家を建てるときに最初にすること5選


自分だけの理想の家を手にいれるという夢を実現できるのが、マイホームの建築です。家を建てるためには、何から始めたら良いのかを知らないと、建築会社と契約してから「事前に調べておけばよかった」や「他の選択肢があったのは知らなかった」などと後悔します。

 

家づくりに成功して理想の暮らしを実現するには、家を建てたいと思ったときに最初にすることをいまのうちに理解しておくべきです。

 

自分で雑誌やSNSをみて家づくりの情報収集をしている方も、土地選びの段階の方も、本記事を確認したあとに土地選びや資金計画を立てると理解しやすくなっています。いますぐ確認して家づくりの第一歩を踏み出しましょう。

 

 

理想の家のイメージを固める

雑誌やSNSで情報収集する

雑誌には、建築家やデザイナーが提案する家づくりのアイデアが豊富に掲載されています。また、気に入ったデザインの写真を保存しておくことで、自分が何を重視して家づくりをしたいのか、間取りや好みの内装を明確にできます。

 

SNSは、最新の情報が更新されるので、流行をいち早く確認することができます。特にインスタグラムやピンタレストは、写真や動画が中心のSNSなので、写真や動きを通して良いと感じる家づくりを参考にできます。
自分の好きな外観やデザインのハッシュタグをフォローした場合、同じ外観や内装が好みの方と情報を共有したり新たな発見をすることができます。

 

住宅展示場で実際の建物を見る

住宅展示場は、多くの家を見ることによって、自分たちの好みや要望を明確にすることができ理想の家への想像を具体的に膨らませられます。

 

家を建てる前に、家の形やデザイン、家のコンセプトを意識した間取りなど、理想の家への想像を膨らませることは大切です。

 

住宅展示場では、実際の建物やモデルハウスを見学でき、想像している将来の家の雰囲気を具体化し、選択肢をくらべられます。

 

実際に建物の中に入って、リビングの広さやキッチンの使い勝手、寝室の配置などを自分自身で見て、触って確かめることによって、理想の家づくりの参考になります。

 

住宅展示場に家族みんなで訪れることで、各自が家に求めるものや、譲れない部分を話し合う良い機会になります。優先順位を決めたうえで話し合いに各自の希望を取り入れていくことで、家族全員が納得できる家が完成します。

 

家族の要望を確認する

家族1人1人の希望を確認し、紙に書き出したうえで優先順位をつけましょう。間取り、部屋の数、庭、設備、済みたい場所など、各自の希望を把握し、優先順位に沿って検討を進めます。

 

たとえば、料理をしながら家族と会話を楽しむオープンキッチンを希望する方、トイレや洗面所へ行きやすい便利な間取りを望む方など、家族によって願いは異なります。

 

 

土地の条件をリストアップする(土地も持っていない場合)

住みたいエリア

家を建てたい地域や場所を決めましょう。住む地域選びは、生活の質を大きく左右するため、自分の好みや生活習慣、利便性など自身の必要性に合わせた地域選びが大切です。

 

子どもがいる家庭は、学校の近さも大切で、駅からの距離、スーパーや病院が近くにあるかなどの日常生活に必要な施設の利便性も把握しておく必要があります。

 

学区やスーパーといった周辺環境

子どもがいる家庭では、学校の学区について理解したうえで土地を決める必要があります。

 

環境の良い学校に通えることは、子どもの教育にとって大切です。学校の評価や成績などを確認し、希望する学区を見つけましょう。

 

子どもが遊べる公園や自然が多くある地域では、子どもが体を動かしてのびのび遊びストレスを発散できるだけでなくて、仕事で疲れているときなど散歩をすることができます。

 

日常の買い物に便利なスーパーやショッピングセンター、コンビニやレストランが近くにあると、生活の利便性を高めます。

 

車や自転車、徒歩など日頃活用している移動方法で、着くまでにかかる時間を確認することで通いやすさや便利さを知ることができます。移動手段として車を主に利用する場合は、道路が混雑していないか、駐車がしやすいかなども確認しておきましょう。

 

病院や診療所へのアクセスの良さも大切です。急な病気や怪我に備えるため、医療施設が近くにあることで安心感を得られます。

 

駅や交通機関の利便性

交通の利便性を条件に土地選びをすることで、長い期間便利に暮らせる土地を見つけることができます。

 

毎日の通勤や通学に鉄道やバスなどの交通機関は欠かせません。歩行距離や自転車でのアクセス、バス停の近さなどを把握して、通勤や通学に便利か確認しましょう。

 

具体的には、自宅から最寄りの駅までの距離や、職場や学校までの電車やバスの乗り換えの有無、時間帯による交通量の違いなど、生活の中で利用する時間に便利に利用できる場所を探す必要があります。

 

車を主に使用する方は、道路の混雑具合や車が通れる幅などを確認します。周辺の高速道路や主要な交通施設について把握しておくことで、長距離移動や遠方に行く必要があるときでも、便利に利用できます。

 

土地の広さ

法律によって土地のうえに建てられる建物の大きさや形状が制限されているため、広い土地を持っているからといって、自由に大きな家を建てられるわけではありません。形が特殊な土地では、設計に工夫が必要です。

 

理想の家のサイズや間取りによって必要な土地の広さは変わります。建物以外の土地で、庭やアウトドアができる空間を希望する場合は、広めの土地が必要です。子どもが庭で遊べる空間や庭園を計画する場合は、広さに余裕がある土地を購入しましょう。

 

車を所有している場合は、車を駐車するための空間を確保する必要があります。ガレージやカーポート、駐車場を計画し、駐車空間に応じた広さが必要です。

 

土地の広さによっては税金の軽減措置が受けられる場合もあります。受けられる軽減措置の内容は、固定資産税の軽減、特例控除の適用が受けられることがあります。

 

自分自身が何を受けられるのか土地によって異なるので、地方自治体や市役所、不動産会社に問い合わせをおこない確認しましょう。

 

日当たりや接している道路の方角

家を建てる場合、日当たりや接している道路の方角は、居心地がよく明るく快適な居住空間を提供します。寒冷地域では、日光を十分に取り入れることで冷暖房の費用を減らすこともできます。

 

家の前に広い道路がある場合、日当たりが良くなる傾向にありますが、交通量が多いと騒音の問題に悩まされます。また、道路が南向きだと日当たりは良いですが、居住性が高く評価され土地が高額になります。

 

敷地の形状によっては、西や東、北向きの道路でも十分な日当たりが確保できます。 敷地が角地にある場合、南向きだけでなく、東や西にも道路が接している場合があり、日中に太陽の光を複数の方向から受けることができるため、日当たりが向上します。

 

敷地の奥行きと幅に応じて、建物の配置や日当たりを調整することもできます。広い敷地の奥に建物を配置することで、庭を南向きに確保できるため日当たりが確保できます。

 

家づくりにかかる総予算を決める

自己資金(頭金)を把握する

自己資金の準備で貯めるべき金額は、物件の値段にもよりますが、物件の20%程度です。物件代金以外にも手数料や諸経費として発生する費用も把握して予算に入れておきましょう。

 

すべての自己資金を一度に用意する必要はありません。一部の金融機関では、頭金がなくても借り入れができますが、頭金を減らすと借り入れ額が増え、返済期間が長くなり利息の負担も大きくなるため注意が必要です。また、頭金がない場合、ローンの審査が厳しくなります。

 

住宅ローンの借入可能金額と月々の返済額を知る

総返済額や返済期間について計算し、収入や生活に合った金額と期間を見つけましょう。

 

家を建てるためには、住宅ローンで借り入れができる金額を理解し、返済額が毎月いくらになるのか把握することが大切です。

 

長期間支払いをしていくうえで、年間の返済額は、総収入の約20〜25%を超えないようにすることがおすすめです。金利や借り入れ期間によって毎月の返済額は変動するため、自分にあった返済内容を見つけましょう。

 

頭金がない場合、借り入れ額が増え全体の返済額も増加することによって、返済期間が長くなります。毎月の返済額が収入に対して高すぎると、生活を圧迫し、返済ができなくなってしまう場合があるので注意が必要です。

 

土地代と建築費用のバランスを考える

土地を選ぶ場合は、地域や形状によって価格が変わるため、自分の予算に合わせて検討することが大切です。土地や建物の購入、建設費用だけでなく、将来的な税金、保険、修繕費用の維持費用も計算に入れて予算を設定しましょう。

 

都市部では土地の価格が高騰していることから、住宅の購入費用は、必然的に高くなります。大きい家や多階建ての家を建てると建築費用は高額になるため、建築予定の家の大きさや機能に合わせて、土地と建物の費用のバランスを合わせることが大切です。

 

家が建つまでの期間とスケジュールを確認する

注文住宅を建てるのにかかる期間(約15ヶ月前)

土地探しと住宅メーカー探し(約15ヶ月前〜12ヶ月前)

土地探しは、希望する地域や立地条件を明確にしたうえで、インターネットの不動産情報サイトやアプリを活用して、希望条件に合う土地を探します。

 

不動産会社に依頼や相談をする場合は、地元の不動産会社に相談し、手助けや助言を受けましょう。地元の土地の情報が豊富な担当者は、地域の情報に精通しており、要望に合った土地を提案してくれます。

 

興味を持った土地がある場合は、実際に訪れ、周辺環境やアクセス、日当たりなどを確認しましょう。地理的な特徴を直接自分自身の目で見て評価することが大切です。

 

依頼する住宅メーカーにおいては、希望する住宅のスタイルや設備、広さ、予算などを明確にしたうえで、気になる住宅メーカーのカタログを取り寄せて各社の強みや建築している家の特色やこだわりをくらべます。

 

インターネットや口コミサイト、SNSなどを利用して、住宅メーカーについての口コミや評判を調査し、信頼性や実績を確認しましょう。

 

自分の希望する家を依頼できるメーカーを複数に絞り、複数のメーカーから価格、仕様、工期などの見積もりをだし、くらべるとより希望に合った住宅メーカーを見つけることができます。

 

土地の契約と住宅ローンの事前審査(約11ヶ月〜8ヶ月前)

購入したいと思う土地が見つかった場合、土地の契約を進めていきます。貯蓄している自己資金だけで土地を購入することはむずかしいため、住宅ローンを組むことを考えましょう。

 

住宅ローンは、事前に審査を受ける必要があり、事前の審査が通っていなければ、土地は契約できません。事前審査とは、銀行から借り入れができる金額を事前に確認することです。

 

住宅ローンの本審査は土地の契約後におこなわれ、事前審査で必要金額の借り入れに対して銀行から許可が出れば、後の本審査でも同じ金額を借りることができます。条件が変わった場合は、事前審査の結果は無効になるので注意しましょう。

 

事前審査を早めにおこなうことで、検討している土地が多い場合でも、自分が購入できる範囲の土地を知ることができます。

 

家の仕様を決めて住宅ローンの本審査を受ける(約7ヶ月〜5ヶ月前)

施工会社を決定し、家の広さ、間取り、設備、仕上げ材料、外観デザインといった具体的な家づくりの内容を決めたうえで、住宅ローンの本審査を受けます。

 

住宅ローンが確定した後で家の仕様を大きく変更すると、再度審査が必要となり期間が延びることがあるため、変更のない計画を立てる必要があります。

 

住宅ローンの本申請では、選択した銀行や金融機関に申し込みをおこない、収入証明書や住民税課税証明書などの必要な書類を提出します。住宅ローンの本審査では、収入や信用履歴、ローン返済能力などが評価されます。

 

工事着工から引き渡し(約4ヶ月〜0ヶ月前)

契約が完了したら工事を開始します。建設地で安全な工事と建物の完成を祈願する儀式である地鎮祭をおこなったあとに、地盤調査や基礎を作る作業が始まります。

 

家の骨格となる骨組みの建設がおこなわれたのちに、外壁、屋根、窓、ドアなどの外装部分が取り付けられ、建物の外観が形成されます。

 

外観を形成したのちに、配線、配管、断熱材、内壁など、内部の工事をおこない、キッチン、バスルーム、フローリング、天井、壁紙などが取り付けられます。室内の仕上げとして、照明器具、ドアノブ、水栓、床材などが設置され、内装が完成します。

 

すべての工事が終わると家が完成し、最後に家が計画通りに出来ているか検査を受け、問題がなければ建設担当者と建設主が共に家の確認をしたあとに引き渡しがおこなわれます。

 

家づくりの依頼先ごとの違いを知る

自分だけの家を手頃な値段で建てたいなら地域密着型の工務店

手頃な価格で地域ならではの家をつくりたい場合は工務店がおすすめです。

 

工務店は、地元の気候や土地の特性を理解しており、少ない費用で地域に合った家をつくることができます。地域密着型の工務店の場合、市内や県内で範囲を絞って仕事をしているため、地域の風土に適した設計をおこなえます。

 

工務店は、建物のカスタマイズや設計変更に柔軟に適応できる傾向にあり、建物のアフターケアや修理も迅速におこなえます。

 

地域社会との信頼関係を築いていることから、コミュニケーションが取りやすく、建設内容の進捗状況が知りやすいのも工務店の良さです。

 

信頼性が高くないと安心して建設完了まで待つことができないため、建設する工務店との信頼関係は大切です。工務店によって得意な内容や職人さんの技術力に違いがあるため、過去の施工事例や顧客の評判を調査し自分のつくりたい家にあった工務店に依頼しましょう。

 

品質保証とアフターフォローを頼みたいならハウスメーカー

家づくりの質と建設後のフォローを重視している方は、ハウスメーカーがおすすめです。ハウスメーカーは、多くの人員と充実した設備で、確かな品質の家を建てることができます。

 

ハウスメーカーでは、24時間365日の相談を受けていたり、自社の保証制度など、アフターフォローが充実しています。たとえば、家で問題があったとき、迅速に対処してくれるところも多く、安定した経営基盤を持っているため、倒産してサポートが途絶える危険性も低いです。

 

デザインや間取りにこだわりたいなら設計事務所

家づくりで、自分だけの個性的な家を建築したい場合は、設計事務所がおすすめです。

 

設計事務所は、細部までこだわれる自由設計ができ、数多くの希望を聞き取り入れることで、自分だけの個性を取り入れた理想の家を形にできます。

 

たとえば、キッチンやリビングルームの配置や窓の大きさや位置、部屋の間取りまで、細やかな要望を叶えられます。また、設計士と一緒にプラン内容をつくることで、自分自身が家づくりに深く関与でき、自分の考えや希望を伝えやすいことで、納得して家づくりができます。

 

 

最新記事をもっとみる