一人暮らし用の注文住宅とは?間取りや気を付けたいポイント、費用などを解説
一人で暮らすライフプランを考えている方の中には、自分の資産になる一人暮らし用の注文住宅を建てたい方が増えてきました。そこで、一人暮らし用の注文住宅のイメージを具体的に持つために、今回は間取りや気を付けたいポイント、費用などを解説します。
一人暮らし用の注文住宅も建てられる
Point 様々なメリットがあるため、一人暮らし用の注文住宅は需要がある
近年、50歳時の未婚率を示す生涯未婚率は増加傾向にあり、近年では約4人に1人が当てはまる計算となっています。また、結婚を望まない独身の方や離婚した方、夫や妻と死別した方などの一人暮らし世帯も年々増えており、将来住み続けられる一人暮らし用の注文住宅を検討する方が増えてきています。
一人暮らし用の注文住宅のメリット
同居人との騒音や振動トラブルが少ない
注文住宅は、マンションやアパートよりも騒音や振動のトラブルが少なく、自分が家の中で立てる音も、同居家族に気を遣わなくて済みます。
好きな間取りの家に住める
注文住宅は間取りやデザインを自分好みに作ることができ、改修工事やメンテナンスも好きな時期に行えます。また、分譲マンションなどにある管理組合への加入義務がないことも気楽に過ごせるポイントです。
自分一人の資産になる
賃貸と違い、自分の資産になるメリットもあります。家賃を支払わなくても住めることに加え、売ったり貸したりする選択肢もあります。
ペットが飼える
集合住宅ではペットの飼育が許可されていないところがありますが、注文住宅の場合は好きなペットと一緒に暮らすことができます。自分の望む形でのペット飼育を検討することができるでしょう。
一人暮らし用の注文住宅のデメリット
まとまった費用が必要になる
注文住宅は建てるにあたって高額な費用が必要になります。住宅ローンを使用することにより、初期の負担を軽減できますが、手付金などまとまった費用が必要になります。これらを一人で考え、用意する必要があります。
維持費がかかる
まとまった費用が必要である一方で、固定資産税や保険料が必要になり、将来の修繕費用のことも一人で考えなくてはいけません。さらに、水回りなどの設備も交換する必要があるため、維持費がかかります。
近所付き合いも一人で対応
地域によっては町内会や自治会への加入が必要になる場合もあり、ゴミ収集所の当番などがある地域もあります。同居人がいる場合は分担や相談が可能ですが、一人の場合はそれら全てを対応しなければいけません。
一人暮らしにおすすめの注文住宅の間取り
Point 必要最低限の部屋数が理想のため、1LDK~2LDKがおすすめ
一人暮らし用の注文住宅なら1LDK~2LDKがおすすめの広さです。必要以上に部屋があっても使わない恐れがあり、掃除が面倒になり建築費や維持費も多くかかってしまいます。
自分にとって必要な部屋数だけ作るのが理想的です。リビングやダイニング、キッチンの他に独立した部屋が1~2個あると、十分と感じる方が多いでしょう。
また、可能ならば、2階建てではなく平屋の方が、高齢になっても住みやすいです。足腰に不安があっても階段を使わず、1階だけで生活・家事導線が成り立つので、1人でも安心です。
高齢になっても住みやすいバリアフリーな注文住宅の作り方に関しては「注文住宅を建てる際に考えたいバリアフリーとは?作り方のポイントや注意点などを解説」を参考にしてください。
一人暮らし用の注文住宅で気を付けるポイント
Point 高齢になっても生活や家事がしやすく、売却や賃貸する可能性も考慮する
生活・家事動線、ライフスタイルに合わせた間取りにする
注文住宅の間取りを考える際は、生活・家事動線を考慮する必要があります。例えば、洗濯機を置く場所と物干しスペース、クローゼットはなるべく近い方が好ましいです。
また、車を利用した買い物を頻繁にするのならば、車に載せた荷物の積み下ろしが楽になるように駐車場と荷物を置く部屋を近くにすると良いでしょう。ライフスタイルに合わせた間取りを考えるのがポイントです。
高齢になっても住みやすい工夫をする
高齢になった時のことも考えると、出入り口を引き戸にしたり玄関やトイレに手すりを付けたりするのがおすすめです。一人暮らしであるがゆえ、自分で行わなければならない掃除や電球交換などのメンテナンスも楽にできるように工夫するのもポイントです。将来的な変化にも対応できるように工夫しましょう。
売却や賃貸する可能性も考える
一人暮らしができなくなる可能性も考えるならば、売却や賃貸に出しやすい物件にしておくと良いでしょう。公共交通機関へのアクセスの良いところに建て、デザインや間取り、設備や機能性を特殊な作りにしないことなどがポイントです。
家族や友人を招くシーンも考える
家族や友人の来客が考えられるなら、あらかじめ1部屋設けておくか、客室を兼ねた他の部屋を作っておくと困らないでしょう。
一人暮らし用の注文住宅を建てる際の費用
Point 1LDKの場合1,000~1,5000万円が目安で、つなぎ融資や住宅ローンを有効活用する
一人暮らし用の注文住宅を建てる際にかかる費用は間取りや設備により大きく異なりますが、1LDKの場合は1,000~1,500万円程度、2LDKの場合は1,300~1,800万円程度が目安となります。
依頼するハウスメーカーや工務店によって、費用が変わりますので、複数社から概算見積もりを出してもらうと良いでしょう。
費用については、自己資金が少ない場合はつなぎ融資を検討すると良いでしょう。つなぎ融資とは、これから住宅を建築する際、完成して住宅ローンが実行されるまでに必要となる土地購入費用や着工金、中間金などの支払いに対して一時的に融資するものです。
つなぎ融資について詳しく知りたい方は「注文住宅を建てる際に考えたいつなぎ融資とは?メリット・デメリットなどを解説」を参考にしてください。
また、住宅ローンの利用も考える必要があります。住宅ローンの実行までどのような流れで審査が行われるのかなどの詳しい情報を知りたい方は「注文住宅の住宅ローン契約の流れとは?審査の内容やつなぎ融資についても解説」を参考にしてください。
費用を抑えたい場合は住宅の要素を一人暮らしに合わせて削っていくのも手です。住宅メーカーに必要な間取りや設備を伝えて不要な箇所は削ってもらいましょう。例えば、駐車場や庭が不要であれば設ける必要はありません。
また、家の大きさは必要最低限で良いという方は「コンパクトハウス」という選択肢もあります。詳しくは「コンパクトハウスとは?小さいからこそのメリットやデメリットについて解説!」をチェックしてください。
まとめ
結婚を考えていない独身の方やパートナーを失った高齢の方などが一人暮らし用の注文住宅を検討するケースは増えています。
固定資産税や修繕費用などの維持費を一人で負担しなくてはいけないデメリットがありますが、好きな間取りやライフスタイルに合わせた住宅を検討できる他、騒音や振動のトラブルが少なく、賃貸と違って自分の資産になるメリットがあります。
一人暮らし用なら、1LDK~2LDKがおすすめの広さです。掃除や維持費のことを考えると、必要最低限に留めておくのが好ましいです。高齢になっても住みやすい工夫や将来的に一人暮らしできなくなる可能性を考慮すると売却や賃貸のしやすさもしっかり考えましょう。
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