平屋のガレージハウスの魅力は?気になる費用や間取りテクニックも


車好きなら一度は憧れる「平屋のガレージハウス」。愛車を雨風から守れたり、家の外観もかっこよくなったりと、さまざまなメリットがあります。一方で、一度建てるとガレージのサイズ変更が難しいため、今後の車の購入計画をよく考えた上で間取りをデザインしなければならないなどの注意点もあります。今回は平屋のガレージハウスの魅力やメリット・デメリット、費用などについて解説していきます。平屋の特徴を活かしながらのガレージハウスについてよく理解し、購入を検討する上での参考にしてください。

平屋の良さとガレージハウスの良さ

平屋の特徴は階段がなく、全ての部屋が一つのフロアに収まるという点です。階段がないため移動がしやすく、歳を取ってからでも負担が少ないでしょう。

また建物は高い位置の方が揺れが強くなるため、平屋は2階建て以上の家と比べて「地震に強い」という特徴もあります。またメンテナンス時にも足場を組む必要がないため、その分の費用も安く抑えられるのも嬉しいポイントです。

ガレージハウスの良さは、愛車を雨風やいたずら、盗難などから守ることができる点です。また雨の日も荷物を濡らさずに屋内へ移動させることができたりします。

ガレージハウスのメリット

ガレージハウスのメリットを3つ解説します。

  • 駐車場代が無料
  • 荷物の出し入れがスムーズ
  • 車やガレージも家のデザインの一部として機能する 

順に解説していきます。

駐車場代が無料

1つ目のメリットは「駐車場代が無料」であること。ガレージハウスは1階部分に車を格納するスペースがあるため、当然駐車場代がかかりません。一方、敷地内に駐車スペースがない一戸建て住宅の場合は、別途駐車場を借りる必要があります。毎月の駐車場代を節約できるのはガレージハウスの大きな魅力の1つでしょう。

荷物の出し入れがスムーズ

2つ目のメリットは「荷物の出し入れがスムーズ」という点です。ガレージとキッチンをつなぐドアをつくれば、スーパーでまとめ買いした食料品など重い荷物をスムーズに家の中に入れることができます。また、たとえばBBQに行くためにクーラーボックスを家から車に入れる際も、わざわざ玄関から回り込む必要がないためスムーズです。この「荷物の出し入れのしやすさ」というメリットは、小さな子どもがいる家庭はもちろん年配の方にも嬉しい点でしょう。

車やガレージも家のデザインの一部として機能する

3つ目のメリットは「車やガレージも家のデザインの一部として機能する 」という点。シャッターを開けて愛車を外に露出させておけば、愛車も家のデザインの一部として機能します。ライトアップにこだわればクールな印象にもなります。

ガレージの奥にお酒を飾ったカウンターを覗かせれば、家の中に大人の秘密基地空間があるように見せることもできます。このように、車やガレージを家のデザインとして活用すれば、より魅力的な家にすることができるでしょう。

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ガレージハウスのデメリット

続いて、ガレージハウスのデメリットを3つ解説します。

  • 居住空間が減ってしまう可能性がある
  • 建築費用が割高になる
  • 家を建てたあと、車の台数・大きさを増やせない

デメリットもしっかり把握して、ガレージハウスを検討しましょう。

居住空間が減ってしまう可能性がある

1つ目のデメリットは「居住空間が減ってしまう可能性がある」ということ。車両のドアの開閉スペースも考えると車1台に対し最低でもガレージは間口3.5m、奥行き5.5m程度のスペースが必要とされています。つまり、そのスペース分、居住空間が削られてしまうことになります。

複数台の車を所有する予定であれば、なおさらガレージは広く設計しなければなりません。平屋の場合は2階や3階など上のスペースを確保できないため、居住空間の確保は難題の1つといえるでしょう。

建築費用が割高になる

2つ目のデメリットは「建築費用が割高になる」という点です。ガレージハウスは一般的には少し贅沢な住宅といえます。強度面からコストの高い素材が採用されるほか、工法も限られ、シャッターや換気口などの設備費もかかります。

家を建てたあと、車の台数・大きさを増やせない

3つ目のデメリットは「家を建てたあと、車の台数・大きさを増やせない」ということ。これは建築後、ガレージのサイズ変更が難しいためです。そのため、設計段階において「将来的に車を何台買う予定なのか」「車を買い換えたとして、どれくらいの大きさのものにするか」などをよく考えておく必要があります。車は家族構成や年代によっても変更が起こりうるものです。家族ともよく相談した上で、ガレージのサイズを考えましょう。

平屋にガレージを付ける場合の間取りの工夫

平屋にガレージを付ける場合の工夫を4つ紹介します。

  • まずは居住スペースを確保する
  • ガレージから離れた位置に寝室を置く
  • ガレージにドアを設置して、居住空間とつなぐ 
  • リビングから愛車を眺められる間取りにする

まずは居住スペースを確保する

1つ目の工夫は「まずは居住スペースを確保する」です。平屋の場合、2階がないため「居住スペースの確保→ガレージハウスのスペースの検討」という順で考えることが大切です。

どちらのスペースも十分に取るとなると、想定以上の土地の広さが必要な場合があります。持っている車の大きさと居住スペースの広さについて、住宅メーカーとよく相談するようにしましょう。

ガレージから離れた位置に寝室を置く

2つ目の工夫は「ガレージから離れた位置に寝室を置く」です。ガレージの近くに寝室など家族がくつろぐスペースを置いてしまうと、たとえば夜遅くに車で帰宅した場合、振動やシャッター音・エンジン音で家族に迷惑をかけてしまう可能性があるからです。

特に平屋でガレージに接する部屋には、音が響いてしまいます。真横など、音が響きやすい位置にはなるべく寝室を置かないようにしましょう。

ガレージにドアを設置して、居住空間とつなぐ

3つ目の工夫は「ガレージにドアを設置して、居住空間とつなぐ」ということ。わざわざ車を降りてガレージを出たあとに玄関から家に入るより、ガレージにドアを設置して、そのまま家に入るほうが楽ですよね。たとえば買い物でよく車を使う場合は、ガレージの近くにキッチンを置き、ガレージのドアから入ってすぐキッチンに行けるようにすると便利です。スムーズな動線を確保する上でもドアの設置を検討しましょう。

リビングから愛車を眺められる間取りにする

4つ目の工夫は「リビングから愛車を眺められる間取りにする」です。スポーツカーや旧車など、“自慢の愛車をいつでも眺めていたい!”という車好きの方は、ショールームに見立てたガレージづくりをしても良いでしょう。

リビングとガレージを隣接させて、その間の壁にガラス窓を設置すれば、リビングに居ながらにして心ゆくまで愛車を眺めることができます。

これらの工夫は十分な敷地がある平屋ガレージハウスだからこそ叶えられるものであり、魅力的な空間演出と言えるでしょう。

ガレージハウスの気になる費用

最後にガレージハウスの費用について、ガレージハウス全体の費用は面積やエリアなどにもよるため一概にはいえませんが、安いものだと1,000万円台から建築できる物件もあります。

また、気になるガレージ部分の建築費用ですが、一般的に50万円〜80万円/1坪といわれています。車1台につき5〜6坪は駐車スペースが必要なため、1台あたりのガレージ部分の建築費用は250万円〜400万円程度と認識しておきましょう。もちろんこの金額はガレージの仕様によって、例えば電動シャッターを付けるか否かなどによっても異なるため、あくまで参考程度にしてください。

具体的な金額については実際にガレージハウスを建てる住宅メーカーに見積もりを依頼するのが一番です。自分の要望を伝えた上で、複数の会社から合い見積もりをとるようにしましょう。

まとめ

車を手入れしたり、眺めたり、また家のデザインとしても車が機能するガレージハウスは車好きならぜひ建ててみたいと思いますよね。一方で、費用がかかったり、居住空間とのバランスが難しかったりとデメリットもあります。もしガレージハウスを建てたいという方は、住宅メーカーに施工実績があるか質問してみましょう。自分たちの好みのスタイルを実現してくれる会社を見つけてみてください。

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