、どういった点を気をつければよいのか、失敗事例とともにご紹介します。
注文住宅は間取りで失敗する?
【Point】間取りの失敗は事例を知ることで避けられる!
注文住宅は建売分譲住宅と違い、自分の家族やライフスタイルにあわせて自由に設計できる点が大きなメリットです。海外風のインテリアにしたり、お気に入りのスペースを作ったりと、できることがたくさんあります。
その一方、住宅に関する専門知識がないなかですべてを考えなくてはいけないため、暮らし始めてからトラブルが起きて「失敗した」と思う方も少なくありません。そうならないためにも、自分自身で本を読んだりネットで勉強したりして、家や間取りについて知ることが大切です。
以下は実際に起きた間取りの失敗例なので、まずはこういった点でミスが起きないように気を付けてみてください。
リビング・寝室の失敗事例
【Point】おしゃれさだけではなく、安心して家族団欒の時間を過ごせる間取りに!
1.外から中が丸見え
リビングは一日の中で多くの時間を過ごす場所であり、寝室はとてもプライベートな空間です。だからこそ外から見えるような間取りだと、落ち着いて暮らすことができません。また、玄関を開けたらリビングの奥まで見えてしまうような作りだと、常に家の中を片付けていないと、来客時に恥ずかしい思いをします。
せっかく大きい窓をつけたのに、結局カーテンを閉めっぱなしにしているということもよくあります。部屋の中の雰囲気だけでなく、外からどう見えるかといった点も注意して間取りを考えてみてください。
2.コンセントが足りない
今は、生活のなかで様々な家電製品を使っています。テレビや間接照明だけでなく、ロボット掃除機や加湿器、空気清浄機、スマートスピーカーなど、常時電源が必要となるものも多いでしょう。だからこそ、十分なコンセントがなければ快適な暮らしができません。
間取りを考える時は部屋の大きさや場所に気を取られがちですが、特にリビングと寝室はコンセントの数・配置にも配慮してください。
3.生活音が気になる
寝室はゆっくり睡眠をとるためにも、なるべく静かな空間にしたいもの。しかしトイレが近ければ夜中に起きてきた家族が水を流す音が気になりますし、リビングと隣接していると生活リズムの異なる家族の立てる音が耳に入って眠れません。
寝室は、他の部屋と廊下で区切ると生活音が気になりにくくなります。広さを確保するために廊下は作りたくないという場合には、遮音性を高める壁にするなど、何か工夫をしてみてください。
3.光が反射してテレビが見えない
リビングや寝室に大きい窓をつけたものの、そこから入る光がテレビに反射して、画面がよく見えなくなることがあります。テレビはリビングに置くことがほとんどのため、間取りを考えるときはテレビの位置も考慮してから、窓の大きさや場所を決めた方がよいでしょう。
4.収納が足りない
玄関や廊下にまとめて収納スペースを作る方もいますが、リビングで使うものはリビングの収納に、寝室で使うものは寝室の収納に入れた方が、毎日の生活が楽になります。例えば、ちょっとした掃除道具を取りに行くのにも部屋を移動しないといけないとなると大変です。
特に、リビングは大きな窓をつけることが多いですが、その分どうしても収納スペースを確保できなくなってしまいます。せっかく洗練された家を建てても、物を片付けられずにあふれてしまったら、おしゃれな空間にはなりません。
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浴室・トイレ・洗面スペースの失敗事例
【Point】どんなときでも使いやすい間取りを考える!
1.他の家族が入浴中に洗面所を使えない
洗面所の奥に浴室がある間取りなど、誰かがお風呂に入っている間に洗面所を使うことができないようでは、生活がしにくくなってしまいます。夫婦二人暮らしであれば問題ないかもしれませんが、子どもが大きくなったり、親との同居で人数が増えたりすると、使えない時間が増えて困りものです。スペースに余裕がある場合は、洗面所と脱衣所を分ける間取りも検討してみましょう。
2.人が密集して動きにくい
朝の忙しい時間は、家族みんなが洗面所で顔を洗ったり歯を磨いたりします。そのため、ある程度の大きさがないと人が密集してしまい、すれ違いにくいなど不便さを感じてしまうものです。
家族の人数によっては、洗面台を2つにしたり、幅や奥行きにゆとりを持たせたりと、スムーズに使える工夫が必要です。また、トイレも2つあった方が朝は慌ただしくなくゆっくり時間を過ごせそうです。
3、玄関から遠い
コロナ禍では手洗いの重要性が増しており、外から帰ってきたら1秒でも早く手を洗いたいという方も増えています。しかし玄関から洗面所が遠いと、手を洗わずに家の中を移動する時間が長くなりますし、その間にドアノブなど触ってしまいます。
また、子どもがいる家庭は外で遊んで泥だらけになった後、浴室に直行できた方が家をきれいに保つことができます。
4.洗濯の動線が考えられていない
洗濯は週に何度も、家庭によっては毎日行う家事です。だからこそ、より快適な動線を確保する必要があります。洗濯機から干す場所が遠かったり、取り込んだ服をしまう場所が離れていたりすると、不便になってしまいます。
最近はランドリールームを採用する方も多いようです。一日中干しっぱなしにできる空間は、「室内干し派」の方にとってとても便利なものになるでしょう。クローゼットを隣接させれば、各部屋に運ぶ手間が省けてさらに効率の良い動線となります。洗濯をしたらどう動くのかを想像してみて、どのような間取りにしたら毎日ストレスを感じないかを考えてみてください。
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キッチンの失敗事例
【Point】使い勝手や掃除のしやすさが重要!
1.スペース不足
キッチンは置くものが多く、思ったよりもスペースが必要です。どんな家電を置くかは家庭によりますが、電子レンジや炊飯器のほか、ケトル、トースター、ミキサー、コーヒーメーカーなど、人によってはかなり多くのアイテムを置く必要があります。
そのうえで、食材を切ったり混ぜたりと作業する場所も必要です。キッチンが小さいと料理効率が下がり、ストレスがかかります。間取りを考える時は十分なスペースを確保するよう気を付けてください。
2.収納が使いにくい
スペースを確保してたっぷり収納を作っても、形によっては非常に使いにくくなってしまいます。例えば、奥行きのある収納にしてしまうと奥の方に置いたものを取り出すのが面倒になり、ずっとそのままにしてしまうことはよくあります。
キッチンの収納としては、パントリーも人気です。キッチン周りをスッキリとさせてくれるのはもちろんのこと、ストックが一目で分かるため探しやすく非常に便利です。まとめ買いもできるため、日々の買い物も楽になります。
3.オープンキッチンにはデメリットもある
せっかく注文住宅を建てるなら、家族の顔を見ながら料理ができるアイランドキッチンにしたいという方は多いです。たしかに子どもを見ながら家事ができるのはメリットですが、キッチンの状況がリビングから丸見えになってしまうというデメリットもあります。
これまでは来客が来た時にリビングだけ片付ければよかったところを、リビングとキッチンの両方をきれいにしなくてはなりません。自宅に人が来ないライフスタイルであれば気になりませんが、両親や友人が訪れるようであれば、その点も含めて間取りを決める必要があります。
玄関・階段の失敗事例
【Point】玄関には収納を、階段はリビング以外に!
1.玄関収納がない
わざわざ玄関に収納がなくてもよいと考え、後悔するケースは多々あります。ベビーカーや子どもの外遊びグッズ、アウトドア用品やスポーツ用品などは出がけに取り出し、帰ってきたらすぐにしまいたいですよね。そうしたものを置いておくためのスペースは必要です。
また、コートクロークがあると出かける時に便利ですし、来客にもスムーズに対応できます。コートを玄関より中に入れないことによって、リビングにウイルスや花粉を持ち込まない点も大きなメリットです。
2.階段からにおいと暖気が上がっていく
リビング階段は開放感があって素敵ですが、においがそのまま2階に上がっていってしまうというデメリットがあります。キッチンとリビングがつながっている間取りだと、特に気になります。
また、冷暖房の空気が2階へと広がってしまうので、部屋の温度調整に時間がかかり電気代もかさみがちです。特に温かい空気は上にのぼっていくので、部屋がなかなか温まりにくいです。室温については、家全体の温度を一定に保つ「全館空調」システムを採用することもあわせて考えたいところです。
収納の失敗事例
【Point】必要なところに必要なスペースの収納を作る!
1.使う場所の近くに収納がない
リビング・寝室の失敗事例で解説した通り、その部屋で使うものはその部屋の収納に入れるべきです。これは他の部屋でも同じことで、例えば来客時に使う大きな調理器具や食器はキッチン収納に入れておき、水回りの掃除用具は洗面所などの収納にしまっておいた方がよいでしょう。
「家の中に一つ大きな収納を作ったから大丈夫」といった考えで間取りを決定すると、物の収納自体はできても、それらが使いにくくなってしまいます。
2.ウォークインクローゼットの収納力が低いこともある
ウォークインクローゼットを作れば服をたくさん収納できると思っている方がほとんどですが、大きさによっては必ずしもそうとは限りません。まず、ハンガーをつるすための奥行が45㎝は必要です。さらに人が通るためのスペースは60㎝ほど確保しておかないと、置いてあるものがうまく取り出せません。ウォークインクローゼットの中で着替えたいのであれば80㎝は必須です。
家族は何人いるか、それぞれがどのくらいの服を持っている人がいるかにもよりますが、場合によっては壁面クローゼットの方が役立つということもありえます。どちらの方が向いているか、冷静に検討してみてください。
3.屋根裏収納が不便
屋根裏収納を作ったものの、実際には使わないというケースはよくあります。間取りを考えている段階では「ちょっと上に登るくらいだし、使いにくくないだろう」と思っても、実際に生活してみるとそのちょっとした動作が面倒に感じてしまいます。
シーズンごとにしか使わないものや年に数回だけ使いたいものがあるなら屋根裏収納を作る意味はありますが、もしそうではないならわざわざコストをかけて作らなければならないのか、吟味が必要です。
間取りを失敗しないためのポイント
【Point】事前に失敗例を知ることで、後悔のない間取りを!
注文住宅で間取りを失敗しないためには、まずは失敗例をよく理解して、他の人がどんなところで後悔しているのかをチェックしてください。これだけでも、同じミスをすることを防げます。
間取りを決める際は、まずは生活の中心となるリビングから考えるとよいでしょう。そこからどんなキッチンにしたいか、生活音を抑えるために寝室とどう離すかなど順番に考えられます。
そして、水回りは機能性を重視して考えてみてください。おしゃれな雰囲気を目指すのはもちろん悪いことではないですが、デザインを重視するあまり、トイレやお風呂が使いにくくなっては毎日の生活にストレスとなってしまいます。
また、今のライフスタイルをベースで考えるのではなく、これからどうなっていくかもしっかり加味して間取りを決めなくてはなりません。収納も、「今このくらいだから、これだけあれば十分」と思っていても、子どもが生まれ大きくなるにつれて物は増えるものです。ゆとりをもって計画するほうが後々困らないでしょう。
これから長く暮らす家だからこそ、後悔のないように事前にしっかり考えておきましょう。
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