住宅メーカーに会う前に必見!注文住宅の打ち合わせの流れと必要な準備を解説。


注文住宅を建てるにはハウスメーカーや工務店と会い打ち合わせを行います。この時、何を話したらよいのか事前に知っておくとスムーズに進められます。

 

そこで今回は住宅メーカーとの打ち合わせについてスケジュールや話す内容を解説します。スムーズな打ち合わせをするために事前にチェックしておきたい項目も紹介するので、注文住宅を建てようと考えている方はぜひ参考にしてください。

 

打ち合わせでは何を話すべきなのか?

Point 希望やこだわりを伝えてプロの提案を聞くことが大事

 

打ち合わせでは、プランニングから家の引き渡しまでの工程で家についての希望やこだわり、ハウスメーカーや工務店の担当者のアドバイス、家づくりにおける疑問点などを話し合います。

 

注文住宅の打ち合わせで大事なことは、「自分の希望やこだわりを正確に伝える」「住宅メーカーのプロとしての提案をきちんと聞く」の2つです。それぞれご紹介します。

 

1.希望を正確に伝える

初回の打ち合わせでは住宅メーカーの担当者の話をしっかり聞き、ヒアリングに対して正確に答えるようにしましょう。

打ち合わせの中では注文住宅の予算や希望、こだわりなどについて聞かれます。この時、あいまいにせず伝えていくことが重要です。また、ヒアリングに対する住宅メーカーの返答から、家づくりの情報やアイデアを知ることも意識しましょう。わからない点があればその場で質問し、理解しておくことも大切です。

 

また、自分が描いているイメージは具体的にメーカー名や写真、絵を用いて伝えるようにし、住宅メーカーの担当者としっかり認識を合わせてください。イメージを得るには住宅展示場やモデルハウスへの見学はおすすめです。よいと思ったものがあれば細かくメーカー名や色などをメモしたり写真を撮ったりしておきましょう。

 

 

2.プロの提案をきちんと聞く

「希望をしっかり伝える」意識の次は、相手の提案を取り入れる姿勢も念頭に置くようにしましょう。

注文住宅について専門的な知識や経験を持つ住宅メーカーの提案や意見は貴重なものです。採用するかは後ほど判断するとして、まずはプロの考えを柔軟に取り入れるようにしましょう。

 

また、住宅メーカーからの提案はもちろん、自分もどのような希望を出して打ち合わせを行ったかをしっかり記録しておくことも重要です。自分でメモを取る、住宅メーカー側に議事録の作成を依頼する、あるいはスマートフォンを使って録音するなど記録の方法は様々です。住宅メーカーと相談し、記録方法を決めておきましょう。

 

打ち合わせのスケジュール回数と内容

Point プランニングの打ち合わせ回数は10回程度

 

住宅メーカーの担当者との打ち合わせスケジュールは3つに分けることができます。その工程ごとの目安となる回数や話す内容は以下のとおりです。

プランニングから着工まで

家づくりにおいて、建材や間取りなどのプランを練っていく際に最も打ち合わせを行います。注文住宅の場合、3~4ヶ月程度かけてプランニングから着工までに5~10回程度は打ち合わせを行うとされています。

ただし、専門的な相談をしたい場合や土地の条件や規模により打ち合わせ回数が変わってきますので、回数はあくまで参考にしてください。

 

プランニングの中では平面図や展開図、造作家具詳細図などを用いて、実際に生活するイメージを膨らませていきます。思った内容と違ったり、気になるところがある場合はこの工程できちんと伝えましょう。

建築中

建築が順調に進んでいるか確認し、変更点がないか打ち合わせを行います。この工程での打ち合わせ回数は2~5回程度が一般的で、進捗に問題がなければスムーズに進みます。

引き渡し

最終確認のため、引き渡しのタイミングでも打ち合わせをおこないます。打ち合わせ回数は、多くて4回程度が目安です。

 

 

打ち合わせをスムーズにするための事前準備

Point 伝えたいことをメモしておくのが大事

 

打ち合わせをスムーズにするためには、以下のことを事前に決めておくとよいでしょう。

 

  • 予算を決める
  • 希望やこだわりを決める
  • 注文住宅について分からないことや聞いておきたいことをまとめる
  • 次回の打ち合わせでは何を決めるか明確にする

 

予算を決める

事前に予算の目安と上限を決めておきましょう。注文住宅では家の内容を自由に決めて作りこむことができますが、作りこむほど費用がかかります。どの部分に費用をかけるか判断するためにも、まずはしっかり予算計画を考えることが重要です。

また、注文住宅にかかる費用は建築費のみではありません。土地を取得した際に必要な費用や、注文住宅が完成した後も保険料、固定資産税、維持費など様々な費用が必要になります。貯金や今後の収入、住宅ローンのことも加味して計画を立てましょう。

 

希望条件を決める

どのような注文住宅にしたいか、住宅メーカーの担当者にきちんと伝えなければいけません。希望条件やこだわりをメモしておくとよいでしょう。

 

この際、可能な限り具体的に写真や絵を使ってメモしておいてください。住宅の事例写真を見せる場合は、どの住宅メーカーの事例なのかもメモをしておきましょう。最近では、住宅メーカーのサイトやInstagram、Pinterestにも、注文住宅の事例が掲載されています。

 

質問したいことをまとめる

注文住宅を初めて建てる際に分からないことや聞きたいことがたくさん出てくるのは自然なことです。相手の負担になるのではと遠慮しすぎず、しっかり不明点を解消していくことが重要です。

また、質問したいことを頭の中で考えていても、打ち合わせの流れで聞きそびれてしまったり忘れてしまったりすることもあります。紙に書き出し、チェックリストのようにしておくのがおすすめです。

 

次回で何を決めるか明確にする

打ち合わせで決めることは多くあり、混乱することもあるかもしれません。そこで、「次回の打ち合わせでは何を決めるか」を把握しておくことをおすすめします。

基本的には住宅メーカーの担当者が進行して管理してくれますが、次の打ち合わせではどのようなことを話すのかという説明がなければ、自分から確認するようにしてみましょう。

 

まとめ

注文住宅を建てるうえで決めなければいけないことは多くありますが、その打ち合わせで大事なことは「自分の希望やこだわりを正確に伝える」「住宅メーカーのプロとしての提案をきちんと聞く」の2つです。

打ち合わせをスムーズにするためには、予算や希望条件などを事前に決めて聞きそびれてしまわないように、メモしておくことをおすすめします。

 

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